声2

言葉の最後の音が大事なんだよ。と教えてあげたい

ここのところ、ずっと、ずっと思っていました。
「声」の出し方というのは、その人の深層心理まで現してしまうことに、気づいていない人がとても多い
と、今日、2つの謝罪会見を見ながら改めて思いました。

声を聞けば、その人がどんな状態で声を出しているのか。
その人がどんな人か、分かるのです。
テレビでは某クループのリーダーが「申し訳ありませんでした」と言いながら頭を下げており、同様に神戸市交通局の三人並んだ会見でも、真ん中の方が「申し訳ありませんでした」と叫ぶような声の出し方をしていました。
このお二人の「申し訳ありませんでした」の言い方がとても気になったのです。
お二人の声の出し方は、最後の言葉を放り出す投げるというやり方です。
これは、声の先に「受け手」=今回の場合には謝罪する相手がいない声の出し方です。
残念ながら、真意はともかく、お二人の反省の言葉は胸を打つどころか、「ここは謝っておかなければ」という思いが強く滲み出た言葉になってしまいました。誠心誠意謝っている、と感じた人はほとんどいなかったのではないでしょうか。先にも書いたように、ご本人たちの真意がどこにあるのかはわかりませんが、反省の色が見えない。と叩かれてしまった1つの原因として、声の使い方があるのだと、覚えておいて頂けたらと思います。

先日元号の発表があったときの安倍総理を解析しても、この二人とはまったく別の意味で、聞き手のいない声の出し方をされています。
安倍総理の声の出し方は、自分を愛でる、自己愛が強いタイプの声の出し方です。どんなに立派なことを言っても、これでは残念ながら、気持ちも、説明内容も、相手(この場合には国民に)届きにくいのです。

相手に何かを伝えるときには、相手との距離感を考えて発せられる、言葉の最後の音がとても大切です。
最後の音をどう相手に届けるかで、あなたと相手のコミュニケーションが変わると言っても過言ではないほど、とても大切なのです。
声の出し方1つ、音の使い方1つで、相手との距離が遠くなったり近くなったりします。

あなたは、自分の声を意識して聞いてみたことはありますか?
そして、どんな感じがするのかを感じてみたことはありますか?

流暢に話せることが、話し上手とはいえない。
と、私は思っています。なぜならどんなに流暢に話せても、言いたいことが相手に伝わっていなければ、それは、伝わってはいない。
相手には理解不能な、難しい言葉を使うこともNG。
声だけではありませんが、声の出し方はやっぱりとても大切です。
そして、

伝えるには、言葉の「最後の音」がとても大切です。

やさしい声、心動かされる声、元気になる声。
嘘をついている声。意地悪が滲み出る声。探りを入れている声。
声にはあなたのすべてが現れています。
是非、少しだけあなたの声を意識してみてください。
そして、気づいたことがあったら是非、お知らせくださいませ。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
また明日。
同じ場所で



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