電子タバコは未知の化学物質でいっぱい

英語の勉強を兼ねて以下の記事を抄訳
https://hub.jhu.edu/2021/10/07/vaping-unknown-chemicals/

通常のたばこと電子タバコを比較した既存の研究は、たばこ系の(?)汚染物質は電子タバコのほうがはるかに少ないことがわかっています。問題は、電子タバコのエアロゾルはほかの完全に性質不明で健康に被害をもたらすかもしれない私たちの知らない物質が含まれていることです。

先行研究は特に伝統的なたばこに含まれる有害化学物質を探していました。そこで、この研究者たちは、電子タバコ用リキッドとエアロゾルの両方に含まれる全種類の化学物質を探すnontargeted analysisを行いました。

今回の研究者は、chromatography/high-resolution mass spectrometry、すなわち排水、食品、血液中の有機化合物の分析により一般的に使われるchemical fingerprinting技術で電子タバコの標本を調べた最初の研究者です。人気4ブランド(Mi-Salt, Vuse, Juul, and Blu)を試験した結果、数千種類の未知の化学物質が見つかり、エアロゾルでは化合物の数が増えました。さらにその上、メーカーが使用中(Vaping)には発生しないと言っている、典型的には燃焼と関連する縮合炭化水素(condensed hydrocarbons)のような化合物も見つかりました。伝統的なたばこでは、燃焼中に生じる縮合炭化水素は有毒です。

研究チームは2000種類近い化学物質を発見し、その大部分は未確認のものでした。研究チームが特定できたうち、6つの物質は有害な可能性があり、そのうち3つは電子タバコではこれまで見つかっていませんでした。研究者の一人はこれまでコーヒーやチョコフレーバーからしか見つかっていなかったカフェインが見つかったことに驚いた。

カフェインに加えて、有毒で呼吸器に刺激を与える可能性のある工業化学物質、農薬、二つの香料も発見しました。(以下略)


英単語
compounds:化合物
combustion:燃焼
pesticide:農薬
flavoring:香料
inhale:吸引する
give (someone) an extra kick:?

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