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第37回週刊超合金【自転車の科学②】


人間は様々な科学を使いこなすことで、他の動物に比べて非力にも関わらず優位に立ってきました。道具により力を増幅させ、より速くより強く動くことを可能にしています。

ロードバイクは必要最低限のパーツだけを組み合わせ、非常にシンプルに作られています。自転車自体は身近なものであまり気が付きませんが、様々な技術や理論を結集して作られた科学の結晶とも言える代物です。

鍛え上げた短距離走選手でも40Km/hは10秒程度しか出せませんが、ロードバイクに乗ることで普通の人でも40㎞/hで10秒以上継続して走ることが出来ます。徒歩だと気の遠くなるような距離もロードバイクだと1日で走り切れたりします。

今回も自転車に関する科学を考えてみて、上手く乗りこなすための予備知識を仕入れてみたいと思います。


こんにちは。ジャイロ効果の理解しようとするだけで、頭がパンク気味の超合金イワシマです。皆様いかがお過ごしでしょうか?


自転車が倒れずに進む現象はジャイロ効果やキャスター角によるものと言われていますが、反証もされていたりして、実はまだよく分かっていないのです。もちろんそれらが自転車のバランスをとるのにに寄与しているのは明白ですが、経験則により徐々にトライ&エラーを繰り返し徐々に進化してきたのです。

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