見出し画像

最高の映画体験だったトップガン マーヴェリック

6/4(土)トップガンマーヴェリックを観た。
自分の中で大好きな映画になった。
この映画館で体験できたことが本当に幸せだ。

もともとトップガンは観たことがなく、最新作めちゃ評価ええやん、、これ観るしか無いやん、、くらいのテンションで観にいくことを決めた。二作目を観る前に一作目を観なきゃと、友達と共に三日前くらいに一作目を観た、
くらいのファン歴だった。のに、終始楽しい映画だった。

自分が映画館で映画を観る理由は、主に4つ。
・映画館の大きなスクリーンに映る映像を楽しみたいから
・映画館から流れる大迫力の音を楽しみたいから
・映画館にしかない独特の空気感や観客の一体感を楽しみたいから
・映画を観るという体験そのものを楽しみたいから
トップガンマーヴェリックは、この全てが揃ったまさに映画館で観るべき映画だった。

(言語化むじい〜〜!!!筆置きてぇ〜〜!!!となっている僕)

何度も言ってしまうけど、映画館でこれを観れてよかった。
まず映像が素晴らしい。IMAXで見れたということもあり、映像は超綺麗な4K。どんくらい綺麗かと言うと、テレビがアナログからデジタルに変わった瞬間の画質のギャップくらい綺麗。(どうか伝わって欲しい。)それだけじゃなくて、IMAXって横にも縦にも凄く大きなスクリーンを使っていて、映画館入った瞬間に(いやひろっ!)と毎回驚かされる。
そんな、めちゃくちゃ綺麗でめちゃくちゃ大きいスクリーンで戦闘機の映画をやるって聞いただけで、もう楽しいことは確定している。実際の映像は想像以上だった。

主演のトムクルーズが観客に伝える映像にこだわり抜いた今作は、戦闘機のコックピットに何台もの4Kカメラが取り付けられていて、戦闘機に乗るパイロットの顔の歪みや衝撃が加わった時の表情、コックピットの閉塞感や緊迫感などが鮮明に伝わる。
それを映画館の大画面で観ると、我々観客が戦闘機のコックピットに一緒に乗って、パイロットとともに空へと飛び立っているような感覚が体験できる。飛行機系の映画を観たことがなかったので、初めて味わうそんな感覚が本当に尊くて楽しかった。
(ちなみに結構端の方で見たのに、あまりにもスクリーンがでかいから端で見てることなんて気にならなかった。)
撮影技法云々とか抜きにして、戦闘機が映ってるシーンは全部かっこよかった。ドッグファイトのシーンは本当に見どころ。

(ちょい脱線)トムクルーズは、スタントマンを極力使わず、できるだけ自分で演じて、スタントマンじゃできない表現をしようとする変態的なプロ意識を持った素晴らしく大好きな俳優。今回の映画はなんと戦闘機を自分で運転するという大荒技を披露。
運転してるリアルさってCGじゃ無理だよな、よし自分で運転しようって思想には普通なかなか至らないと思う。その感覚が彼にとっては普通だ。トムクルーズがもうバリバリに戦闘機運転する映画。しかも今作トムクルーズだけじゃなく、その周りの俳優陣も同じく実際に戦闘機を運転している。運転のためだけに5ヶ月間もみっちりトレーニングしたとのこと、、

音がもうとにかく良かった。映画館で1番の要素って音だと思う。(個人的に。)IMAXは映像だけじゃなくて音も素晴らしい。IMAX観ると毎回映画前に流れるIMAXのPVがほんとに好きで、毎度毎度音の迫力に圧倒されテンションが上がらずにはいられない。
そのPVで、「ジェットエンジンの大轟音も(ブオオオオオオンン)」って感じでジェット機のエンジンはこんな感じですよ〜と紹介してくれるとこがあるけれど、この映画はその大轟音が一生続く。冗談抜きに戦闘機のジェット音でシアター内がめちゃくちゃ震える。音が波ってことを実感した…こういうのやっぱ男心をくすぐられる…
そしてこの映画、エンジンだけじゃ無く音楽も素晴らしい。IMAXの音響で、爆音で聴ける音楽はライブそのもの、ブチ上がらずにはいられない。ある曲のシーンは鳥肌がずっと立ってて、あぁ今自分映画観てるんだなぁ〜っていめちゃくちゃニヤけながら前のめりで映画見てしまった。

映画館の空気感も好き。映画で笑えるシーンがあれば、劇中からクスクスと笑い声が聞こえたり、すごいシーンで思わずおおっと漏れてしまう声が聞こえてきたり、胸が熱くなるシーンでグズグズと鼻を啜る音が聞こえてきたり。観客と映画を一緒に楽しめてる感じが好き。映画が終わった後明転してから、各所からチラホラと感想を呟く声が聞こえてくるところとかも。やっぱり映画館で映画を観たときにしか味わえないあの感じがとても好き。
トップガンマーヴェリックでも、笑い声や観客が泣いてる感じの音とか聞こえてきてて。隣の人が映像内の戦いシーンに対して(よしっ!!)と言わんばかりに控えめにリアクションしてたとことかよかった。また、終わった後によく聞こえたのが、「最高だろ〜」とか「いやこれIMAX本当凄いわ」とか「凄いもん摂取したわ(友達)」とか。見ず知らずの人なのに、なんか心の中で少し嬉しい気持ちになる。

シンプルに映画観る体験そのものが好き。トップガンに限られたことじゃないけど、いい映画を観た時ってめちゃくちゃ気分が良い。いろんな映画を見る上で、自分の中でベストな映画を探す自分がいて、トップガンのような良い映画を観た後は本当に幸せな気持ちになる。それを映画館でリアタイできるということが、DVDやサブスクでは味わえない貴重な体験で。午前10時の映画祭や人気作再上映とかはあれども、どの作品もがそう簡単にまた映画館で観れるわけじゃないし、映画館で作品を観たという思い出を大事にしたい。トップガンマーヴェリックを観るために数日前に一作目のトップガンを友達と一緒にワイワイ話しながら見たり、前日にIMAXを予約しようとしたらほぼ埋まってて敢えなく端っこの席で見たり、当日ノリでサングラスをかけて映画館に入ったり、映画終わりに友達とお互いに「良すぎたな…と」しばらく席を立ち上がれなかったりと色々思い出ができた作品だった。

あまり映画の内容には触れていなかったけれど、映画の内容ももちろん素晴らしかった、あまりにも泥臭くてわかりやすい青春映画。演出とか脚本がベタすぎて、逆に「いや〜俺が好きな映画ってこういうのだよ!!」と再認識させられた。過去作を見ていないとダメな映画でもないし、めちゃくちゃ頭を使わなければならない映画でもない。何も考えずに観れて、純粋にめっちゃくちゃエンタメしてる楽しい映画だった。

この映画が2年公開延期されても、絶対に映画館でやることにこだわり続けていたトムクルーズの強い意志が伝わる素晴らしい映画だった。この映画を映画館で観ることができて本当に幸せだ。こんな時代に映画館で映画を観ることの楽しさを思い出させてくれたことに感謝。

p.s トップガンマーヴェリックのハングマンめっちゃ好き。後半彼が映るシーン全部泣いてた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?