何回繰り返したとしてもそれはただの熱性けいれん
今年度2回目のインフルエンザ
先週日曜日から息子が今年度2回目のインフルエンザにかかってしまいました。わが子が高熱を出すと本当に心配になる。そして、私の息子は熱性けいれんを起こしやすい性質を持っています。今回のインフルエンザで合計2回痙攣をおこしました。1回目を起こしてから約27時間後に2回目の痙攣が起こり、痙攣が起こった時の対応は40.1度でした。
熱性けいれんを初めて起こしたのは、ちょうど一年前の2023年1月。中耳炎で高熱を出していたときに起こりました。夫と私どちらもいたときの痙攣だったのですが、二人ともひどく動揺してしまって、夫は息子を揺さぶりながら大声で名前を呼んでいました。私はこの子が死んでしまうのではないかとぼんやり考えながら、震える手で救急車を呼びました。
頭の片隅に、熱で痙攣することがあるという情報は持っていたものの、現実で起こるとは思ってもおらず、またこんなに皮膚が真っ黒になって、目が上を向き、泡を吹くものだと想像すらできていませんでした。1回目の救急車を呼んでから、救急隊員の方と話したり、病院の先生とはなしたり、自分でもいろいろ調べたりして今に至ります。
熱性けいれんとはどういうものか下記にわかりやすくまとめてあったので記載します。
また、一般的に、熱性けいれんを起こしたことのある子どものうち7割は1度きりで、残りの3割が繰り返すらしいのですが、うちは繰り返す3割に入ります。熱が出ると起こることが多く、この1年で合計9回発生しました。
熱性けいれんは起きて数分で収まることが多いといわれていますが、私の息子のケースでは、短くて2~3分、長いもので10分ほどの痙攣がありました。全身が突っ張るような痙攣もあったし、ぐったりして呼吸と意識だけがないということもありました。小児科の先生には「5分を超えるようだったら迷わず救急車を呼びなさい」と言われていますが、私はその数分の見極め、痙攣が本当に止まっているのか判断がつかないこともあったため、はじまったら周りのものをどけ、体を横向きにして、吐いたもので窒息したりしないか確認をしたら、すぐに119をかけるようにしています。
特にインフルエンザでは頻発することが多く、2023年9月にかかったインフルエンザA型では、熱の上がりはじめ24時間以内に4回群発することがあり、怖かったし、先生も薦めてくれたので入院することにしました。小児科の先生方の対応は一貫していて、「熱性けいれんは何度起こしたとしてもただの熱性けいれんだよ」という言葉をかけてくれます。
私も、てんかんというほかのけいれん発作を起こす病気について調べたり、後遺症やほかの病気があるのか心配して調べました。髄膜炎などのほかの病気が隠れていないか、先生方も話を聞いて判断してくれ、必要であれば血液検査などもしてくれます。基本的には収まって意識が戻っているようなら心配は何もいらないそうです。
ただし、息子の場合のように、一回の風邪症状の中で何度も引き起こす場合や、長さが長い場合は入院も薦められます。具体的には、下記のようなガイドラインもあるようです。
子どもが痙攣した時におもうこと
1歳になるころには仕事の関係で保育園に預け始めていて、こんなに風邪をたくさんひいたり、痙攣になったりするのは自分のせいなんじゃないかと思い悩むこともありましたし、正直何回繰り返しても、怖くて自分が何もしてあげられないことが母として苦しくもあります。
でも、子どもの熱は必ず下がる。あんなに痙攣を繰り返して入院したのに、もう入院2日目には動き回って、脈とか心拍数とか測るいろいろな線を一時もつけていられない。むしろ家より動ける場所がなく、気を紛らわすものもないので、回復してからの入院生活がとても大変でした。
今回も、熱は2日で下がって、そのあとは少しづつ食欲も出てきて6日目には元通りになっていました。これは、近くの工事現場を確認しに行く様子。ショベルカーが大好きで、毎日解体の進捗状況を確認しに行っています。
私は身の回りで、熱性けいれんを繰り返したことのあるお子さんを持つお父さん、お母さんに会ったことがなく、みんな大変だね~と言ってくれるけど、その気持ちというか、あの怖さを言い表せず、痙攣をおこしたらいつも「愛してるよ」とつぶやきながらじっと見守ることしかできない。痙攣で死んだりしない。わかってはいるけど、もしかしたらと思ってしまうと、愛しているの言葉しかでてきません。そんな気持ちをどこかに書いておきたかったです。これからも起こるとは思いますが、少しづつ対応はうまくなっているのかな。
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