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ベイカーベイカーパラドクス

ホームズっぽい画像を採用しましたが、

ホームズ(ベイカー街221B)とは

まったく関係がありません。


ある人物を思い浮かべたとき、

その人の職業や、

特徴、

しゃべり方の癖など、

周辺情報はすぐ思い浮かぶのに、

「肝心の名前」だけが思い出せない。

そんなことありませんか?

これを

「ベイカーベイカーパラドクス」

と言います。


パン屋(ベイカー)で勤めている

ベイカー(名前)さん、

ベイカーさんがパン屋であることは思い出せるのに、

その名前がベイカーであるのが思い出せない。

というのが元ネタになっています。


なぜこんなことが起きるのか。

それは人間の脳の仕組みによって起こるのです。

人間の脳は、

関連付けられた記憶を覚えるのが得意です。

「ベイカーさんがお店の制服を着て働いている姿」

は覚えているけれど、

ベイカーさんの名前はゲームのNPCのように

常に頭上に表示されているという訳ではありません。

このように、

ベイカーさんの顔と名前は、

関連付けが薄いものになり、

脳は記憶するのが難しくなります。


これを逆手に取り、

一見関連のないものを関連付けて覚える、

という方法があります。

身近な例では、

みなさん学生の頃にお世話になった

歴史の年号の「語呂合わせ」です。


実は人の顔と名前は覚えにくいんですね。

「名前を覚えるのが苦手だよ!」という方、

それはあたりまえのことなんです。

工夫して関連付けを行うことで、

脳はもっと名前を記憶するようになるでしょう。


サポートいただけたら、ちょきんぎょが何かを体験して記事にします。