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コロナで考えた「学校って何するところ?」

2月末に休校が決まり、わが家の子どもたちが通う小学校ではすぐにGoogle Classroomを使った授業が始まりました。ライブ配信ではありませんが、Gmailアカウントがすぐに配布されて新しい課題がアップされるたびに通知がされるようになりました。(あれからもう3か月経ったなんて!人間、目の前の事に一所懸命ひたすら向き合っていると記憶が飛ぶというのは本当かも・・産後の必死すぎた数年間の記憶があまりないのも同じかも😢全部覚えていたかったはずなんだけど・・・)

5月22日付の朝日小学生新聞に、全国の学校を対象に行われた休校中のオンライン授業についてのアンケート調査の結果が掲載されていました。今回の休校中、オンライン授業が実現した小学校はなんと3.7%とのこと。

また、保護者からの回答として双方向のやり取りが出来る「普通の授業スタイル」が一番いいとの答えが73%と圧倒的。

私は個人的に「学校の授業を再現するオンライン授業」より、個人のペースで進められる個別学習形式の方がその他の時間を有意義に使えるという実感がありましたが、世間の一般的な意見とはこれに関しては乖離していました。

今回うちの子どもたちの学校が利用したネット上のツールをご紹介すると、

・Google Classroom

・Fripgrid

・Google Meet

・新規開設された休校中用のホームページ

でした。中でもFripgridはとても良いツールで、子どものプレゼンの練習に最適だなと見ていて思いました。

「タイムマシンで好きな時代に行くならどこへ行く?」「死ぬまでに絶対やりたいことは?」

と結構楽しいトピックを先生が投げてくれて、それに回答する形で生徒たちが自分たちの動画をアップします。

それ以外にディベートの練習の日も週に一度あり、与えられた課題に賛成派と反対派に分かれて動画をアップする、というものもあります。

先日は、「もらったお小遣いやお年玉を管理するのは子ども自身であるべき?それとも親?」というテーマでの討論で、長男のグループは「子ども派」だったので、それは意気揚々と自分で動画を録画していました😅

2年生の次男も、今週始まったGoogle Meetで先生や友だちの顔が見れて、一気に学校に行きたくなったそうで一安心。ただ、「勉強だけは自分で家でやるほうがいい」と言っていて、基本的に同意の私としてはいろいろ思いあぐねています。

「学校は勉強を教わるところ」だと思っていたのですが、この休校を経験し、前からふんわりと感じていた「学校は子ども同士の社会で人間力を鍛えるところなのでは」という自分の中での考えが固まりつつあります。

救われるのは、通っているイマージョン校の先生たちが子どもたちの個性を大切にしてくれる点。「詰め込み式で右へならえ」のカルチャーはあまりなく助かっています。もちろん一条校なので文科省の指導要綱に縛られるところは大きいのですが、押さえるべきところは押さえつつ、子どもの個性を欠点と見ずに「その子らしさ」と当たり前に見てくれるところは感謝しています。

コロナの影響で、「結局、多くのことは「なせばなる」なんだな」と実感。オンラインでの学校とのやりとりも、動画での子ども同士の意見交換も、てワークと子どもの学習の両立と工夫も、これだけ必要に迫られれば学校も子どもたちも親も知恵を絞って頑張れました。

「頑張れる」ということがわかったことは、皆にとって大きな前進だったと感じています。命が脅威にさらされること、大切な人が亡くなるかもしれないこと、でもその中でも喜びを感じながら生きていくことの大切さ。

そういうことが体験から、実感として学べたのは、本当に大きなことだったと思っています。

来週から登校。

頑張ります!

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