ウズベキスタン旅行記(タシケント編)
こんにちは、ちょめ子(卍ちゃん)です!
2024年4月ウズベキスタン旅行の記録を書きます。
ウズベキスタンってどんな国?
ウズベキスタン共和国は中央アジアの国で、地図で言うと中国の西側、インドの北あたりに位置します。
古代はオアシス都市として栄えシルクロードの中継地にもなっていた歴史的に重要な地域なんですね。13世紀頃にはあの有名なチンギス・ハーンのモンゴル帝国が支配し、14世紀にはティムール帝国という大国家に発展したこともあったんですよ。
そして19世紀にはロシア帝国に征服され、ロシア革命後はソビエト連邦の統治下となり1991年ソ連崩壊後に独立国家として現在のウズベキスタン共和国が誕生したというわけです。
宗教はイスラム教ですけどお酒は普通に飲めますしご当地ビール(Sarbast)やワインもあります。比較的緩い国なんですね。お酒は専門店で購入するか飲食店で飲むことが出来ますがスーパーでは売ってませんでした。
成田を出発
成田空港から首都タシケントまでは直行便があり、7時間ほどで行けるので意外と近いんですよ。直行便があるのはウズベキスタン航空のみとなります。
タシケントに到着
タシケントの到着しました。早速ATMから現金を引き出した後はeSIMのアクティベート・・・
しかしここでいきなりアクシデント発生。
空港のwi-fiに接続するのに電話番号を登録しないといけないらしいのです、これではeSIMのアクティベートが出来ないではありませんか。なんてインバウンドに優しくない国なんだ、早速異国の地で洗礼が待っていました。
ひとまず空港の外に出てひとり作戦会議を始めました。
「そうだ、空港内で物理simを買えばいいのでは」
天才的な閃きとともに空港に引き返したのですが、すぐに軍人のような警備員が目の前に立ちはだかりました。
どうやら一度空港を出てしまうと戻ることはできないらしい。
なんて巧妙な罠なんだ、またしても異国の地の洗礼を受けたのです。
仕方なくeSIMのアクティベートは諦め、ホテルに向かうことに。ホテルに行けばwi-fiに接続してアクティベート出来る、そう考え空港から移動することにしました。
タクシーのおっさんの話
タクシー乗り場へ向かうとまたしても敵の罠が待っていました。なんとおっさんの群れが私の行く手を阻むのです。
致死量のタクシードライバーが現れた
おっさんの群れを振り切り待合所に逃げ込むことに、なんとか振り切った、私を舐めるなよ、と余裕でいたら一人のおっさんが中までついて来てしまいました。
「ガンバ大阪!ナンバーワン!」
ガンバ大阪?私は大阪人ではありません。ははーん、さては埼玉県民の私を挑発してるな?
「ガンバは今はナンバーワンはじゃないよ」と言い返しましたがお構いなく挑発してくるおっさん。
「ホンダ!ホンダ!サムライ!」
ケイスケホンダは確かに世界的に有名なサッカー選手です、しかし情報が古い、「おじさん、もう少し日本の勉強しなよ」と挑発し返そうとしたら
「ホンダ!トヨタ!ニッサン!」
どうやら車の話だったようです。完全に勘違い、私の負けでした。悪い人ではなさそうなので、結局彼にホテルまで乗せてもらうことにしました。
タシケントのタクシーのおっさんは音楽が好きみたいで、車中では大音量で「どうだ俺のお気に入りの曲だ」と言わんばかりに音楽をかける癖があるようです。
移動中もずっと「ガンバ!ホンダ!サムライ!」私もなんか言わないといけないと思って一緒に「ガンバ!ホンダ!サムライ!」とおうむ返しのように合わせていましたが、段々面倒くさくなってホテルに到着する頃はほとんど無視。。。
ホテルに到着
空港からホテルまで5kmくらいだったでしょうか、おっさんは料金は日本円でもいいよというので千円札を渡しお礼を言って別れました。(本当は数百円が相場であることを後から知りました)
ホテルにチェックイン後、wifiにも接続できてようやくライフラインを確保、これで一安心です。
ちなみに今回購入したeSIMはAiraroです。wifi接続した後にアクティベートは成功したのですがしょっちゅう接続が切れてしまいかなり不便でした。他の国では今のところ問題ないのでタシケントの通信インフラに問題があるのかもしれませんね。
Yandex Goはマストアプリ
ウズベキスタンではYandex Goという配車アプリを使ってタクシーを呼ぶことが出来ます。料金は距離に応じて自動計算されますのでぼったくられる心配がありません。
注意しておきたいのは、現金支払いだとお釣りが返ってこない場合が多いということです。タクシーのおっさんお釣りちゃんと用意してないんです。絶対にアプリ内で決済出来るように準備しておきましょう。
地下鉄めぐり
タシケントの見どころの一つは旧ソ連時代に開設された地下鉄の駅です。独特のデザインは美しく不気味で迷宮に迷い込んだかのような空間でした。なんというか、無駄に金かかってるなぁって感じです。どんな思想でデザインされたのでしょうね。。
プロフセンターへ
ウズベキスタンの名物料理といえばプロフ、現地人におすすめは何かというと口を揃えてプロフと言います。
タシケントにはプロフセンターというおっさんたちがプロフだけをひたすら作る施設があり、お昼はそこへプロフを食べに行くことにしました。
施設内にはレストランがありますがメニューはもちろんプロフしかありません。サラダとパンと飲み物がセットになっていてチャイかコーヒーが選べます。注文する時は「プロフプリーズ」で大丈夫です。
私は「メニューください」と言ったら「プロフしかないよ」と言われてしまいました。
プロフは結構ボリュームがあり馬肉やウズラの卵がトッピングされていて脂がかなりキツかったです。味はスパイスが効いていて好きだけど、ツイッターで美味しいって言ってる人あんまり見ない気がします。
シャシリクとビール
夜はCaravanというレストランでビールとシャシリクという串焼きをいただきました。店員さんの愛想がよく雰囲気もとてもいいお店で旅行者にも安心です。下の方にホームページのリンク貼りましたのでタシケントに立ち寄った際はぜひ訪れてみてください。
タシケントは観光地という感じではないので見どころは多くないです。ウズベキスタンといえばサマルカンド、ブハラ、ヒヴァの世界遺産なので、中継地として1泊滞在すれば十分かと思います。
タシケントからは飛行機の国内線で他の地域に移動が可能です。電車でも移動可能ですがヒヴァはかなり遠いので飛行機で移動することをお勧めします。
ヒヴァ編に続く
関連記事
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?