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本当の顔

まるで、小説にでもなりそうなタイトルだなぁと、笑顔になりました。
自分でつけたタイトルに喜んでいるなんて、ね(笑)
結構好きなんです。いえ、大好きなんです。タイトルでお話をつくるのが。
以前、何かで書いた記憶があるのですが、私は小さい頃から空想好きの子どもでした。ですので、今でも、頭の中には沢山のお話が湧き出します。
そろそろ物語を書きたいなぁと思うこの頃です。

そうだ、本題に入らなくちゃ。
今日はお話をつくるのではありません(笑)
「本当の顔」というお話です。

シェイクスピアの書いた「ロミオとジュリエット」は、お互い仮面をつけて出会います。自分の本当の顔を知られないようにしていた二人が恋に落ちるわけです。きっと、ロミオとジュリエットの場合には、お互いの親が敵同士だったというだけでなく、先入観を持たれた自分から解き放たれたくていたのではないかなぁと思います。
ロミオとジュリエットに関わらず、人は、先入観から解き放たれたいと思うものです。第一印象や親しくなると、その人の印象は徐々に固定化されていくものです。

私は小さい頃、そうした固定観念で見られることにとても抵抗があったのを覚えています。〇〇さんの娘であったり、〇〇をする人のような見方ですね。こうした目に晒されると、あまのじゃくな私は、どうにかして期待を裏切ってやろうと思ったりしたものでした(笑)

人は、日常で色々な顔を使い分けています。
家にいるときの自分と会社での自分が違うように、
緊張する相手の前での顔と、リラックスしている自分が違ったりします。
自分の良いところを見せたいと思う相手の前では、無意識に出来る自分を演じてしまったりもするものです。

例えば、些細なきっかけから、気づいたら、人の前では自分の意見を話せなくなっている人も沢山います。
「あの人は〇〇」という、その〇〇は、その人の本当の顔なのか。
ということです。

一面だけを見ていたら気づかないようなことが、人には沢山あるのだという事を忘れないようにしなくてはと思います。もしかしたら、私やあなたの見ているあの人やこの人は、本当はまったく違う個性の持ち主かもしれません。


小説を声に出して読むという仕事をしていると、人は本当に様々な心の襞を持っているもので、誰かと関係を作るということは、そこにほんの少しの想像力というものが必ず必要になるのだということを、考えさせられます。
そして、その力は、今の時代に少しばかり足りなくなっているようにも思います。「自分自身の本当の顔」はどんな顔なのか。少しだけ考えてみてください。そして、自分が一番力まずにいられる場所や人を作っているかどうかも確認してみてください。変化はとても楽しく、ワクワクするものですが、帰れる場所やありのままを安心してさらけ出せる人がいることは、とても大切だと思います。

このnoteにたどり着いて頂けたこと、そして最後まで読んでいただきありがとうございます。
また明日。同じ場所で、お目にかかれたらとても嬉しいです。


choko


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