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ゲーム原点、振り返りといま

タイトル画像・・・SNES(北米版スーパーファミコン)1994年、ロードオブザリング第一巻。

このゲームは1990年、インタープレイ社からMS-DOSをプラットフォームとして発売、日本には1991年、PC-98をプラットフォームとして移植された。これがわたしの家庭用ゲームの原点で、ドドドド・ドっド〜、ハマりしてズブズブのゲーム沼の生き物になった。トールキン大好きだったから。今も好きです。

ちなみにアーケードゲームのデビューは1976年、テーブル筐体でタイトーが移植した「ブロック崩し」。祖母が飲食店をやっていて、祖母の店に導入されたのがきっかけ。何年前?44年?時の経つのは早い・・・。てか、100年のほぼほぼ半分やから。ゲーム歴、44年です。

それで何が言いたいかというと、この「ロードオブザリング第一巻」、トールキンの指輪物語三部作の第一部をRPGにしたもので、どハマりしたこのゲームを時々立ち上げたくなる、なるんだけど、MS-DOS、しかも5インチフロッピーディスクのゲームを動かす環境がない。ウィンドウズで動くROMデータも入手したことあるんですが、音源がうまく再現されないので別物。パッケージはいつも手元にあって眺めているほかないという状態で放置プレイされてました。

時は2020年12月5日、土曜日。しばらく話してなかった遠くにいる古い友達とゲームの話しでチャット。LOTR(ロードオブザリング)第一巻の話をしたのでサーチしたら、冒頭にあげた1994年にSNESに移植されてたことをここで初めて知った。もうちょっと調べたら、プレイ動画もYouTubeにある。音もかなりオリジナルに近いレベルで移植されていて、「これは、買いだ!」買いだ、買いだ!!

北米版のゲームは、ゲームボーイやゲームボーイアドバンスは日本のハードで遊べるし、DSも遊べるんだけど3DSはだめ。Genesis(北米のメガドライブ)、SNESも北米版ハードがないと動かせない。これまでハードルが高くて、かろうじて北米版3DSのハードを入手したぐらいで、これも放置プレイ状態だった。

買いだ、買いだ!の勢いで北米版どうやって遊ぶかな、と調べたら、基本はROMデータをエミュレータで動かすのが王道だけど、2015年にすごい手軽なエミュレータが発売になってたことを知る。これ。↓

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とにかく簡単に吸い出せるらしい。1994年SNES版、LOTR第一巻をやりたいの一心で、まず当該のSNES版LOTRのカートリッジが入手可能なことを確認した上でポチる。12月6日の注文で、7日月曜日にはもう着いた。最近はTVでゲームをやることはもうほぼほぼなくて、ニンテンドースイッチからジョイコンを分離してジョイコングリップに挿してスイッチをオサレなスタンドに置いてゲームをするパターン。ジョイコンもネオンカラーや限定カラーがたくさん出ていてジョイコン(とグリップも)大人買いして気分で色を変えて楽しむスタイル(笑)。たまにプロコンも使うけど、やっぱりカラフルなジョイコンを着替えて楽しむのは気分がアガル。

TVには3系統しかHDMIを挿せないのでAVレシーバーを介してゲーム機をいくつか繋いである。XBOX初代、XBOX360、XBOX ONE X、とスイッチのドックが一応繋がってる。でもしばらく使わないとどのボタンに何を繋いでたのかそもそもどのチャンネルで出力するのかも思い出せないような状態で、入力ポートの確保から始まるのでめんどくさい。しかもレシーバの背面はケーブルだらけだし掃除しながらだし、まずこの作業がハードル高いよね。

はやる気持ちをなだめつつ、ようやく接続完了して電源投入、ワクテカで立ち上がりを見守る。(ワクテカって死語らしい。でもいいんだ、どうせレトロゲームの話なんだし)で、カセットを挿してみる。最初に吸い出したのはゲームギアのカセットだった。直近まで遊んでたのはゲームギアだったから。春先に、液晶を現代の解像度の高いものに換装したゲームギアのハードを入手してから、しばらくゲームギアで遊んでいたからという理由。SFCのカセットも挿してみたけど、SFCは抜くときに引っかかる感じで壊しそうでかなり気を使います。

驚いたことはとにかく吸い出しが早い!早すぎるぐらい。一息で終わります。で、マイクロSDカードにインストールしたら後はカセットは不要、インストールしたデータでいつでも遊べます。吸い出し用の基板がセットされてる外側の箱をのけたら、本体はスマホを2枚重ねたぐらいの大きさと厚みで、めちゃ軽快です。本体だけなら、わざわざTVで遊ぶよりは小さいモニターを用意してスイッチみたいにチマチマ遊べたらいいな。

北米版のGBAソフトがいつくかあったのもスイスイ。あとは米Amazonで注文したSNES LOTRが届くのを心待ちです。チマチマ吸い出してたらライブラリはあっという間に50本を超えてました。MDの相当好きなソフトも数本。無事吸い出してデモプレイをTVで流しているだけでも気分が盛り上がる。ゲームギア、ゲームボーイアドバンスのソフトが思いのほか多くて、自分がゲームギアやアドバンスをこんなに愛していたんだ!と初めて知った気分。そういえばもう何年も、ずーとずーと愛してたのは3DSだった。そうなんだなぁ、自分にとってこの20年のゲームライフは、ポータブルなプラットフォームを好んだんだね。テレビでゲームをしてたのは、90年代の短い時間だけだったんだな。おそらくは5、6年の間だけ。でも、原点のLOTR第一巻(PC)にしてもそうだけど、モニターの前に座ってやり込んだゲームが、自分にとって思い出のゲームになっていると思う。大きなモニターでやり込むことが、魂に刷り込まれるってこと?そうか。刷り込みには、画面の大きさが効いてるのかもしれない。ブラウン管とか、プラズマとか、エネルギーの大きいフォトンが刷り込みに影響するのかも。ありえる話では。

翌日、20年ぶりぐらいに近所の中古のゲームショップに行ってGBとGBAのソフトを5本ぐらいゲット。980円、やっす。しばらく姿が見えなくて探していた気に入りのSFCのソフトも無事発掘(うちの倉庫は本とAVとゲームのアーカイブがとにかく膨大でまじで宝探し)、思いがけないソフトも一緒に大事にしまってあって、またまたワクテカ。買ってきた5本と堀り起こしたカセットも吸い出して、ライブラリはきょう現在63本。でもメモリ500MBぐらいしか使ってない。このハードはマイクロSDカード32GBまで認識するそうで、たまたま手元にあった使ってないマイクロSDが32GBだったのも何気に嬉しかったりした。

この、「思いがけないソフト」はSFCの「アリョール」というゲームで、誰かに勧められて入手したけど、オープニングからほとんど記憶にないから全然遊ばなかったんだな。マルチエンディングだそうで、1回目は4つあるエンディングの、下から2つ目、どっちかというとバッドなエンディング。グッドエンディングを見るべく、2周目に入ったとこ。さっそくハマっている。相当好き。お宝ソフトだった!

タイトル画像のインタープレイのLOTR第一巻だけど、これはトールキン界隈の有名な挿絵画家の「ヒルデブラント兄弟」の挿絵が使われています。91年PC-98に移植されたソフトのおまけにこのヒルデブラント兄弟の挿絵のポストカードがあって、長らく大事にしていたけど、最近見ない。どこにはさんでしまい込んでしまったか気になっています。

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