見出し画像

2021.8.13 天龍プロジェクト

天龍プロジェクトは昨年の後楽園以来。
正直、後楽園での席のあてがい方が信じられなくて、「客目線ではない団体だな」と感じてしまい遠ざかっていました。

しかしこの日は、なんと言っても佐藤光留対矢野啓太という、7年前のわたしからしたら全くピンと来ないであろうシングルが実現。
最近実績を残していない佐藤光留選手ではあるが、やはり試合中の闘志が一番熱い。勝ちたいという気持ちが強い。
そんな佐藤光留選手に対する矢野啓太選手は、全く読めない。クラシカルなレスリングを展開して、相手を追い詰めていくタイプ。
そんな2人のシングルなんてとっても見たいじゃないですか。


第一試合 アンディ・ウー、菊タロー対進祐哉、LEONA
一人一人の入場で最後が菊タロー選手。あれ?いつもの入場曲じゃな……これは!!!
という感じで藤波辰爾選手の「マッチョ・ドラゴン」では??
そして絶妙なモノマネで入場し、LEONA選手を挑発しまくる菊タロー選手。これだけで来た価値があったと思えた試合でした笑

第二試合 新井健一郎、翔太対KAMIKAZE、高岩竜一
ガッツワールド後期をよく見に行っていた私。ハッとしてgoodを見れる度にあの頃を思い出してワクワクするのです。
そして対するは元ZERO1のおふたり。
KAMIKAZE選手、道場マッチの時に電動ドリル持ってきてたような気がするなぁとか思い出してニヤニヤしてました。
KAMIKAZE選手のムーンサルト、高岩選手のデスバレーが見れたので、この試合も元が取れた試合でした!


第三試合 佐藤光留対矢野啓太
これが見たくてここまで来ました。
矢野選手は一時期に比べてほんとーに体重が激落ち。しかし、手足の長さが逆にスタイルに合っているようにも取れて、期待が高まります。
一方佐藤光留選手は今年一番見ている選手かも知れない。
佐藤光留選手自体は連戦連勝の選手ではない。しかし「勝つ」という気持ちを臆面もなく表現する。
私が理想とするレスラー像に1番近い選手かも知れない。だから期待してしまうし、応援もする。
試合はのっけから張り詰めた空気のなか展開された。
矢野選手が仕掛ければそれを光留選手が潰す。流す。じりじりと組み合い拮抗、正しく一進一退。
声援禁止でなくても固唾を飲んで魅入ってしまう。
最後は頭突きの応酬で、どうなるかと思われたが佐藤光留選手が打ち勝った。
緊張からの解放で一気に興奮した。とても素晴らしい試合でした。

第四試合 佐藤耕平、河野真幸、TORU対鈴木みのる、FUJITA、MAZADA
前の大会で実現予定だった佐藤耕平選手対鈴木みのる選手のからみ。それが佐藤耕平選手の欠場によりお預けに。
そして今大会で実現。
我々の期待を見透かしたように、スタートが耕平選手とみのる選手だった時は、彼らの背中から「これが見たかったんだろ?」という気持ちが伝わって来た。
そして脇を固める愚連隊。特にMAZADA選手は久しく見ていなくて、楽しみにしていました。
勝手にカウントして「今もう7つぐらい入ってたよ」ってしれっと言うMAZADA選手が未だに忘れられません笑
最後のやられっぷりも最高でした!!


第五試合 IJ王者戦 拳剛対HUB
当日までカードをあまりチェックしておらず、この2人の対戦カードを見た時「おおー面白そうー」とぼんやり思っていました。
が、それはそれは浅はかな私。
めちゃくちゃ面白かったです!!!!!!
拳剛選手はみちのくの頃からなんとなーく見てはいたものの特段印象がありませんでした。
しかし、この少し前にハードヒットチャレンジ2に出場した拳剛選手を見て「こんなこともできるの??」と目からウロコというか、すごく印象が変わったタイミングでのこの試合でした。
一方HUB選手はガッツ後楽園での吉野達彦選手との一戦がとても印象に残っているものの、
それ以降はタッグマッチなどで見る機会が多く、シングルでは久しぶりの観戦でした。
エプロンサイドの攻防も拳剛選手のパイルドライバーが炸裂した時はHUB選手キツいかと思ったのですが、
HUB選手のしっぽ?が炸裂した時「うわぁぁぁぁ!!!」と心の中で叫んでしまいました。
HUB選手のアルマゲドンを着地して即座にフットスタンプをした拳剛選手を見た時は鳥肌がたちました。
最後は垂直落下式のブレーンバスター(というよりDDTっぽい落とし方ですが)を連発。拳剛選手が見事勝利しました。
本当に素晴らしい試合。


満足度がとても高い興行でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?