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ジョン・タイターの本から読み取れる未来と今は符合するのか①


この本持ってたはずなのに

2006年発行の書籍、「2036年からのタイムトラベラー 未来人ジョン・タイターの大予言」といういかにも怪しいムック本を当時購入し、持っていたのだが、知り合いに貸したまま帰ってこない。

感染症の流行が始まってから、どうしてももう一度読みたい!と思うようになった。ジョンのいた未来と現在の状況を比較してみたいと思ったからだ。

この道筋はどう進んでいくだろうか。



ついに入手した!

某フリマアプリを利用し、ついに取り戻した!販売価格が吊り上がっているじゃないか。でも買ったぞ!


ジョン・タイターとは


1998年、アメリカに突如現れたタイムトラベラーだと名乗る男。この男は自分の両親にタイムマシンで会いに来た。両親には大人になった息子だと名乗り、彼らの家で3年近くを過ごす。息子(この世界でのジョン本人)は生まれたばかりだった。

父親のパソコンを借り、当時のインターネット掲示板で自分の正体となぜここに来たのかを書き込み始める。2000年11月から5か月近く、ネットでの交流をつづけ、2001年3月、この世界線を去り2036年へと帰ったという。

ジョンのミッションは、彼の世界線にないIBM5100というコンピューターを持ち帰ること。UNIXの欠陥を直すためにそのコンピューターが必要なのだそうだ。2036年から、1975年に飛びジョンの祖父(コンピューター関係の仕事)からIBM5100を受け取る。1975年から帰る途中に1998年の両親のもとに立ち寄り、2000年問題を見届けてから帰ることにした。ジョンの世界線では2000年問題は大きな事件となっているそう。しかし、実際にはなにも起こらなかった。


この本は、その時のインターネット掲示板の書き込み、やり取りをそのまま本にしたものである。”ジョン宛に書き込まれた質問とそれに回答するジョンのコメントで構成しつつ、ジョンの母親の話をまじえながら、Q&A方式で進んでいきます。また、タイムトラベルの理論に迫りながら、タイムマシンの写真公開、予言の検証なども収録しています。”

この本を日本語に翻訳し出版してくださった株式会社MAX様に感謝申し上げます。


まず、この話を信じるか否か。

タイムトラベラーなんてものの話を信じるかどうかが大前提にある。

私たちには未知の領域であり、信じがたい話である。

でもロマンがあって面白いじゃないか。エンタメとして、受け入れることをお勧めしたい。

ジョンの母親の証言

この本の作中、ジョンの母親の証言が出てくる。ジョンのその時の様子であったり、言ったことであったりを付け加えたり、修正したりしている。


例えばこんな具合に。

ジョンがこの世界線では2000年問題がなにも起こらなかったのを見ての反応。

2000年11月21日の書き込み

”考えてみてください。あなたはタイムトラベラーで、時間をさかのぼって1941に行こうとしています。なぜなら、あなたの祖父母がハワイの真珠湾付近に住んでいるからです。戦争を止めることはできなくても、祖父母に心構えだけでもさせられるかもしれません。不思議なことに、12月7日が訪れても奇襲攻撃はありませんでした。ヨーロッパでの戦闘が激しくなっても、日本は枢軸国の仲間に入らず、太平洋で戦いは起こらず、アメリカ合衆国は中立を保ちます。そしてドイツが独力で原子爆弾の開発を始めるところを目にするのです。

見方を変えましょう。皆さんに質問があります。真剣に考えてください。過去1年半の間で、起こると予想し覚悟していたにもかかわらず、実際に起こらなかったこととは何でしょう?”

 ”ジョンは2000年問題の話をしているのです。2000年問題が大した問題にならなかったとわかると、ジョンは3日くらいずっと驚きうろたえていました。その後は非常に罪悪感を覚えた様子で、1975年のある出来事のためにこうなったのだと自分を責めていました。私としては、2000年問題が起きなくてよかったと思うのですが、ジョンは、私たちにとっては未来はさらに悪くなってしまったのだと言い張りました。”(こちらはジョンの母の注釈)


2000年問題が起きなかったことで、ジョンのいた世界線とこちらの世界線では、かなりのずれが生じていることを察したのかもしれない。


ジョンのもともといた世界での歴史は

・2005年からアメリカで内戦が起こる。2015年にロシアがアメリカ、ヨーロッパ、中国などを攻撃して第三次世界大戦を引き起こす。アメリカの都市は核攻撃、最終的な死者数は30億人近くになる。

・2015年より前に、日本、台湾、韓国の中国強制合併。言い換えれば中国による侵略が起きている。

・中国軍によるオーストラリアへの攻撃

・北京オリンピックの中止

以上のことが起こった、と書いてある。ジョンは戦争を体験している。

”私の生い立ちは、この世界線の皆さんとは全く違うと思います。自己責任、決断力、名誉、友情、自立というのは、口先だけの言葉ではありません。頭のなかで思うだけでなく、実行を伴う必要があるのです。

私の世界線で生きていくのは容易ではありません。私たちの住む世界は、戦争や害毒、破壊、憎悪から回復する途上にあります。その原因はすべて、今この世界に生きる人々の考えや行動にあります。どんな株を買おうかと悩んだり、ある人間がインターネットで嘘をついているのかどうかを気にしたりするようなそんな人々のせいなのです。

人の性格やコミュニティは、苦労や困難によって育まれると思います。私の初めての戦争体験は、13歳でショットガン歩兵部隊に入った時でした。「抵抗軍」として兵役についていた4年の間に、何百人ものひとが撃たれ、焼かれ、血を流して死ぬところをこの目で見ました。(中略)無益な戦争で愛する人が死んだときに感じる悲しみや、どうしてもっと早くに行動を起こして一緒に楽しい時間を過ごさなかったのかと悔やむ気持ちを、私は知っています。

(中略)

未来のことを一つお教えしましょう。向こうでは、あなたたちは嫌われています。この時代は怠け者で自己中心的、無知で愚鈍な市民だらけだと思われているのです。私のことなどより、そちらを気にかけた方がいいかもしれませんね。”


核兵器を使った第三次世界大戦はこの世界線では起こっていない、この時代の人たちは自分勝手だと嫌われている。

自己中心的、と言われる理由を考えなければならない。


そして意味深な発言

Q、戦争では、生物兵器、化学兵器、その他の兵器は使われますか?(Q,はネットでの質問)

”生物・科学兵器は使われました。洗脳兵器は使われませんが、新しいタイプの「非致死兵器」が登場します。それは結局、致死性が極めて高いものでした。”

一体どんな兵器なんだろう、と想像はお任せする。もしかしてアレのことかな?なんて思っている。

続きはまた書きます。



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