怒涛の30分

那覇で娘のイベント事を終わらせての帰り。

妻がデパートで買い物があるとのことだったので向かったら、
地下駐車場を待つ車が長蛇の列を作っていた。

入るのに何時間も待つわけにはいかんので、
妻と娘を下ろして、
自分はどこかで一人で仕事しようと思ったら、
娘がまさかの下車拒否(>_<)

ママのお買い物に付き合うのはイヤらしい(^^;;

仕方なく娘と二人、
車を停めるところを探してさまよい、
たどり着いたのは近くの運動公園の駐車場。

妻をピックアップするまでに1時間半あったので、
その間、車中で調べ物をしようとしたが、
睡魔に襲われ、
私のスマホでピコピコとゲームをやる娘を置いて、
私は一人夢の中へ…。

30分ほど経ったころ、
腹痛で目を覚ました(>_<)

それもかなりの…

ヤバイ!( ̄O ̄;)

行かなければ!

その時、外は雨。

公園内のどこに身障者トイレがあるかも分からない。

どこか近くのショッピングモールにするか?

色々考えていると、
腹痛の第1波が襲って来た!

うぉ〜〜〜…

こうしてはいられない!
とにかく、ここを出なくては!

エンジンをかけ、
車を走らせた。

その間も、
娘は俺のスマホでゲームをピコピコ(^^;;

公園出口の信号機で赤信号待ち(>_<)

そこで第2波が…

うぉぉぉぉ〜〜〜〜〜!!!!!

思わず叫んだ、

『助けてくれ〜!』

それを聞いた娘が、

『何もできない…』

とポツリ。

そりゃ、そうだ。
娘だけじゃなく、
誰も何もできない(>_<)

とにかくどこに行くか決めなきゃ!

近くのショッピングモールに行きたいが、
そこは身障者駐車スペースが少ない。

少し遠いけど別のモールなら身障者駐車スペースが多い。

そこにしよう!

迷っている暇はなかった。

公園を出て少し遠いモールを目指した。

車を走らせている間も、
お腹に爆弾を抱えて運転している感じ。

たまにその爆弾が膨張して破裂しそうになるのを、
冷静を装いながら必死になって抑える。

目的のモールまであと半分のところで
信号機に捕まってしまった。

そこで来た、第3波( ̄O ̄;)

うきぃぃぃぃぃ〜〜〜〜!!!!!

この波はデカかった。

もういっそのこと大放出してしまいたかった:(;゙゚'ω゚'):

しかし、大人の理性がそうはさせない。

限界だった。

他にどこかないか見回したら…
あった。

私がお世話になった大病院!

そこは、私が7年前に担ぎ込まれ、
半年の長期にわたり大変お世話になった、
思い出深いところ。

また助けてもらおう!

信号が青になるやいなや、
舵を左に切り、
速攻、その病院へ向かった。

駐車場のゲートをくぐり、
駐車スペースへ移動していると、
娘が、

『パパ、降りるの?』

当たり前じゃ〜〜〜!!!ψ(`∇´)ψ

罪のない娘だが、
もう感情をコントロールする余裕もない私。

声を荒げてどんなに焦っているか説明した。

ようやく車を停めて、
いよいよ外へ。

すると、また娘が、

『ん?なんか臭い!プーした?もしかしたら漏らしたの?』

まさか、出ちゃった???
いや、まだやってないはず…。
でもさっき…

いや、もうそんなことはどうでもいい!

今はとにかくトイレに行かなければ!

いつもは自分で車いすを出すが、
余計な力を入れると大惨事になりかねないので、
娘に車いすを出してもらい、
一目散で病院内へ。

しかし、
トイレを目前に。
私は泣きそうになった。

3歳くらいの男の子が、
目に涙をいっぱいためて、
トイレのドアの取っ手を握って立っていた。

泣きたいのは俺の方じゃ〜!!!(ToT)

と言うわけにもいかないので、
冷静を装って大人の対応。

オシッコしたいの?

と聞くと、

『うん』

と言って、トイレの中へ。

最初っから入ってろ〜〜〜!!!ψ(`∇´)ψ

その子の終わるのを待つ余裕もなかった私は、
もう一つのトイレへダッシュ!

腹痛を覚えてから30分後、
ようやく再び幸せな日常に戻ることができた\(^o^)/

この病院にはまた助けていただきました!
ありがとうございましたm(_ _)m

健常者の頃にも急な腹痛で慌てたことは数知れないが、
コンビニやパチンコ屋など、
トイレ探しに困ることはなかっただけに、
今日の一件は考えさせられた(^^;;

ちなみに、本件に関しては、
漏れもなかったことも併せてご報告申し上げるm(_ _)m

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