北海道オホーツク流氷科学センター「GIZA」の話

今年の秋くらいにおばあちゃんを家まで送って行ったとき、紋別に寄って初めて北海道オホーツク流氷科学センター「GIZA」に行ったのでその話をします。私はどちらかというと科学館や資料館みたいな博物館が好きなのですが、この施設もまあよかったのでぜひお伝えしたいとおもいます。

北海道紋別市(オホーツクに面した場所)にある道立の施設なんですけど、近くに3つくらい観光のできる施設が建ってます。GIZAはそのうちの一つで子供も楽しめる博物館・科学館みたいな感じで、そんなに広い施設ではないんですけどわりと面白く見て回れる施設でした。

常設展示では流氷ができて北海道にやってくるまでや、砕氷船の構造・歴史についてのパネル・模型展示が常設展示がありました。東北より上あたりの北海道・ロシア、オホーツク海とかユーラシア大陸の地図模型が大きく展示されているんですけど、音声プログラムが2つついていまして、一つはプロジェクションマッピングを使った海が凍ってどんどん南下する様子を解説するプログラム、もう一つが地図模型の中からブラウン管テレビがせりあがってきて流氷についての学習ビデオを見れるプログラムだったんですけど、その作られた時代の隔たりを感じるプログラムが同じ模型内に同居していて、なんだかそんなことも面白かったです(今まであった設備だけでなく、新しいものも増やしていっているのはすごいなと思う。さすがに道立、ってことなのかな…)。

あとは厳寒体験室がものすんごくって、部屋に入ると地下に降りていくんだけれどそこにあるのがむちゃたくさんの氷漬けの魚! 圧巻!! ポップみたいなのに名前とか魚の特徴とかが書いてあって(たまに「この魚は天ぷらにするとうまい」とか書いてある)、そういう説明文とかちゃんと読んじゃう派なんですけど、あまりにも寒くて5分の1くらい読んでこれは読み切れない!!!寒い!!! ってなっちゃいました。なんだか普通のはく製展示なんかだと、はく製を見ても死んだ動物たちとはあんまり思わないんだけれど、ここの氷漬けの魚たちは、生きていて、今は死んでいる魚、という印象が強くて、ゆえに命を感じた気がしたな。低温室の中は空気が冷え切っていて肺の中から体が冷えていくから、自分の死が近く感じたせいなのかも。

そんなGIZAの展示でした。このほかにもドームシアターとか生きてるクリオネの水槽とか、なぜか錯視コーナーがあったり。ドームシアターに関しては設備としては面白いんですけど個人的にはコンテンツがいまいちで、四季折々の風景とか動物の映像みたいな感じなんですけど、もう少し学びのあるものだといいなと思ったりしています。あとドームシアター特有のすぐに天地をひっくり返す映像の撮り方はあれなんなの??

ほかにオホーツクタワーにも行ったんですけど長くなってしまったのでまたそのうち書きたいと思います。カニ爪のオブジェも見てきました。本当にカニでした。今日は以上です。

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