Act.108 笑顔の力とファシリテーション
チェックイン ちょんせいこのサマードリル講座参加者募集
こんにちは。ちょんせいこのファシリテーターラジオです。こんにちは。ちょんせいこのファシリテーターラジオです。この番組は、ひとやまちが元気になる「ファシリテーターのスキルとマインド」を全国に広げるちょんせいこが、日々の会議や学びの場づくりに役立つ情報をお届けしています。
2024年6月21日です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。宣伝です。8月9日ー11日まで大阪市中央区「ちょんせいこのサマードリル講座」が開催されます。夏のファシリテションフェスティバルなんて呼ばれていたりもするこのサマドリ 。9日の夜はプレワークショップ。10日、11日の2日間は朝から夕方まで、とにかくファシリテーションについて練習を繰り返して、ドリル、ドリルという感じでファシリテーションスキルを身につけるというプログラムです。ファシリテーションは初めてです!という方から、プロとして活動されている方まで。みんなで集まってファシリテシーション を学ぶ3日間。ぜひ、お越しください。1日だけの単発参加もOKです。オンラインでのご参加も可能です。リンクを貼っておきますので、この機会にぜひぜひ、お会いしましょう!サマドリ でファシリテーションスキルを集中的に練習しましょう!お待ちしています。
ということで、本日のちょんせいこのファシリテーターラジオのテーマは「笑顔の力とファシリテーション」です。笑顔の力とファシリテーション 。場づくりを進めていくときに、ファシリテーターに求められる姿勢として大切なのは何ですか?と聞かれたとき、私は「好意的な関心の態度」とお答えしています。この「好意的な関心の態度」は、本当にその通りで「私はあなたに関心を持っていますよ」という態度のことです。「愛の反対は憎悪ではなく無関心だ」はマザーテレサの言葉ですが。私はあなたに、あるいはこのトピックに関心をもっていますよ・・・ということを態度で示すことが、ファシリテーターの基本的な姿勢のひとつだと考えています。そう、好意的な関心の態度だから、好意的な関心をもっているだけではダメで、それを態度で示すことが大事です。その要素のひとつが「笑顔」だと私は考えています。笑顔。あなたはいかがですか。今週は笑顔で過ごしましたか。笑顔多めの1週間だったでしょうか。それともチョットしぶめのお顔だったでしょうか。
というわけで、今日のちょんせいこのファシリテーターラジオは、笑顔の力とファシリテーションについて、お届け致します。それではちょんせいこのファシリテーターラジオ、スタートです。
身近なファシリテーター 3人の顔を思い浮かべてください
というわけで。今日のちょんせいこのファシリテーターラジオは、笑顔とファシリテーションをテーマにお届けします。笑顔とファシリテーション。あなたは、どんなことを思い浮かべるでしょうか。
ここで問題です。あなたのまわりにいるファシリテーターを3人思い浮かべてください。おお。3人。3人もファシリテーターはいない!という方もいるかもしれません。まあ、ご本人にファシリテーターという自覚がなかったとしても、ファシリテーター的ポジションの方を3人思い浮かべてみましょう。上司や同僚、もちろん部下でもOKです。実際に会ったことがある人のほうが良いと思います。友達や一緒にN`POやサークルで活動しています。とかも、もちろんOK。そして、そして。もちろん、このラジオを聞いてくださっている「あなた」も3人の中に含めていただいてOKです。もし、可能だったら、お手元に3人のお名前をメモしておくと考えやすいかもしれません。
それでは質問です。「はい」か「いいえ」でお答えください。
あなたのまわりの3人のファシリテーター、あるいはファシリテーター的ポジションの方の日頃の表情を思い浮かべてみましょう。次の質問にお答えください。質問です。その3人のベースの表情は「笑顔」である。ベースの表情が「笑顔」である。いかがでしょうか。「はい」と「いいえ」でお答えください。いかがでしょうか。3人3様でそれぞれかもしれませんね。ベースの表情は難しい表現ですが、笑っているときが多いとか。ちょっと声をかけたとき、あるいは場の進行をしているときに基本、笑顔が基本だとか。その人の顔を思い浮かべたときに笑顔だとか。すっごいニコニコ笑顔でなくても、お話されるときにくらーい顔。こわーい顔ではなく、しぶーい顔ではなく、基本的に笑顔。そんな感じでしょうか。いかがですか。
笑顔で場をホールドするということ
笑顔の効能っていろいろあると言われています。例えば、「笑うとリラックスして免疫力があがる」とよく言われます。健康にいいという感じでしょうか。この考え方をファシリテーターにあてはめてみると、例えば、私たちの現場にいるファシリテーターが基本、笑顔で場をホールドしていれば「場にリラックス、つまり安心や安全が生まれて、課題解決力がアップする」と言えるかもしれません。
実は先日、とある現場に入ったのですが。今年に入って新しくきたリーダーの方が、基本、いつもニコニコ笑顔なんですよね。とても素敵な笑顔で場をホールドしてくださっている。それは、もう、それだけでファシリテーションだなという感じ。結構、厳しい局面を迎えている現場だったのです。大きな決断もしなくちゃいけない。その決断によっては、組織に大きな痛みも生まれるかもしれない。もしかしたらエンドユーザーであるお客様にもご迷惑をおかけするかもしれない。でも、それだけはどうしても避けたい。頑張ろうということで、その新しくきたリーダーが、いつもニコニコ笑顔で場をホールドしているから、メンバーのみなさんもリラックスして前に向かって進んでいこうとされている。もちろん道は厳しいから緊張感があるんだけど、でも、まずは、みんなでゴールを定めて頑張ってみようと思える。そんな環境調整ができているんですよね。これって、すごい大きなことだな。笑顔でいるということは、それだけでファシリテーションかもしれない。ファシリテーション なんだと改めて思った次第です。
チェックアウト 対局にあるのは無関心と不機嫌
その対局にあるのが、先ほどのマザーテレサの言葉にもあったように「無関心」。そして「不機嫌」ですね。この無関心と不機嫌は、本当にやっかいだなと思うんです。それだけで場を冷やすなあ。メンバーが萎縮して、ひどいときにはドンドン、メンタルダウンする人が出てきちゃう、力が発揮できない。みたいな現場もあります。例えば「あなたが何をやっても私には関係ありません」という態度はみんなのやる気をそいでしまいます。
また、笑顔はあるんだけど、ご機嫌なときと不機嫌なときの差が大きかったりすると、周囲の人がいつも、いつも「今はご機嫌かな」「今日は不機嫌かな」というふうにそのファシリテーターの顔色を伺う必要があったりすると疲れちゃいますよね。DVの構造と同じです。
ひどいときには恐怖を感じて周囲が萎縮するという危険な現場をつくってしまいます。無関心や恐怖、不機嫌などが場をホールドしてしまうとしんどいですよね。メンバーのみなさんもしんどい状況の中で生き残るために体力温存に走ってしまいます。自分の力を発揮する、発揮して生きるということが難しくなり、力を出さなくなっちゃう。それもファシリテーターが正しければ正しいほど。正論なほど、相手を追い詰めちゃうなんて現象もよくあります。
会議のファシリテーターであれ、研修のファシリテーターであれ、プロジェクトマネジメントのファシリテーター であれ、ファシリテーター型のリーダーであれ、基本、場をホールドするときには、笑顔が基本であればいい。そのためには、シンプルで成果を積み重ねていくプロセスを育むことが大事になる。やっぱり笑顔が基本の安心、安全の場づくりがみんなが力を発揮しやすくなる。相互作用というか、いい循環が起こっていくことが大事だなと思っています。というわけで、みなさま。今日も笑顔で場をホールドするファシリテーターとして、素敵な1日を過ごしましょう。笑顔の力はすごい。伝播していくなあと実感する今日、この頃です。ベースが笑顔の人は。それだけでファシリテーター。尊いですねえ。どうしても笑顔になれないようだったら、ご相談ください。一緒に考えましょう。
それでは、コメント返しです。
というわけで、いかがだったでしょうか。今日のちょんせいこのファシリテーターラジオ。
今日も素敵な1日をお過ごしください!ありがとうございました。
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