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デッキ紹介#01_『偽骸雪姫(ギガユキヒメ)』

1.はじめに

 こんにちは、ちょぱんと申します。前回の記事をご覧いただいた方、ありがとうございます。
 前回は『No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon』1枚についての考察でしたが、本記事ではこのカードを使ったデッキ

『偽骸雪姫(ギガユキヒメ)』

をご紹介します。どうかお付き合いください。

ちなみにデッキ名の由来はサムネの通り「偽骸+白雪姫」。「クソデカ羅生門」感があって良いですね。

2.デッキレシピとコンセプト

 何はともあれレシピから。

01_レシピ

 ギミックは次項で紹介しますが、

・『No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon』をエースとする

・それ以外のカードでも戦えるようにする

・動きを多彩にして飽きが来ないようにする

をコンセプトにしています。

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3.メインギミック

 さて、先ほど『No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon』をエースとする、と述べました。今回は『No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon』の最後の効果、「素材を持って破壊された場合、蘇生して除外カード×1000のATKアップ」を利用し、万越えのATKでワンショットキルを狙うことがゴールです。


 ではいかに召喚するのか。今回は『RUM-アストラル・フォース』を『覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード』に打つことで出力します。

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 この『覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード』はランク7でありながら、「リベリオン」Xモンスターに重ねるという召喚も可能です。メインデッキにレベル7モンスターを採用せずして、ランク7モンスターを出せるわけですね。これを使わない手はない。それ以外の効果は使用せず、純粋に下敷きになってもらいます。

 重ねる「リベリオン」Xモンスターには『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』を採用しました。

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 ランク4Xができればエースまでつながります。素材2体のランク4の召喚は容易なはず。これで出力の方向は決まりました。


 残る課題は大きく3点。①ランク4を出すこと、②除外枚数を稼ぐこと、③『No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon』を破壊すること。

 『マクロコスモス』などの無差別除外は、『No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon』が自身の効果で「墓地から特殊召喚」できなくなるためアンチシナジー。

 どうせなら①ランク4が出せて、②除外が絡むカードが良い。つまり、

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 これです。『妖精伝姫-シラユキ』によって除外枚数を大きく稼ぎ、同時に『ジャイアント・レックス』をコストにすることでランク4を出す準備も整います。1回の発動で6000打点を確保できますが、ワンショットキル狙いならもう1回くらいは効果を打ちたいところです。さらに③破壊もしたい。


ところで破壊と言えば。

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 『ブラック・ローズ・ドラゴン』は相手の場を更地にできる点からも好相性です。レベル7シンクロ。と言うことは。

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 『亡龍の戦慄-デストルドー』とレベル6以下のモンスターで作れます。シンクロ素材は適当な低レベルモンスターでもいいですが、『妖精伝姫-シラユキ』も当然可能です。

 先述の方法で『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』を召喚し、効果を使用してX素材の『妖精伝姫-シラユキ』を墓地へ。再度『妖精伝姫-シラユキ』を特殊召喚して『ブラック・ローズ・ドラゴン』が作れます。2度『妖精伝姫-シラユキ』の効果を使用したので、除外は14枚-『ジャイアント・レックス』の13枚、『No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon』ATK13000の完成。文句なしの打点です。ゴールまでの道筋がほぼ完成しました。

 以上が本デッキのメインギミックです。

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4.採用カードについて:メインデッキ

 このメインギミックの課題は、『妖精伝姫-シラユキ』のコスト確保にあります。幸い『RUM-アストラル・フォース』は墓地から自己サルベージでき、キーパーツである『妖精伝姫-シラユキ』『ジャイアント・レックス』『亡龍の戦慄-デストルドー』はすべて墓地に居てほしいため、無差別に墓地を肥やすカードを採用しました。

 同時にコンセプトで触れた、

・それ以外のカードでも戦えるようにする

・動きを多彩にして飽きが来ないようにする

を満たすために、メインデッキのモンスターは同名1枚ずつのハイランダー構築にしています。ここは私の趣味に近いので、コンボパーツを複数積むのもありでしょう。

 以下は採用カードと理由ですが、冗長になるのでグループごとにご紹介します。要するに「墓地肥やしカード」「墓地効果カード」の詰め合わせです。読むのが面倒な方は飛ばしていただいても大丈夫です。

『バスター・モード』出張パーツ:『混沌魔龍 カオス・ルーラー』による墓地肥やしのための出張。

【クラウンブレード】、【ZS】、【スクラップ】などのレベル4モンスター群:汎用ランク4召喚出張パーツとして。

【ライトロード】モンスター及び『光の援軍』:元祖無差別墓地肥やし。コストで墓地を肥やせるうえ、名称ターン1のない『光の援軍』はぜひ初手に引き込みたいカードです。『トワイライトロード・ジェネラル ジェイン』は『闇の誘惑』のコストに。

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【オルフェゴール】:墓地効果を見込み採用。『宵星の機神ディンギルス』を狙います。

『影星軌道兵器ハイドランダー』:墓地を肥やす動きとマッチしつつ、コストでさらに墓地を肥やせるため採用。切り札その2。

『ネメシス・キーストーン』:繰り返し『妖精伝姫-シラユキ』のコストになる&除外されたモンスターを回収&リンクリボーの無限コスト、と役割の多い潤滑油。

『煌々たる逆転の女神』:『妖精伝姫-シラユキ』の効果により条件を満たしやすくなります。切り札その3、というよりロマン枠。

『混沌の黒魔術師』:『煌々たる逆転の女神』から出す筆頭候補。そこから相手エンドフェイズに『RUM-アストラル・フォース』をサルベージするとロマン度が高まるための採用です。

『RUM-アストラル・フォース』:サルベージ可能とは言え制約が重く、なるべく素引きしたいので3枚。

『ゼアル・コンストラクション』:サーチ効果も優秀ですが、手札に来てしまった『バスター・モード』や、『光の援軍』のための【ライトロード】モンスターをデッキに戻す役割があります。

罠カード:どれも汎用的ですが、『RUM-アストラル・フォース』を自身の効果でサルベージしたあとに1ターン凌ぐためのカード、展開用カード、妨害回避カードとなっています。


5.採用カードについて:エクストラデッキ

 ここまで長々とお付き合いいただき、本当にありがとうございます。今しばしご辛抱を。次はエクストラデッキのモンスターについてです。

『混沌魔龍 カオス・ルーラー』『永遠の淑女 ベアトリーチェ』『ライトロード・セイント ミネルバ』:初動で出したい墓地肥やし要員。

 ※『ライトロード・セイント ミネルバ』に『RUM-アストラル・フォース』を打てば『永遠の淑女 ベアトリーチェ』が出せます。RUMが序盤にも役割を持てるので気に入っています。

『シューティング・ライザー・ドラゴン』:『亡龍の戦慄-デストルドー』から出します。ピンポイント墓地肥やし&妨害として相手ターンに『ブラック・ローズ・ドラゴン』を出すための採用です。『亡龍の戦慄-デストルドー』はS召喚後デッキの底に戻りますが、『シューティング・ライザー・ドラゴン』で墓地肥やしをすればデッキをシャッフルできるので、あとは気合で引きます。

【オルフェゴール】セット:メインギミックが苦手とする破壊耐性持ちを突破したり、場合によっては『ブラック・ローズ・ドラゴン』の破壊から自分だけ身を守ったりと攻守ともに優秀です。

その他ランク4モンスター&『リンクリボー』:とどめは『No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon』に任せられるため、ライフを削ることよりも身を守ったり場持ちを良くするカードを選んでいますが、環境を見て柔軟に入れ替えたい部分です。


6.今後の課題

 以上、採用カードを理由と共に羅列しました。本項では現状の構築における課題をいくつか挙げていきます。

①無差別墓地肥やしという運要素:ハイランダー構築も相まって、キーパーツが落ちないときは本当に落ちません。逆に初手で10枚以上肥やして決めることもあるため、ハイリスクハイリターンな戦術を取ることになります。

②バック除去の薄さ:上級・EXのモンスターでなら相手の魔法罠にも触れますが、その前に『虚無空間』が出ると手も足も出ません。

③手札や墓地からの防御札:『No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon』に『無限泡影』などを当てられるとATK0になり、消費リソースを取り返せず敗色濃厚になります。

7.終わりに

 いかがでしたでしょうか。初のデッキ紹介と言うことで至らぬ部分も多々あったかと思います。メインギミックにしても先駆者がいたり、『ブラッド・ローズ・ドラゴン』でさらに打点を挙げる構築があったりすることでしょう。

 また、前項の課題は今後も考えなければいけません。しかし、ひとまず自分のデッキをこのような形でアウトプットできたことには満足しています。

 皆様がこの記事を楽しんで読んでいただけていれば幸いです。それでは。

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