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2023年運勢展望〜春分図・日食図を読む〜

みなさまこんにちは。長南です。2022年もあとわずかとなりました。個人的には年末感もクリスマス感も皆無なのですが(笑)、暮れの定番コンテンツの来年の運勢展望をお届けいたします。

2022年運勢展望のおさらい

その前に、2022年がどのような年であったのか、去年末に私が書いた展望はどうだったのかふりかえってみたいと思います。昨年私はこんなこと書いておりました。

・ 2022年前半に大きな課題に直面する可能性あり。課題の内容はコロナオミクロン株、新たな変異種、その他秘密や隠れた障害などだが、何がやってきても対応できる心構えをもつこと
・ コロナに対する基本的な感染対策は引き続き実施する必要がある。しびれをきらしてガードを下げることのないように
・ 良くも悪くも格差が広がる、ポストコロナの格差社会が見えてくる。経済力や知識、コニュニケーションを最大限に活用しアンダークラスに転落しないようにすること
・ ニューノーマル社会で何が美しいのかを、つきつめて考えること。そして文化・芸術の嗜みをもつこと
・家族や身内とはよくコミュニケーションをとり衝突しないように心がけること

「2022年前半に大きな課題に直面する可能性あり」というのは2022年5月の日食図を見て書いた内容で、12ハウスがキーポイントとなるところを受けて書いたものです。私はこれを見てオミクロン株の感染拡大、そしてよくわからないけれども秘密や隠れた障害がやってくるのではないかと見ておりました。

オミクロン株の感染拡大については占いでどうこうする以前に見えていたところですが、「秘密」であったり「隠れた障害」といったものは、安倍元首相の銃撃殺害、それをきっかけにして吹き出してきた旧統一教会と政治とのかかわり、カルト宗教の内部状況がある程度明るみになったことがいえると思います。このときのディスポジターダイアグラムでは天王星と海王星がミューチャルレセプションとなっていたので、この出来事を示唆してたように思います。振り返ってみれば「そういうことか」ということになりますが、さすがにこれは予測が難しいとボヤいておりました。

世界的にはロシアのウクライナ侵攻ということがあげられると思いますが、そこはあまりフォーカスを当てられていなかったように思います。

コロナについては2022年12月時点では「終息」とはほぼ遠い状況で2023年もひきつづき対策を継続する状況で、ここ最近では中国でのゼロコロナ対策が崩壊して感染爆発、および死者が増えているという報道があります。この事象で新たに危険な変異株が出現しないことを祈りたいところです。

格差の拡大については展望で書いたとおり拡大してきているところがありますが、どうやら私がアンダークラスとして表現している層の方の一部が極端な思想に染まっている(というより毒されている)という状況が見えてきたように思います。極端な思想というのは、陰謀論・QAnon・Antifaであったり、反ワクチン・反コロナであったり、極端なロシア擁護であったり、カルト宗教だったり、極端なスピリチュアリズム信奉だったりするところです。ある程度個々の生活が回っているのであればこのような思想にハマる必要はないのですが、実施はそうではなく、生きていく上で感じる強いストレスが極端な何かに駆り立てる構造があるように思います。

その状況でしっかりした思想や文化・芸術に向かっている人は相対的に実りある状況が生まれつつあるのが、2022年12月の状況なのではないかと思います。

次の1年を西洋占星術で観る

去年と同様、2023年の全体的な運勢を西洋占星術でみるために、今回も「マンディーン」という手法を使います。春分・秋分・夏至・冬至といった、季節の移り変わりの瞬間を大切にする考え方ですが、特に重要なのは太陽が春分点を通過する瞬間のホロスコープ「春分図」です。

また、私の場合は日食が起きる瞬間のホロスコープも「日食図」として重視します。春分図以外の季節図や、日食と対となって起きる月食図については必要に応じて参考にする程度でみています。

今回も例年同様、日本の運勢展望を考えてみたいと思いますので、東京の日食図、春分図を見ていきたいと思います。春分、日食共に日本時間で太陽が春分点を通過する瞬間、あるいは太陽と月が同じ位置に達する瞬間を採用します。春分点を通過する瞬間や日食の瞬間について場所や時刻までこだわるのは、その瞬間の「東の地平線」が西洋占星術上において大きな意味を持つからです。なお、作図に使用したのは全てAstrolog 7.30です。

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