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「おまえたちの手で地に堕ちて」【ダイの大冒険を語りたい 第25回】5/22(土)第33話

※Facebook用に書いたものの転載です。当初は友人や趣味の仲間向けに『ダイの大冒険』を知ってほしい、というつもりで書いた記事となりますことをご了承ください。  

前回まのでバラン戦で我が子達は悟ったようです。「もはやハドラーなぞに出る幕はない」と。というか、竜魔人バランより強い敵がいるとも思えないと。まあ実際にほとんどいないわけですが…。息子によると「ザボエラあたりは大魔王がパワーアップする際の養分として吸収されるのがオチでは」とのこと。(節子、それ同じドラクエでも『ロト紋』の方や!読ませたことないのに…)ともかく戦いがハドラーの次元をとうに超えてしまったわけです。そしてハドラーは、ザボエラの奸計に乗ってダイ達に夜襲をかけ、見張りのポップからは「落ちるところまで落ちた」とまで言われ、当然破れ去ります。下半身全部もげて、正に「地に堕ちて」しまったというわけです。普通ならもう退場ですよ。しかし、ここからのハドラーに要注目です。我が子達には「大人にはポップとハドラーが人気」と何度も言っていますが、いま最高に疑われています。最初にポップのこともボロクソに言っていた我が子達。ハドラーのことも、いずれ思い知るがいい。

「クロコダインのおっさんも以前おんなじようなことを言ってたぜ.。だが、最後にはわかってくれたさ。男の戦いには…勝ち負けより大事なものがあるんだってことをな…!!」

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失敗を恐れて自己保身に走っていると、ポップの言う通りにするのは難しいんですけどね。でも、将来後悔しないすべでもあります。


さて、今回の名台詞は助っ人に来てくれた大魔道士マトリフがポップに言った教え。

「よく憶えとけ。魔法使いってのはつねにパーティで一番クールでなけりゃならねえんだ。全員がカッカしてる時でも、ただ一人氷のように冷静に戦況を見てなきゃいけねえ…。少なくともオレはアバンと組んでた時にゃそうしてたぜ。」

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スポーツではもちろんとして、音楽のアンサンブルでも伴奏者に有益な言葉ですね。この台詞、作中で後にもう一回出てくるのですが、現在、すぐに冷静さを失ってうろたえるポップが、その頃どうなっているか、お楽しみに!


このマトリフ師匠も格好良いです。たぶんこれを子供の頃読んだ時、初めて知った四字熟語。

「てめえの専売特許だとでも思ってたのか?おめでたいヤツだ!!」

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ついでに、自分としてはイマイチピンとこない言い回しなのですが、"ダイ好き”の間では名言として名高い『アバンの書』からの引用。僕は、まだこの言葉を理解できるほどには人生経験が積めていないようですね。

「傷つき迷えるものたちへ
敗北とは傷つき倒れることではありません
そうした時に自分を見失った時のことを言うのです
強く心を持ちなさい
あせらずにもう一度じっくりと自分の使命と力量を考えなおしてみなさい
自分にできることはいくつもない
一人一人がもてる最善の力を尽くす時
たとえ状況が絶望の淵でも
必ずや勝利への光明が見えるでしょう」

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さて、次回第34話は「ロモスの武術大会」

なんや、やっぱりジャンプ漫画は、どれも天下一武道会みたいなことやるんかい、と思われそうですが、『ダイの大冒険』はちょっと違うんですよ。お楽しみに。

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