身体活動と認知活動は認知症を予防するのか?

英語の勉強を兼ねて以下の記事を抄訳
https://www.health.harvard.edu/blog/can-physical-or-cognitive-activity-prevent-dementia-202109162595

一つ目の研究は、研究者によって1,903人の認知症でないお年寄りを対象にしたどのような頻度で認知的な刺激を与える活動をしているかの調査を尋ねました。認知的な活動は、どの程度、本・新聞・雑誌を読む、図書館へ行く、手紙を書く、チェッカーかそのようなボードゲームやトランプ、パズルをするといった活動をしているかではかられました。7年にわたる調査の結果、57人がアルツハイマー病と臨床診断されており、認知活動が低い下位10%の人は平均88.6歳でアルツハイマー病と診断されている一方、高い上位10%の人は5年遅い平均93.6歳で診断されていることがわかりました。

アルツハイマー病の病理を持つ人は診断されるより数年前に認知活動を辞めてしまうという「逆因果律」の可能性があるため研究者は慎重に検討しました。結果、アルツハイマー病の病理や障害の量と認知活動とは関係がないことを突き止め、認知的な活動が臨床的なアルツハイマー病を最大で5年遅らせることがわかりました。

蓋詰めの研究では、別の研究者が1,159人を対象に、身体活動とアルツハイマー病の病理学的マーカーの血中のタウ・タンパク質の濃度、認知機能を調査しました。その結果、血中のタウ濃度が高くても低くても身体活動を増やすことが認知の低下を後れさせることがわかりました。

これらの研究で重要なところは、アルツハイマー病の病理が同等であってもより認知的にも身体的にも活動的な人はアルツハイマー病の診断と認知機能の低下を減少させている点です。家族史や、あるいは運悪くアルツハイマー病に人生のどこかで罹っていたとしても認知的身体的活動を続けることが発症を後れさせることができるし、何歳からでも始めることができるということです


感想:認知症予防を兼ねて勉強を続けようと決心!

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