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「ギガブレイクでこい」【ダイの大冒険を語りたい 第22回】4/24(土)第29話

※Facebook用に書いたものの転載です。当初は友人や趣味の仲間向けに『ダイの大冒険』を知ってほしい、というつもりで書いた記事となりますことをご了承ください。

4/24(土)第29話は「バランの怒り」。ポップが本当に逃げ出したわけでないと知ったクロコダイン。ポップの孤独な覚悟を推し量れなかったことを悔います。

「ゆるせよポップ あの世で会ったら好きなだけオレを殴れ…!! 」

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心の迷いが晴れたクロコダイン、ここからが彼の一世一代の見せ場といっていいでしょう。かつて魔王軍で随一の力を誇った獣王の戦法がこれです。

「ギガブレイクでこい…!!」

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天地を揺るがす必殺剣を我が身に受け続けてバランを消耗させること。「相手を挑発して必殺技を出させる」少年漫画では切り返す策がある場合が普通です。でもそう都合の良い策などポンポン出るものではないんですね。世の中そんなに甘くない。クロコダインは命を賭して耐えるだけ。このリアリティがいいんです。(『ダイの大冒険』に限らず、ジャンプ漫画が都合の良い展開が多いのは否めませんが…。)

ここで都合よく(!)ヒュンケルの加勢が間に合い、バランを説得します。

「人間がすべて悪ではない!それはおまえ自身が誰よりもよくわかっているだずだ!!なぜならおまえの愛した女性もまた人間だったのだから…!」

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ヒュンケルは21歳。『ダイの大冒険』ではなく、われわれ人間の世界では「大人ならば理解しておかなかればいけないこと」が多数存在しています。(面倒ですね)その最たるものの一つが「内容は正論であっても言い方が大事」というものです。でも、これが分かっていない人、意外と多いんですけどね。自分が正しいと思い込んでて相手の気持ち考えない人。正直、そんな人と一緒に働きたくないですよねー。まして、このヒュンケルの場合、身内の不幸によるトラウマに対し、他人が正論で意見しています。はっきり言って言語道断ですね。しかも、本人も重々承知していることを…。まだ21歳のヒュンケルでは、それが分からんのでしょうね。案の定、バランは怒り狂って竜の騎士の戦闘形態、竜魔人となります。これまでの姿格好でも全く勝てそうになかったのに…。

そもそもが仲間はみんなボロボロのうえに、記憶を消され本能的にバランを父と感じ取っているダイ。このまま二人は父子として結び合い「おれたちのダイ」は人間の敵となってしまうのか。風雲急を告げる次回はGW初日、5/1(土)です。少年ジャンプ史上に燦然と輝く名シーン。僕を含めた当時の読者のオジサン達(と女性の方々)はずっとこの日を心待ちにしていました。これを我が子達と、しかも、7ヵ月間ともにTVで冒険したのち、リアルタイム観ることができるとは!さあ刮目して観よ!冒険はここまで!

今回はわざと次回予告観せなかったんだけど、まじで良かったわ~



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