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「子ども先生が教える授業」から大人の私が決心したこと(妻)

この週末は、友人主宰の「子ども先生が教える授業」に参加しました。

子ども達がみんな持っている「熱い思い」や「好き」を引き出して形にするまでの3週間を伴走し、最後の大舞台を作り上げた友人。子ども達には自信を、大人たちには感動を、とポジティブなうねりを作っていく活動で、夫婦で感動。

私がいちばん心にグッと来たのは、アメリカで「人と違っていいじゃない」を経験してきた女の子のプレゼン。

「日本では人の目を気にしすぎ」「人と違うことが良しとされない」カルチャーを指摘し、単一民族国家だからじゃないかな、というところまで分析していたのですが、私が一番「その通り」と思ったのは、「日本人は、人を褒めない」というポイント。

本当にそうなんですよね。私も、海外から「褒め上手」になって帰国し、日本にいるうちにすっかり褒め方を忘れてしまうという残念な経験を何度もしています。「なのにまた忘れている!!」と気づかされてショックでした。

「人って環境の生き物だから」だという言い訳はもうやめて、今日からまた、子どもたちも、夫も、友だちも自分も、褒めまくろうと決めました。海外では自然に出来た事が、日本では決心しないと出来ないという点が寂しくもありますが、愚痴を言っても何も変わらないのでやるしかありません。(行動しないと変わらないことも、子ども先生に教えてもらいました)

「人と違っていいんだよ」「違うからいいんだよ」というメッセージもまた、ずっと日本にいると忘れてしまう感覚の一つ。子育てにおいてはこの点は大きな危機感を感じています。(が、これも油断すると忘れてしまう!!)

2015年、移住しようかと考えてオランダにしばらく滞在した後に書いたブログを読み返しました。「私はここでも「人と違うことはいいこと」と再確認しているのに」と悔しい気持ち。プレゼンしてくれた女の子のまっすぐな視線に恥ずかしくなりました。こちらの顔が見えないオンラインでよかった(笑)

ずっと遠くまで歩いてきたなと思ったら、「ううん、あなた同じ池の周りを何週もしていただけですよ、ほら、この看板5年前にも見たでしょ」と言われた感覚を味わいましたが、でも、5年間歩く中で、道端のきれいな花に気づいたり可愛い石ころを拾ったり、きっと小さな気づきはたくさんあったはず(と願う)。

コロナの影響で、海外への渡航はしばらく難しいと思います。でも、こうして日本のリビングにいながら、昔外国で得た大切な学びを総おさらいさせてもらった「子ども先生の授業」でした。ありがとうございました!

子どもが教える学校のHPはこちら:


昔書いた記事はこちら↓


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