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「迫害なんざするもんかい」【ダイの大冒険を語りたい 第19回】3/20(土)第24話 ※先のネタバレなし

※Facebook用に書いたものの転載です。当初は友人や趣味の仲間向けに『ダイの大冒険』を知ってほしい、というつもりで書いた記事となりますことをご了承ください。

3/20(土)第24話「竜騎将バラン」です。魔王軍六大団長の初登場回では、必ず二つ名と本名がセットのサブタイトルになるようですね。「妖魔司教ザボエラ」はいつになるんでしょう?

さて、本編はいきなり深刻な感じで始まり、(戸田恵子さんが声の)竜水晶も早速壊れました。一言喋っただけ。竜の騎士は、魔族、竜、人のいずれかが、世界を我が物にせんと野望を抱いたら場合に、その種族を滅ぼすのが役目らしい。とすると、地上を我が物顔で治めている人間を滅ぼすのも、竜の騎士にとって当然とも言えるでしょう。ダイは人間を庇って抵抗しますが、バランがダイに向かって言った台詞。

「いまはまだ良い。子供の頃の竜の騎士は並みの人間とたいして変わらん。だが、おまえが成長し竜の力に目覚め始めるにつれ、人間はおまえを恐れ疎み迫害をはじめるだろう!!その時地獄の苦しみを味わうのはおまえなのだぞ!!」

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ダイは、ベンガーナ市街戦で、その迫害の端緒を既に味わってますからね。説得力があります。人智を超えた力と魔力。恐ろしいですよね。ポップは迫害を必死に否定しますが、個人的な友情に過ぎません。人間という種族はきっと迫害するでしょう。一緒に視聴している我が子達には、さぞダイがかわいそうに見えていると思います。しかし、良い大人になった我々は「世界中の誰もがあなたを避けても、私はあなたと共にいる」と寄り添う誰かがいてくれる、これが如何にかけがえのないことか知っています。12歳のダイに分かってくれと言うのは酷ですが。

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ポップはバランの足止めに重圧呪文「ベタン」を使います。ドラゴン3匹を仕留めた強力呪文です。その威力を一切意に介さずに一言

「竜の群を束ねる軍団長がドラゴンより弱いとでも思ったか・・?」

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これを子供の頃に読んだ時は、たいそうバランの強さを実感したものです。確かにそうだけど…。じゃあ、ドラゴン数十匹よりバランの方が強いってこと?みたいな。強すぎるでしょう。例えば、御社の営業部長は営業社員全員の営業成績を上回っていますか?と訊かれたらどうでしょう?毎月上回っている、と答えられたら、竜騎将バラン認定です。

さて、今回の目玉はもちろんギガブレイク!この『ダイの大冒険』連載当時、TVゲームのドラクエではギガデインが最強呪文なんですね。(この時期すでにDQ4でミナデインというのがありましたが、一人では唱えられないので)魔法剣という概念もドラクエにはまだありませんでした。なのでギガデインを剣に纏わせて斬るなんてのは、ドラクエであってドラクエを超えた超必殺技。それ以上のものは思い付きようがないんですよ。新アニメでのギガブレイクは演出も格好良く、ど迫力でした。

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次回の第25話は「戦慄の竜闘気」。3月末でぴったり半年、BD2巻もここまでの収録のようです。実は昔のアニメ(ダイの大冒険1991年版)は全然観て無かったのですが、次回の話で打ち切りだったそうです。視聴率は良かったけど、バラエティにシフトする番組編成のためだったとか。愚かなことを…。でも、そのお陰?で、この時代にリメイク版を我が子と視聴できている、とも言えますね。昔のアニメは観てなかったけど、EDがDQ2の「この道わが旅」に歌詞を付けたものだったのは知ってます。なぜかそれだけはよく聴いてました。なんでEDだけ聴いてたのかは憶えてない…。

みなさん『ダイの大冒険』はテレ東系で土曜の9:30ですよ~。アマゾンプライムやNetflixでも観れるらしいですよ~。

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