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偏愛食品#70:またまたタマネギたまげた話(319/1000)

ははは。新タマネギはまだまだあるのだよ。なにせ在庫は10キログラム。
そして日々食べ進む喜び。本日はこれを作ってみました。

この黄色い皿は結婚祝いでもらった大きな皿。
色といい模様といい大きさといい、祝祭感あふれる品なんです。ペアで2枚持っている。
ここのところの大量タマネギ料理を載せるには重宝していて、日々大活躍しています。

そうして本日載せたものといえば、くし切りタマネギの豚バラ巻き。
「どんな野菜でも肉で巻けばボリュームが増えて美味しくなる」という家訓に則って、初めてやるけど巻いてみたわけ。
濃いめの甘じょっぱ味。
どう考えても間違いのない、起きるはずのない組み合わせですよね。

ぱくり。
もしゃもしゃ。
ふむ。間違いのないと思っていたけど、やはり間違いがない。
肉の旨みをさわやかで瑞々しいタマネギが受け止め包み込み、複雑な味わいに昇華する。
はあ、んまい。

ここのところ気持ちのおもむくままにタマネギの話ばかり書いていて思うんだけど、家にずっといると新しいことになかなか出会いませんよね。
これまでは知らない街に行ったり、思いもかけない話題になったり、人と人とが混ざるところに妙味を感じていたのに。人と会わなきゃそういうこともなく。
それでも日々なにかしら食べているし、ほぼ家でも飲んでいるし、そこにそこはかとない新しいなにかを感じているのであります。
普段なら見過ごしてしまうような些細な事にもフォーカスできるようになってきたのは、この2ヵ月あまりの蟄居ライフによる変化でしょうね。針小棒大作戦。

そういうわけで本日はくし切りブタ巻ネギのほかに、タマネギ丼親子乗せも作りました。

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ものを知らない世間の人は、あっ、親子丼だ! なんて言うかもしれませんが、これはあくまでもタマネギ丼。タマネギを食べる丼です。鳥肉と玉子はその引き立て役に過ぎないんだよ。
タマネギを大量に炒めることによって放出されたタマネギ汁が汁だくになっていて、さらさらかき込むように食べるのもオツなものです。

これまでのすべての新タマネギ料理について「おいしい」としか表現していないのは、表現技術の拙さはさておき、ほんとうに、大事なことだからもう一度いいますが、ほんとうにおいしいからなんだよ。
タマネギってこれまでも憎からず思っていたし、気が付けばいつも傍にいた。そんななにげない存在が、これほど違って見えるとは。
1週間前のS子ちゃんの投稿が、人生に新しいヨロコビを加えてくれたんですねー。有難いことです。
見逃さなかった自分もエライけどね、えっへん。

みんなも面白そうなことには、どんどん首を突っ込むといいと思います。好奇心は、剝いても剝いても無くならないからね、無限タマネギのように。


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