元ドルヲタが考える 宮原颯希 さんの魅力③ ~インタビューまとめ~

推しの事をもっと多くの方に知ってもらいたい!
もっと多くの方に推しを好きになってほしい!!

宮原さん推しの限界ヲタクとしての怪文書…


⓪まえがき

第3弾作ってみました。今回は、宮原さんの実直さ、真摯さ、です。

宮原さんといえば、もちろんあのキュートな顔たちに堕ちる方が大半で、一部界隈ではドSな罵りを受けたい!だの、サイコパスサイコ~とか色々な入り方があるかと思いますが(本当かな?)、宮原さんをどんどん好きになり、声やライブの様子だけでなく、

内面や想いを知っていくにつれ、もっともっと好きになり、推していきたいと心から思わせてくれる、そんな素敵な方だということを伝えたい

ため、今回のブログを書きます。

そのため、ここからは宮原さんが受けて公開されているインタビューを
引用という形でリンクを時系列でまとめていきます!

だいぶ長くなるので、そういや宮原さんこの曲についてどんなこと言ってたっけな…?とふと気になった時、さっと見返してもらえると幸いです。


①第10回81オーディション インタビュー
⇒デ☆ビューより引用

17歳の高校生の宮原颯希さん。「同年代や年下の人たちがどんどんデビューしていくのを客側で見ていて、すごく悔しくて羨ましくて。今高校生の私が、ただ見ているだけでいいのか?っていう想いが強くなっていきました。応募締切は5月末で、大学受験を控えている身だったし、これが本当に最後のチャンスだと思って、ちょっと無理をして応募しました。だから賞がいただけて本当に嬉しいです」と言う。宮原さんは特別賞のほか、スタジオディーン賞、小学館賞にも輝いた。

 アニメ『けいおん!』をきっかけにアニメにハマり。「度胸と、高校演劇独特のちょっとオーバーな表現力を武器に、様々なことに挑戦したい」とアピールした宮原さん。「支えてくれる人がたくさんいて、なおかつ状況に満足していられるような声優になりたいです。生計を立てられる声優になりたい」と、安定志向とも大胆とも取れる表現で夢を語った。


②第10回81オーディション インタビュー動画


③はじめてのかくめい! インタビュー
⇒超!アニメディアより引用

ーー個人的な目標も教えてください。

宮原 歌が上手な人になりたいです。それはもちろん私の努力次第なんですけど……。最近、ミュージカルを題材としたアニメも増えていますし、そういうアニメに出演できたら、と思っています。


④DREAMY-LOGUE+ インタビュー
⇒超!アニメディアより引用

印象が変わったメンバーはだれ?

――学びの多かったこれまでの活動。8人で多くの時間を共にされてきたと思いますが、最初と比べて印象が変わったメンバーは誰でしょうか?

ー------------途中一部省略--ー------------
緒方 いちばんのネタ枠はさっぴ(宮原)かもしれない。

稗田 さっぴが本当に一番ヤバい。

宮原 ……って、よく言われます。なんでだろ?

村上 感覚が不思議だからね!

緒方 インタビュー前も「私、ホラー映画を観たら腹が立ってしまうんです」って言っていたよね。「怖いじゃないの!?」って驚いたよ。

稗田 遊園地のアトラクションの話になったときも「フリーフォール」がダメって言っていて。「怖いよね」と私が言ったら、「怖いじゃなくて、むかつくんです」と返されました。

宮原 そうなんです。私を不安にさせるものに対して、何か腹が立つんです。「ふざけんなよ!」って。

⑤DREAMY LOGUE+ インタビュー
⇒【DIALOGUE+】スペシャルインタビュー #12「宮原颯希」篇
ぽにきゃんチャンネルより引用

DIALOGUE+として叶えたい「夢」
「もっともっと大きな会場でライブをやりたい」


⑥「beautiful tomorrow」 インタビュー
⇒リスアニ!編集部より引用


――ちなみに今回のように宮原さんと土屋さんの
二人で取材するようなことは多いのですか?

宮原 千紗ちゃんと鳴ちゃんはゲームではほとんど絡みがないので、こういう取材は初めてなんです。リリイベとかイベントもチームで常に動いているので。なので今回は、新曲の「beautiful tomorrow」でメインの4人の中の二人ということだと思います。

――メインというのがあるんですね?

宮原 1stシングル「Forever Friends」のメインの4人は各チームのリーダーだったんですけど、今回はリーダーとは関係ない4人が選ばれていて、本編のメインストーリーの中でもピックアップされてるんです。そのメイン曲になっていて。「Forever Friends」は16人でAiRBLUEとして頑張っていこうねという曲でしたけど、今回は16人だけど、声優という面で考えたら一人ひとりの戦いだよねというところにスポットを当てたシングルになっています。

――チームごとのバージョンも収録されていますが、
それを聴くと、個性がよく出た歌い方をされているんですよね。
それぞれどんな思いを込めて歌ったのかを教えてください。

宮原 最初はツンツンしてたと言いましたけど、千紗ちゃんは気が強い子で、彼女自身は声優という仕事に対して「一人での戦い」という意識があるんです。だから今回の曲は、千紗ちゃんとして感情移入しやすかったです。まっすぐ自分の夢に向かって、彼女の気持ちをストレートに歌いたいと思いました。


――お二人とも実際に声優をやられていますから、自分に置き換えても、
歌詞に共感するところはあるんじゃないですか?

宮原 あーーー!

土屋 自分に置き換えて!

宮原 そうですよね、置き換えられますよね……。初めてこんなにユニットとして活動してて、まだ短いけどかなり濃密な時間を過ごしてて、みんなに信頼や愛着があるし、16人でCUE!を盛り上げていこうっていう気持ちがあるんです。Birdチームでもより良いパフォーマンスを目指そうとか考えたりしているんですけど、そうですよね!歌詞にある通り、みんなそれぞれ違う事務所だし、違うオーディションを受けてて、受かってる子もいれば受からない子もいる。未来を考えると重いし考え込んじゃう歌詞ではありますよね。みんなで成功できればいいんだけどなぁって気持ちになっちゃいます。


――そうやってどんどん難しくなるんですね(笑)。
では、MVのおすすめシーンはありますか? 私のここを見て!とか。

宮原 私、唯一アピールできた、ウインクしているところがあります!



⑦人生イージー? インタビュー
⇒リスアニ!編集部より引用

宮原 逆に私は人生に対してだいぶネガティブなので(笑)、私みたいなタイプの人にとってはキツいところもあると思うんですよ。でも、たとえばDメロでは“コツだけもらって 理想にアレンジして作り替えちゃおう?”って逃げの部分も用意してくれているし、そもそもゲームってどうしても無理なときには前のセーブポイントに戻ってやり直せるじゃないですか?なので、そこの部分も人生に絡めて救いも入れられるように、私はレコーディングでは優しさも込めて歌うよう意識しました。


⑧あやふわアスタリスクインタビュー
⇒リスアニ!編集部より引用

宮原 私、この曲は「人生イージー?」よりも自分の雰囲気にすごく合わせやすくて、歌っていて気持ちよかった印象が強いです。ただ、ラスサビのラップには苦戦しまして……。

飯塚 魂のラップね。

宮原 今はみんなからこういうふうに言ってもらえるんですけど、レコーディングのときはそこで、本当に苦戦して。一瞬、担当変更の話も出たぐらいだったんですよ。一回自分でも厳しいかもしれないと思いかけたんですけど、この曲で私が一番存在感を出せる場所はここだと感じたので、「どうしてもやりたい!」と何度もテイクを重ねてどうにか完成したパートなんです。それがあったからこそ、自分の中でイメージが明確にできて、今ではライブですごく自信をもってできるパートになりました。


⑨おもいでしりとりインタビュー
⇒超!アニメディアより引用

――ここまで「おもいでしりとり」について色々と聞いてきましたが、ご自身が担当されているパート以外で「ぜひ聞いて欲しい!」という推しポイントを教えてください。

ー---------ー--ー-一部省略ー--------------

村上 私は宮原さんが2サビ前で響かせる魂の「言い聞かせたっていつも イメージ通りからは程遠いな」が印象的でした。元々持っている真っ直ぐな歌声が前面に押し出されていて、心臓をえぐり取られるくらいの強さを感じました。やりよる……。

稗田 宮原さんは感情を爆発させる表現がすごく上手。それが持ち味。

宮原 でも、あのパートは何回も録り直したの。というのも「程遠いな」の「ほ」の音が結構高くて。しかも跳躍する音だったから、歌を繋げながらもアクセントを「ほ」に持っていかないといけなくて、きつかった。最初はファルセットで切り替えていたけど、「宮原さんならまっすぐ地声でぜんぶいって欲しい」ってディレクションがあったから、何回も調整したのよ。だから、褒めてもらえたのは、素直に嬉しいです。


⑩DIALOGUE+1インタビュー
⇒リスア二!編集部より引用

宮原 田淵さんは今でも、どんなときもこちらの気持ちを考えて言葉を選んでくれるところはずっと変わらないんです。でもそれにプラスして、この2年を通じて……最初の頃は、私よりも何年も音楽に触れている方だし、当然私の何倍も経験もお持ちなので、「私は、田淵さんがおっしゃったことを実現するんだ!」みたいな気持ちで挑んでいたんです。けれど、結構早い段階から、音楽に対して私の自我みたいなものが出てきたんです。そんなとき「こういうふうにやってみたいんですけど」みたいなことを伝えると、私の意見もすごく尊重して、まさに対等にすり合わせしてくださったんです。それが驚きでしたし、言葉が偉そうなんですけど、大人としてもプロデューサーとしても、信頼できる方だなぁ……とすごく思っています。

ー--------ー-----一部省略ー--------------

<透明できれい について>
――そのなかで見つかったものを、
どのように歌で表現したいと臨まれましたか?

宮原 メンバーのことを「大切にしたいな」という気持ちを込めて歌おうと思っていました。ただ、この曲のレコーディングのときって、自分の方向性にすごく迷っていた時期で……。クラシックをしっかり学んできた人たちが歌っているような曲を、新たに好きになったタイミングだったんです。今までのレコーディングとかライブでは結構パーン!と「声を張って歌いまーす!」みたいな歌い方をしていたし、田淵さんもそれに合うようにパートを振ってくださっていたんですけど……ちょうどこの曲を録るときに「私、その歌い方じゃない歌い方がしたい」みたいな気持ちが出てきてしまって(笑)。だから、「メンバーのこと大事!」という気持ちでは歌っていたんですけど、技術に関してはすごく模索しながら歌った思い出があります。


⑪DIALOGUE+1インタビュー
⇒AWAより引用


<謎解きはキスのあとで について>

宮原:この曲はサビが高いんですよね。レコーディングの時もみんな裏声を使って歌った曲で、このアルバムの中でも裏声の割合が一番多い曲なんじゃないかなと思います。初めて言うかなと思うんですけど、新曲発表公演が去年あってCD化する前の初披露だったんですね。その時は傘を持ちながらのパフォーマンスもあって、サビの裏声が少し安定しにくいというのもあって、ちょっと音を被せてもらっていたんです。私は生歌でサビをこんなに踊りながら裏声安定させるのってすっごい難しい曲だなって思ってたんですけど、先日の定期公演では被せ無しで披露しました。後からアーカイブを見直したら、すごく綺麗にサビがはまっていて、そういう点で成長を感じられたというかみんなの歌の安定感がレベルアップした曲でもあるなと思います。

この曲はセンターボーカル制で内山と私で担当していているんですが、私が歌う時に意識していることは、キーが高いところを1人で歌うところがあって、2サビ後の「雨も上がった ここでまさかの」というパートがあるんですけど、サビがけっこう裏声で、みんなで綺麗に歌った後のちょっとなんかアクセントというか強目に出てくる所だなと思っていて。そこはそこまでの雰囲気を崩さないように力強く目立てるようにというか、一気にみんなの視線が私に集まってくれるといいなという気持ちで歌っていますね。

⑫DIALOGUE+1インタビュー
⇒マイナビニュースより引用

<おもいでしりとり について>
――テレビから自分達の歌声が聴こえてきたときはいかがでしたか?

ーーーーーーーーーーーーー-ー一部省略ー--------------

宮原颯希:
タイアップで作品の隣に名前が並んでいると、あらためて責任を感じることがあります。ただ、私の将来のビジョンに、歌手デビューという絵はなかったので、今でもよく信じられないというか、まだ少しふわふわしているところもあります。


⑬Moraハイレゾインタビュー
⇒Moraより引用

――次にお二人の音へのこだわりを聴いてみたいと思います。
普段レコーディングで意識していること、こだわりなどありますか?

宮原:「DIALOGUE+1」の中でいうと、「アイガッテ♡ランテ」は結構声色で遊んだなって思います。サビ後に台詞っぽく可愛らしい声で歌ったのは印象的で、レコーディングの時に何回もパターンを試して、試行錯誤したことを覚えています。

――声優としてのアフレコとはやはり違いますか?

宮原:そうですね。お芝居だと自分ではないキャラクターがいるので、それになりきって可愛い声を乗せることが出来るのですが、DIALOGUE+では自分の名前でやっているので私自身がすごくかわい子ぶって歌っているなという恥じらいも生まれまして・・・やはりアーティストの自分をどう見せるかは意識していますね。


⑭図書室ノ恋インタビュー
⇒SukeraSonoより引用

――この作品はいわゆる「音声作品」と呼ばれるジャンルとなりますが、「音声作品」というカルチャーはご存じでしたか?

宮原さん:
もちろんです!ASMR動画視聴が趣味ですので、実はデビューするずっとずっと前から立体音響を使った音声作品に憧れを持っていました。出演できてとっても光栄です!


●音声収録について 
――収録までにどんな準備をされましたか?

宮原さん:
実際に口に出して読み、声を大きめにして話すパターンと、
小さな声でささやきながら話していくパターン、2つを重点的に練習しました。

――収録はいかがでしたか?

宮原さん:
マイクとの近さの指標になる番号が書かれているマットを踏んだのも、
吊り下げられているダミーヘッドの周りをぐるぐる回ったのも初めてでした。
全てが新鮮でとってもワクワクしながら臨みました!

――花撫を演じられていかがでしたか?

宮原さん:
用意してきたものよりももっとナチュラルにして作り込みすぎないで、
というディレクションがあったので、初めは苦戦しました。

ですがそのおかげで、より素の私に近づいた花撫ちゃんになったのではないかと思います。

⑮声優図鑑インタビュー
⇒アニメ ダ・ヴィンチより引用


⑯声優図鑑インタビュー
⇒アニメ ダ・ヴィンチより引用

——子どもの頃のトラウマって後に残りますよね…。
声優に憧れたのは、『るろうに剣心』に出演されていた涼風真世さんの
演技がきっかけになったそうですね。

宮原:はい。小学校2年生くらいの時、テレビ番組に出演されていて、すごくお上品な感じなのに、緋村剣心のセリフを言った時にガラッと雰囲気が変わったことに感動して。めちゃくちゃかっこいいなって憧れました。実際に声優の業界に入ったのは81オーディションなんですが、それまでにも別のいきさつが…。

——何があったんでしょうか!?

宮原:小学校の卒業アルバムにも「将来の夢は声優」と書いたくらい憧れていたんですけど、中学や高校になると、声優として食べていけるのは限られた人だけだっていう現実が見えてしまって、声優への道は憧れのままにしておこうと…。両親が医療系の仕事でその姿に憧れも抱いていたので、自分も病院で働く仕事を考えるようになりました。

——小さい頃の夢がそのままずっと、
というのはなかなか難しいのかもしれませんね。

宮原:そうですよね。でも演技への憧れはあったので、高校では演劇部に入ったんです。ある時、他校と合同練習していたら、名コーチと呼ばれる人から「あなた、すごくいいわね。みなさん、この人を見本に練習して」と言われる機会があって、今まで自分の能力をそんなふうに褒められることはなかったから、純粋に嬉しくて。もしかしたらお芝居が向いているかもしれないと思って、オーディションを受けてみよう、高校3年生の夏までに受からなかったらあきらめよう、と決意しました。

——そこで受けたのが81オーディションだったんですね。
その後、声優という仕事に対する不安は払拭されていきましたか?

宮原:いえ、やっぱり不安はあったので、すごく悩みました。でも、もし自分が声優をあきらめて安定した仕事に進んだとして、10年後20年後に「やっぱり声優を目指せばよかった」と後悔する姿が容易に想像できて、そんな夢物語を語るような自分ってやだな、恥ずかしいなって思ったんです。それなら、医療系の資格は年齢関係なく受けられるから、声優を目指してダメだったらそちらの道を目指そう、と思いました。

⑰はっちゃけダイアローグ+クリスマス インタビュー
⇒声優グランプリより引用

クリスマスの思い出を教えて!

私は幼い頃からクリスマスという行事が大好きなのですが、クリスマスの一番の楽しみといえば、なんといっても25日の朝クリスマスツリーの下にプレゼントを見つけることでした!あの高揚感は、もう〜最高です


はい、私が3時間くらいかけて調べる範囲では、ネット上で公開されている宮原さんのインタビュー記事を全て貼り付けましたが、いかがでしょうか。

おちゃめな部分もありながらも、仕事に対してしっかり真摯に向き合い、自分の言葉と感覚で、声優とアーティストに心も没入させている事が、インタビューの文字だけでもはっきりわかります。

インタビューの文字以上に、宮原さんが考えられていることはもっとあると思うので、こうしたインタビュー記事はもっと公開されてほしいですね。
また、A&G NEXT ICON 超!CUE!&Aの毎週水曜日のラジオパーソナリティが宮原さんで、文字起こしされていないですが、生放送での自分の内面をしっかり語ってくださいます。

宮原さんの声優としての夢、アーティストとしての夢、理想に向かって進む姿を、これからも応援し続けられたらなと思います!

この記事を見て、おひとりでも宮原さんの事が気になってくだされば幸いです。。。


⑱僕らは愚かだなんて誰が言った インタビュー
⇒リスアニ!編集部より引用

大充実の1年があったからこそ、
「ぼくおろ」で向き合えた新たな挑戦

――シングルとしては約1年ぶりのリリースとなりますが、
ユニットとしてのこの1年間も非常に濃い期間だったように思います。

――ほかには、村上さんも「アコースティックのライブをやりたい」とおっしゃっていたり。

村上 え!ピンポイント。
宮原 すごい!叶っちゃった!
村上 たしかあのときは、ねーね(稗田)とまゆゆん(飯塚)がイベントでアコースティックで歌っていたのを見て、羨ましかったんだっけ。
稗田 そうだそうだ。配信でね。

――そんな濃い1年間を経てのニューシングルが、
「僕らが愚かだなんて誰が言った」です。
今回は思いきりかっこ良さに振り切った曲のように感じたのですが。

宮原 そうですね。私もまず「すごくかっこいい曲だなぁ!」というのは感じたところで。これまでリリースした曲だと「Domestic Force!!」に一番近いのかな?でもそれよりも縦ノリといいますか、低音がドンドンってくるようなバキバキのダンスチューンなので、「この曲に負けないようなパフォーマンスをする段階にきたのかー!」とも思いました。

――楽曲を通じて、また1つ成長を感じたというか。

宮原 感じましたし、「次のハードルが見えたな」とも思いましたね。


――たしかに、ユニゾンでの歌声から感じた圧など、
今まで以上に皆さん感情を優先して歌われている印象があります。

緒方 今回はレコーディングのとき、田淵さんから「かっこいい曲にはしたいんだけど、かっこつけにはしてほしくない」というお話をいただいたんだよね?

宮原 そうなんです。私も、最初1回ツルッと歌っていったなかで、サビを歌ったときに「今回の曲は上手く歌おうとしなくていいから、宮原さんが出せる感情を優先して全部歌ってください」ということを言っていただいて。だから、実際歌ったときにちょっと音が外れてしまっても、「気にせずそのまま、バーっと全部出してください」と言われたんです。そういうレコーディングは初めてでしたし、「今回の曲って、こういうふうに作っていくのかな?」とも感じました。


カップリング曲「パンケーキいいな」は、
表題曲と好対照なかわいさ強めのものに

――一方、カップリング曲「パンケーキいいな」はかわいさ強めの、ピアノが前面に出た軽快なナンバーになりました。

宮原 そのジャズっぽいスイングもお洒落ですし、歌詞もすごくかわいくて素敵な曲ですよね。ただ、サビの音が結構高くて。

稗田 高いよねぇ!

宮原 そう!一気に跳躍するところが多いんです。

――サビの頭などは、特にそうですもんね。

宮原 そうなんです。跳躍もするし、早口でもあったので。そういう部分については「かわいさはあっても、弱くはなってほしくない」みたいなディレクションがあったので、圧が変わらないように歌っていくのにちょっと苦戦した思い出はあります。


⑲恋は世界定理と共に インタビュー
⇒リスアニ!編集部より引用

――表題曲「恋は世界定理と共に」は、
前作とまったく色の違う曲になりましたね。

宮原颯希 田淵さんの中の「かわいい」で書かれた歌詞が本当にキュートだから、普段私たちが見ている田淵さんとは少しイメージが違って。

鷹村彩花 普段は曲についてとか色んなお話をしているから、ちょっと照れちゃったよね(笑)。

緒方 でもたしかに今回は、「初恋で、頭の中が恋でいっぱいになっている女の子を想像して歌ってください」と最初に方向性を示してくださっていたので、きっと田淵さんもそんな女の子を想像しながら歌詞を書いたんだと思うんです。ただ、想像にしては共感ポイント多くない?

飯塚 うん。めちゃめちゃ多い。

宮原 女の子が恋の初期に本当に盲目になっている感じがすごくしますよね。だって“映画の結末よりあなたを見つめたい”なんて……「映画に集中しな?」って思っちゃう。

7人 (爆笑)

稗田寧々 厳しいなぁ(笑)。

宮原 でも、そのくらいぞっこん!っていう姿を描いているというか……。

飯塚 さっぴ(=宮原)すっごい真っ赤になってる(笑)。でも、若干「盲目になってる自覚もちょっとある」……みたいなフレーズも歌詞に散りばめられているんですよ。


――この曲のレコーディングの際には、
どんなイメージを持って臨まれたんでしょうか?

守屋 私、この曲の女の子って「思ったことをはっきり言う、すごくストレートな子だなぁ」と感じて。それが私自身とは正反対だから、その子になって気持ちを考えることが結構難しかったんです。でも『恋は世界征服のあとで』というアニメを踏まえたことで考えやすくなって、ストレートな恋心みたいなものをよりかわいらしく出せるよう準備をして臨みました。

宮原 私は、この女の子は恋に夢中になりすぎてちょっと溺れちゃっているようなところもあるのかな、というイメージだったんですけど、さっき話にも出た“ほんの少しのズレを感じたとしても――”というフレーズだけは私も毛色の違いを感じていて。ここを「あの人が大好き!」という気持ちのまま歌うのか、それともここだけちょっと素に戻るようにするのかを悩みながらレコーディングに向かったんです。

――結局は、どちらを選ばれたんですか?

宮原 素に戻るほうをイメージしてテストで歌ったら、田淵さんも「やっぱりそうだよね」みたいにおっしゃってくれて。「僕もここだけは変えたかった。彼女が『本当はこう思っている』みたいなものを出したいし、そういうものをサッと出せるのは宮原さんが合うかなと思って振りました」と言っていただけたのもあって、この部分は結構念入りにレコーディングさせてもらいました。


――そしてこの曲のMVもまた前作とは異なる、
非常にかわいらしいテイストのものになっています。
皆さんお気に入りのシーンなどはありますか?

村上 途中、たくさんの服の上に座って歌っているシーンです。実はあの中には、かつて自分たちが着ていた服も混じっているんですよ。そのとき、みんなで座りながら「これ、あのとき着た服じゃない?」みたいに話したのも楽しくて。当時の思い出も蘇ってきて、すごくウキウキしながら撮りました。あと、私と隣にいたさっぴが、2人で「後ろでも目立ってこうぜ」っていう話をしていて(笑)。

宮原 そうそう。ゆーな(=緒方)とかまゆゆん(=飯塚)を抜いたときに、微妙に後ろの私たちの手とかが映るんですよ。そこに「映り込ませていこうぜ!」って(笑)。

村上 で、本当はダメかもしれないけど、カメラに合わせてちょっとお尻を前に出してみたり……。

宮原 遠めの服を取ろうとしたりとか(笑)。


――続いて、カップリング曲「ガガピーガガ」について
お聞きしていきます。
こちらは去年のツアーファイナルにて
サプライズで披露された曲でしたが、
その初披露のときの客席の反応などは覚えていますか?

――リリース後には歌詞を見ながら聴けるようになります。
改めて歌詞も踏まえて、この曲をどんなときに聴いてもらいたいですか?

宮原 今まで生バンドで披露させてもらってきたので盛り上がれる曲という印象の強い方も多いかもしれないんですけど、歌詞を読むと、新しい挑戦に向かって「よっしゃ行くぞ、おー!」みたいな気持ちになれるストーリー性があるんですよ。だから、自分を鼓舞したいときとか勇気が欲しいときに聴いて、私たちの仲間の1人みたいな気持ちになって「おー!」ってなってくれたら……と思います。


2つの双極に近い曲、かつカップリングがそれぞれまた違うテイストで、
作詞作曲者の想い、表現者としての自身の想いと、この2つの追加インタビューを見るだけでもたくさん悩まれ、同時に成長なさられたのではないかなと思いました。


⑳デネブとスピカ インタビュー
⇒超!アニメディアより引用


――「デネブとスピカ」の曲を聞いたり歌詞を見たりしたときの感想は?
宮原 音楽プロデューサーを務めるUNISON SQUARE GARDENの田淵智也さんはよく曲間でリズムを変えるんですが、今回もあった! と思いました。リズムが変わると歌うときに難しさもありますが、最近はそれがやりがいになっています。

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宮原 DIALOGUE+っぽさを感じる曲になっているんですよ。

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――では、DIALOGUE+っぽさとはと言われたら?

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宮原 サビのキーが高いところ……? 1オクターブくらい飛ぶこともあるんですね。それから、自分たちに「私たちはできる」と言い聞かせるようなところもDIALOGUE+っぽさを感じます。

――「デネブとスピカ」について、レコーディングの思い出は?
宮原 私は高いハモリも担当したんですが、いままで歌ったなかで一番といってもいいくらいの高音だったので大変でした。田淵さんからは「この曲はみんなで一生懸命、高い声で歌って作り上げる曲だよ」と言われていたので、がんばって取り組みました。

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宮原8人の声が揃うと厚みが出るし、エネルギーが感じられて、歌い甲斐があるなって思いました。

――とくに聞いてほしいポイントは?
宮原 切なさや人の心のもろさを込めて歌ったところです。Dメロでは、一旦物事がバシッと終わるような気持ちを表現したいとがんばったので、チェックしてもらいたいです。

――カップリング曲の「シャーベットマーメイド」についても教えてください。とてもアンニュイな曲ですが、レコーディングにはどう臨みましたか?

宮原 私は、素の自分がぼんやりと歌うイメージで練習していたのですが、その声だとほかのメンバーと被るとスタジオで言われたんです。すぐに違う歌い方を考えなければいけなくて、最終的には、陰湿な感じのキャラクターを作って歌いました。

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宮原私は「無気力とか無感情って言われた」って聞いたのに、ディレクションが違う! と思って。試行錯誤して、あの歌い方になったんです。

――初回限定版には、今年1月に行われたアコースティックライブの模様が収録されたBlu-rayも付きます。ライブの思い出は?

宮原 アコースティックライブは一度挑戦したかったので、念願が叶ってうれしかったです。普段のライブよりも、メンバーの声をすごく意識しましたね。声に集中できたので、すごくいい勉強にもなりました。


――今回3人での座談会なので、改めてそれぞれの歌の好きなところなど、教えてください。まずは、鷹村さん。

宮原 やかんの歌はセリフっぽいところが魅力的だよね。しゃくったり、強めのアクセントを付けたりもせず、喋るように歌える。そのナチュラルさが素敵だなと思います。

――では、続いては宮原さん。
鷹村 私は、真っ直ぐな歌声が好きです。彼女のナチュラルでストレートな歌い方は、私にはマネできないんですね。自分が行けない場所にいるので、すごく憧れます。

飯塚 宮原さんは自分の歌がわからないってよく言うんですが、私からするとすごく複雑な声の持ち主で。それは私が遺伝子レベルで宮原さんの声を好きだからかもしれませんが(笑)、友達も家族も「宮原颯希の歌声はいいよね」って言うんですよ。言葉で説明できない曖昧さに引かれます。

宮原 自分でも声をわかりたいです。

――では、最後は飯塚さん。
宮原 パワフルですね。おなかからめっちゃ声が出ている感じがする。CDで聞くときもですが、ライブのときにとくに強く感じるんです。ダンスを激しく踊って、体が持ち上がっている状態でおなかを下げて歌うから、力強さが感じられるし、すごくかっこいい。

――改めて皆さんが感じるDIALOGUE+の持ち味と言われたら?

宮原歌声も性格も、声優になった経緯もばらばらなメンバーですが、だからこその化学反応があるんです。それが刺激的で、だからこそ飽きの来ないユニットになっていると思います。

――では、最後に読者にメッセージをお願いします。

宮原「デネブとスピカ」と「シャーベットマーメイド」で私たちを初めて知ってくれた方もいると思います。私たちはこれまでもいろいろなジャンルの曲に挑戦しているので、YouTubeの公式チャンネルなどをチェックして、もっと私たちを知ってください。


㉑デネブとスピカ インタビュー
⇒Yahooニュースより引用

宮原:私は作品のコンセプトを聞いて、“元カノという現実的な話がラノベの題材になっているんだ!?”と思ってちょっと驚きました。でも、私たちが歌っている「デネブとスピカ」が流れるOP映像を観ると絵がすごくポップだし、元カノというちょっとザワつくような設定でありながら、そういう関係性が複雑なところも含めて面白いと思いました。


──なるほど。宮原さんはどんな第一印象でしたか?

宮原:私は初めてこの曲を聴いた時は、難しくて一度聴いただけでは覚えられない感じがすごくて。でも、こういうテクニカルな楽曲は挑戦するだけでも楽しいですね。歌い方で言うと、私はサビのハモリの高音パートを担当していて、インストゥルメンタルを聴いてもらえば分かりやすいと思うんですが、キーがす~ごく高いんです。ただでさえ普通のメロディーでも高いのに、その結構上の音を私と緒方佑奈が歌っていて。レコーディングではかん高い裏声をふたりでず~っと出していました。

──普段から高音を担当することが多いのですか?

宮原:高音も低音もやるんですけど、思い返せば以前に“高いハモが楽しいからもっとやりたいです!”と田淵さんにお話ししたことがあって。そう言った手前、高くて大変だけど、ちゃんと頑張らないと(笑)。

守屋:高音で言えば、ラスサビはヤバイよね?

鷹村:転調するところね。

宮原:すでにライヴで何度か歌っていて、イヤモニをしている時はいんですけど、イベントなどで“転がし”と呼ばれる床置きのモニターの音を聴いて歌うこともあって、「デネブとスピカ」をライヴで歌った1回目とか2回目が、そういう転がしから出る外音を聴くスタイルだったんです。その時は自分たちの声が高すぎて、歌声がちゃんと聴こえなくて。ハウリングしているみたいな感じで音として認識できないんですよ。音程がずれまくって、私的にはそれがトラウマになりました(笑)。この曲を転がしで歌う時は、結構緊張が走って、めちゃくちゃ神経を研ぎ澄ませるようになりました。


──MVはダンスシーンあり、疑似デート風のシーンもありで観どころ満載ですね。

宮原:私は村上まなつの振り向いているシーンが好きです。デート中の1シーンですけど、このMVの村上は髪型とメイクにすごく“少女み”があって。あと、普通のカメラと…“8ミリ”って言うんですか? カラカラ回して撮るカメラでも撮っていて、完成を観たらデートシーンはちょっとレトロな雰囲気で、すごく味があっていいなと思いました。


──サビは爽快だけど、ABメロはダウナーな感じになるんですよね。


宮原:私もこういう曲に憧れがあって、聴くのは好きだったんですけど、こういう曲って歌い手が少しでもミスると一気にダサくなってしまうじゃないですか。かと言って、曲に酔いすぎてもダサいし、すごく難しいポイントを突かないといけなくて。だから、私は“8人で歌えるのかな?”という不安のほうが大きかったです。でも、完成したものを聴くと8人バラバラの声質なんですが、テンション感がすごく揃えられていたし、“このメンバーってこういう歌い方や表現ができるんだ!?”という発見があって、メンバーの知らなかった歌い方も知ることができ、個人的には面白い曲になったなって。ただ、今後これをライヴで披露することを想像すると不安とプレッシャーしかないですけど(笑)。

──振り付けがどういう感じになるのか想像つかないですね。

宮原:流れるような感じになりそうです。マーメイドをイメージしたかのような振り付けですね。ずっと漂っているような感じというか。


㉒CUE! 4th party Forever Friends ソロインタビューより引用


㉓2023年2月 リスアニWEB!より

――ということは、お二人から「こうしてみたい」と発信や相談してみたことも結構あった?

宮原颯希 ありました。ここ半年くらいでDIALOGUE+のチームが大きく変わったのですが、新しいことを感じさせないくらい、スタッフさんも含めた新しいチームにも信頼感が増した期間だったな……という感覚があります。それを通じて、特に「安心して話せる」と改めて感じられたことは、活動を続けるなかでもすごく大事で嬉しい出来事でしたね。

田淵 宮原さんは、「居心地の良い私」というものを本人が探して、ちゃんとそこを見つけてくれたということがすごく大きな成長だなと、僕は思っています。僕とかファンの頭にある宮原さんの立ち位置が必ずしも正解じゃないよな……と考えたとき、そういえば「宮原さんってどの立ち位置が一番安心するんだろう?」ということを聞いていなかったなと気づいて(笑)。それを知ろうとしたなかで、彼女が目指すところを少し変えたように感じたんですよね。宮原さんは目標だったり仕事として目指すべきところが見えるとそこに向かってすごく頑張れる人なので、その対話のなかで自分が目指すものだったりが何か見つかっていたなら良かったな……と感じたことを、今思い出しました。

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宮原 テンポも速くて元気だし、サビの「ス、ス、ス、スーパーデイ」という歌詞もキャッチーで。ログっ子(※DIALOGUE+ファンの総称)さんも好きでしょうし、ライブでも盛り上がるだろうなと思いました。ただレコーディングのときに、その「ス」の数を私が間違えて覚えていっちゃって(笑)。そこが体に馴染むのに一番時間がかかったんですけど、それも面白かったです。

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宮原 私は、「やばきゅん♡シューベルト」ですね。この曲のサビがシャッフルで、タッタカタッタカみたいな特徴的なリズムに乗せて歌うのがすごく心地良かったんです。実は昔歌った「パジャマdeパーティー」もそのリズムだったんですけど、そのときはレコーディングで「これはシャッフルっていうリズムだよ」と教えていただいても「よくわからん!難しい!」と思っていたんです(笑)。でも今回は「たしかに!これはそういうリズムだ!」と自分でも納得がいきまして。そのうえで「このリズムに乗るの、楽しい!」という気持ちでレコーディングできたことが、すごく思い出に残っています。

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――さて、年末に配信された「DIALOGUE+WHITE BOX」のラストで、田淵さんが「3rdアルバムに向けて曲書きます!」とおっしゃっていました。なので気が早いうえに勝手な話ではあるんですけど、内山さんと宮原さんが3rdアルバムでやってみたいことをお教えいただけますか?

宮原 私、バーで流れていそうなジャズチックな曲をやってみたいです。今ある曲だと、「I my me mind」にも大人っぽい雰囲気はありますけど、それよりも暗めのバーに似合うような、オトナな雰囲気の曲といいますか。そういう曲ってまだないし、私自身がこういう雰囲気の曲が好きなので、DIALOGUE+でも歌えたらなと思います。

田淵 参考にします(笑)。そういう曲を歌うには自分たちの歌い方というか、「どんなジャンルを歌っても、こうすれば私たちの歌ってDIALOGUE+っぽくなるよね」という感覚を掴むことが大事になってくるんですよ。バーに似合うようなかっこいい曲を作ったときに、ただ単に無理してかっこつけた歌い方をしてしまうと「それは別にDIALOGUE+がやらなくてもいいんじゃない?」という感じになってしまう。でもそれを「DIALOGUE+印の、バーで流れるようなジャズっぽい曲」にするためには自分たちの歌い方を身につけることが必要だし、その折り合いをどうつけるのかを考えるのもすごく楽しそうですよね。それはグループ全体としてもそうだし、宮原さんが歌って「ここは宮原のパートだ!」とちゃんとわかるような、「宮原颯希っぽく歌う」ための歌唱力のようなものも必要になってくると思います。


㉔2024年1月 「イージー?ハード?しかして進めっ!」リリースインタビュー⇒リスアニ!より引用 

――まずは新曲初披露ワンマン“フレンドファンファーレ”2公演を終えられて、そのなかで感じられたことからお聞きしたいのですが。

鷹村彩花 2公演とも同じタイトルだったので、私自身も「セトリはそんなに変わらないのかな?」と思っていたんです。そうしたら、曲目自体はそこまで変わっていないんですけど、配置がかなり変わっていて。それだけでライブの印象がガラッと変わったことは驚きでした。

宮原颯希 そのうち群馬公演にはカメラが入っていなかったので、私たちもいつものようなカメラアピールというよりも、完全にその場にいたログっ子(※DIALOGUE+ファンの総称)の方たちに「あなたたちに、届けたいです!」という想いをストレートに伝えられたような印象があります。群馬での開催というのもなかなかないですし、そこに駆けつけてくれたログっ子の方たちとの絆を感じられるライブにもなったと思っています。

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宮原 あと、“フレンドファンファーレ”はセトリが結構ハードだったというのもあって、今まで以上に「私たち8人で支え合って、このライブを絶対に成功させよう!」みたいな勢いを、公演中にすごく感じたんです。それもきっとカメラがなくて、その場にいる皆さんに集中できたからこそあり得た瞬間だったのかもしれません。

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――逆に宮原さんはいかがですか?自分で自分の成長を、と言われても難しい部分はあると思うのですが……。

宮原 そうですね、うーん……あ!同じく「誰かじゃないから」の1-Bメロの“知らぬ間に運命とすれ違ってた”が、歌い方に一生懸命さが抜けてきたように自分では思っていまして。

――良い塩梅で余裕を持ててきたという感じですか?

宮原 そうですね。表現することに対して余裕が生まれてきたのかな?というふうに。この曲にはちょっと大人っぽさもある印象があるので、そんな曲で余裕を持たせて歌えているというところは、自分でも「ちょっと成長できたかな?」と思えるポイントです。

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宮原 私は「歌詞がすごく優しいな」という印象でした。思いっきり背中を押して「行け!行け!」と叩くようだった「人生イージー?」から、その流れも汲みつつ「君も成長したね」という観点を大前提にして、それを包み込むような意味合いの言葉がすごく多くて。これまた違う優しさで、応援ソングとして素敵なんですよ。

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宮原 最近の曲では、8人の声のまとまりやそれぞれの「自分って、ここが強みだよね」というものがわかってきていて、そのバランスがすごく取れてきているのを実感するので……私は私の個性の出し方を維持しつつ、「この曲の表現をどうしよう?」って田淵さんと「もうちょっと、“宮原さんみ”を出そうか」みたいな会話をしながら進めていけたので、結構スムーズでした。
――となると、レコーディングのなかで元々のイメージにちょっとプラスした要素も?
宮原 ありますね。「人生イージー?」との繋がりもあったので、どちらかと言うと全体的に歌声を元気寄りというか、若い感じでレコーディングには準備していったんです。そのなかで、「私の声だ」とすぐわかる感じにしたいから、声の要素をもうちょっと太い感じにするというか。あまり上にならない、下のほうの音に厚みを出すような感じで調整していきました。

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宮原 私は田淵さんの仮歌を通じた印象から、「眉をしかめて歌う」というか……自分の心の中の気持ちを強めで練習して持っていったんです。「8人バージョンになったらきっと印象も変わるだろうから、歌い方も変わるだろうな。でも、私が入れるならこんな感じ」と思いながら。そうしたら、レコーディングでは田淵さんから「あ、宮原さんはそれでいいかも」と言われたんですよ。
――そこはちょっと、予想外だったと。
宮原 はい。なので、結局内の気持ち強めでぐっとしながらずっと歌ったんです。でもこの曲では、みんなとの違いを自覚できて持っていけたことも良かったですし、自分の内面とすごく向き合いながら歌ったことがポイントになったと思っています。

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宮原 オーディション部分自体も少なかったからね。そんななかで私は内側に、顔をしかめた感じで……ちょっと陰な部分というか葛藤強めな感じを持ってオーディションに臨んだので、「今回は、そういう表現をして歌うんだよね?」ということをちゃんと維持できるように、頑張りました。

――それも、先ほど鷹村さんがおっしゃられた「自分の中で1人の人物像を作って、それを持っていく」というか。

宮原 そうですね。「多分8人の感じと、この陰強めな感じは違うな」というのはわかっていたんですけど、「私は私で、この感じ。選ばれなくても、合わなかっただけだね」くらいの気持ちで臨みました。

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――さて、2024年はDIALOGUE+にとって5周年イヤーとなります。その5周年を迎える前に、クリアしたい目標みたいなものはありますか?

鷹村 これは「できたらいいなぁ」くらいのふわっとしたものなんですけど……「『好きだよ、好き。』のMVを撮影した東京国際フォーラムでライブできたらアツくない?」みたいな気持ちはあります(笑)。5周年に限らなくても、何かのメモリアル的なときにできたらエモいよね?

宮原 たしかに。「好きだよ、好き。」のMVって、自分の気持ちを叫んだシーンがあったりと、私たちにとってターニングポイントの1つになるものだったので……その流れで言うと、私たちは5年間ずーっと一緒にいてたくさん活動をしていますけど、1人1人が何を思って今活動しているかを聞く機会ってあまりないんです。なので、この5周年という節目に「どういう気持ちで、今、私たちって一緒にいる?」という話をしてみたいなという興味があるんですよ。これは目標というより、私の個人的な希望なんですけど……(笑)。

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――“LIFE is EASY?”全体を通しての感想や、ステージに立っていたなかで特に深く記憶に残っていることをお教えいただけないでしょうか。

鷹村 もうとにかく楽しかったです!毎回耳中に田淵さんが指示や労いの言葉をかけてくださるのですが、それがとても面白くて。ハケる時にきょんちゃん(=守屋亨香)と一緒に笑ってしまいました。今までのライブでは毎回毎回いっぱいいっぱいで暗転中はもうとにかく「無」だったのですが、今回は耳中に意識を向けて田淵さんの言葉を拾うことが出来たのでライブが終わってからそんな自分に驚いています。

宮原 すごく!すごく良いLIVEだったと思います。2023年はメンバーもLIVEづくりにたくさん関わり始めた年でして、いろんな対話を重ねて今の形に仕上がってきた。その成果を今公演では存分にお見せできたと思います。特に記憶に残っているのは、村上まなつのMC中の景色です。会場にいる皆さんに「出会ってくれてありがとう」と私も心から思った瞬間でした。

――インタビューでも話題に出た「好きだよ、好き。」が久々のアカペラ始まりだったのもハイライトのひとつだったように思います。あの曲の歌唱中の心境をお教えください。

鷹村 とても懐かしい気持ちになりました。といってもMV撮影も「ぼくたちのかくめい!オンライン」もそこまで前の事では無いのですが(笑)。あっという間に5周年目が迫っていますが、4年という歳月は人生の中では長くないけれど振り返ってみたらとっても濃密で「あれ?まだ4年?」って気もするんですよね。当時はハモにも一部の振りにも苦手意識があったのに、今はとても楽しくて。そんなふとした瞬間に成長を感じられて温かくなりました。

宮原 今公演は「ログっ子の皆さんにたくさん還元して感謝を伝えたい」と思って臨んでいたのですが、あのアカペラ歌唱のときだけは100%メンバーに想いが向いていました。今もこうして8人で目を合わせて歌えていることが嬉しかったですし、「ここまでいろんなことがあったけど一緒に頑張ってこられて良かった!ありがとう!これからも頑張ろうね!」という気持ちで歌っていました。貴重な時間だったと思います。

――最大規模のワンマンライブを経た今、お二人には2024年のDIALOGUE+が、どんなものになっていきそうな予感がしていますか?

鷹村 今年は5周年を迎えますがRECなりライブなり、目の前のものを一つ一つ丁寧に全力でやっていく事に変わりはありません。振り返ってみれば毎年、毎月、毎仕事が特別でDIALOGUE+を築き上げてきたものなので、そういった意味ではいつも通りの一年になるのではないかなと思います。今年もどうぞご期待くださいませ!

宮原 唯一無二の楽しさをさらに生み出せるチームになると思います!私達はどんどん最高を更新していますし、更新するためにチーム全員たくさん考えてLIVEを創っているので。今年で5周年を迎えますから、長く応援してくれている方も最近好きになった方も、全員幸せにできるような活動ができたらいいなと思います。


2024年3月更新

今後も宮原さんが発言されているネットインタビューが増えた場合、
定期的に更新していく予定です

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