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スキズソチャンビン.2

(これだから陽キャのO型は…手に負えないのだ。

なんでも、かわいげで押し切ろうとしてくる。
私の知る彼らは、無意識にこちらの線を超えてくるような振る舞いも、自分の圧倒的なかわいげで、どうにかなると知っている。
愛される自信と、一対一の時に発揮される人当たりの良さで、O型たちは人生を闊歩する。

わたしのような気難しさだけが暴走してしまう陰キャのA型は、O型の自由で合理的で人との間で自分を出したまま自分らしくいられる人種を羨ましく、そして妬ましく思う。
わたしもそんな素敵な人格だったらどんなにいいかと思わずにいられない。)


特に、ソチャンビン(写真下段左)を見ると、その周囲から慕われ誰からも愛され、陽気で素直な彼の圧倒的な人間的魅力に、到底敵わないと思い知らされる。


(そう、ソチャンビンは、わたしのような陰キャ中肉中背の地味女のわたしからすると、眩しく一番遠くにいる存在である生まれながらの陽キャなのだから)
カッコ内は私の中に住まう陰キャの使者からの意見ですので、あしからず。


それでも、ソチャンビンの事を心から好きだと思えるのは、彼がアイドルであった為にその成長や変化を知り、感じることが出来るからだ。


デビューから2〜3年目のメンバー同士だけで語り合うコンテンツや、メンバーのことを話す口ぶりや、関わる様子を見ると、ソチャンビンのそのスタイルは、陽キャな奴とは大体友達なタイプの、同学年の女子にもその存在を認められ、後輩女子にはそれなりの人気があったりするような先輩のそれだ。

(正直、その先輩感に魅力は感じないし、そういう人は得手して人間関係でやっていくタイプになり得るし、陰キャを無視したりするし、調子良くちょっと小馬鹿にしたりしかねないから、全然好きじゃないし、彼について、そういう他者に対しての上下関係を感じさせる所作が過去になかったとは言わせないのだけど(一息))

ソチャンビンは、ただのそんなやつには成長しない。


陽キャのまま、彼は人間に、物事に、しっかり向き合う事を諦めない人間となっていく。

そもそもが素直なのだ。
ハンジソンのラップを初めて目の当たりにしたソチャンビンの様子を見た時、自分の思惑と違うことが起こった時も、本当にすげえやつには一目置ける素直さを、わたしは感じ取った。
(そんなことでは揺るがない自信ゆえよ…)

観察し、分析し、噛み砕き、理解し自分に落とし込む。自分と比べて落ち込むだけみたいな野暮なことはしない。
(一時が万事なんでも自分と比較して一喜一憂するようなあたしとは根本から違うのだ)


長い物語で見る、視点の更新や変更を重ねて、多面的な視野で見て、自分で考えて自分のものにする。自分のまま最高である事を見据えている。

ソチャンビンは、ずっと考えている。

そして、曲として、意見として私たちにそのフィードバックをしてくれる。

そう、ソチャンビンは自分の意見を伝える事を怖がらない。
(自分という存在に対する圧倒的な自信ゆえの怖がらなさ、うらやましーー!!)

でも、このフィードバックを通して、皆彼を信頼するのだから、相当向き合ってるし、テキトーなことで誤魔化したりしない人なんだろうな。

キムスンミンとソチャンビンは、同じクラスにいたら同じグループでもないし、もしかしたら話すこともないような毛色の違いを感じるのに、この二人はストレイキッズの漢気担当として、毛色が違うのに気の合っている様子などを見せてきて、私的には花丸大満点ケミだが、キムスンミンがソチャンビンと距離が縮まったのは、メンバーの言うところ、チャンビンのレコーディングに際してのフィードバックにあると言う。


そもそもだけど、フィードバックって何って思う。

アイドルにフィードバックってあるの?って思う。

いや、思ってた。


今となっては、韓国アイドルのパフォーマンスへの突き詰め方を知り、どんだけの他者の意見と会社の意見と自分と、その素直さや消化する力などが求められる仕事もないと、理解しているけどれども、そもそもはフィードバックってなんなんって話なのだ。


なんとなくやった仕事が、特にフィードバックも無く、訂正だけされて私の作成したものになっており居心地が悪かったり、子供が本当はあっちが良かったと事が済んだ後になって言い出しその時言って?となったり、誰かの悪口の中で「ま、本人には言わないけどね」と言う文言の残酷さを、わたしは知っている。


誰かが表現するのをやめた時に訪れる不幸は、本来は取り除けるものだったりするのに。


向き合って、伝えるために言葉を尽くす人


ソチャンビンは諦めない。伝えることを諦めないでいてくれるから、みんな彼を信じる。

私も、ソチャンビンを信じている。
彼は自分を信じる人を裏切らないと、心から思っている。

そしてまた彼も人を思いを信じている。

自分が表現を諦めなければ、届くと信じている。

2月25日、26日と公演されたストレイキッズ初のドーム公演。

公演の最後で男泣きを見せたソチャンビン
彼はもう話すこともできないほどに泣いた

膝を抱いて、うずくまり泣いた

言葉を尽くせなくなるような経験を私たちの目の前でしたソチャンビンが、次に私たちに何を言うのか、何を伝えようとするか、わたしはそのフィードバックを心待ちにしている


(陽キャのO型、アイドルに向きすぎ)

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