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【ブルアカ】 カルバノグの兎編 第2章「We Were RABBITs!」 後編の感想 【ブルーアーカイブ感想】


1週間で後編が来たので初投稿です。

いくらなんでも早すぎ。
しかもめちゃくちゃボリュームあったし、今かなりブルアカのモチベ高くなってます。総力戦は…ナオキです。

しかし平日の午前更新ってなかなかキツくないですか?私は留年して暇を持て余してるので何の問題もなく読めたんですが…
やはり夜型の人間なのでストーリー読むにも感想記事書くにも出来れば夜更新の方が助かるんですけどね。

以下ネタバレ有りなので注意




カンナ…………。
最終編で充分と言って良いほど罪を償うに値する功績を立ててなお、責任を負うものとして局長から降ろされるなんて……。
しかもそれに部下の生徒も抗議を起こすもんだから泣けます。ヴァルキューレ全然いい所じゃん…


先生のフォローも謙遜して受け取ってるけど、ほんとにカンナのおかげで最終編動いたんだからさ…神の一手ですよ。
2章前半でもRABBIT小隊に先生が感謝の意を述べていましたが、SRTより先に先生を単身で助けに来たのカンナですからね。しかもシッテムの箱も持ってきてるし。有能すぎる。

あと「それでも」と同じくらい「やるべき事」って概念が引用されますよね。やっぱりここら辺はブルアカ全体の思想なのかな。



結局ユキノの言葉に従い、FOX小隊の支隊に入る決意をしたミヤコ
でも、仲間を優先するあまり自分の意見を押し殺しちゃってるんですよね。
「引っかかる所がありますが…」じゃないんだよ…。君の信念が1番大事なんだよ…。
この後、「先生とあったらまた迷いそうで手紙でのお別れになった事を許してください」みたいなこと書かれてて苦しかった。分かってんじゃん。先生が会いに行ったら絶対ミヤコの迷いについて聞いて、助けてくれそうだから。でもそれはおそらく先輩たちと敵対することになってしまうから、という。悲しすぎ。


そうだよ(便乗)

ここ声出して笑ってしまった。
前編の記事でもカヤのギャグ時空落ちがどうとか言及したけど、相手が屈指のギャグ時空学園だからどうしようもなかった。
レッドウィンターは一生こんな感じなんだろうなと言うのがあって逆に安心します。
なんかこの1周間でチェリノとカヤ絡みのファンアートでこういうシチュエーションの絵チラッと見たんだけど、まさにそれが本編で出てきてダメだった。レッドウィンター相手にまともに取り合おうというのがまだまだですね、カヤは。

ミニストーリーの万魔殿と事務局のエピソードでも、ファッションキチガイ演じてるだけのマコトがレッドウィンター相手に尽く負ける話あったけど、これ本当に面白いんだよな。
投票率3.8%という数字が、政治に興味無い生徒しか居ないから、これが逆に万魔殿の権威が揺るがぬ証拠という論に、投票率300%とかいう数字で抵抗してるの意味わからなすぎて最高。

(というかやっぱりソ連モチーフの学園じゃ流石にシリアスなメインストーリーは荷が重い、というか、グレーゾーンなんですかね…)

キヴォトスに治安維持法みたいな馬鹿げた秩序求めたらめちゃくちゃ物騒な形で反抗されてるの面白すぎませんか?
銀行で提出書類増やしたら代わりに銃突き付けられた、みたいなやつ。(ん、…)
前編でも手榴弾を持ち歩くなんてテロリストだ!ってあったけど、キヴォトス基準じゃ厳しい取り締まりなんだけど、現実換算だと普通に超正論なのが逆に面白い。



てっきり私は、連邦生徒会長にクソデカ感情抱いてる事から来る行動なのかな、とか思ってたんですけどどうやら違うっぽいですね。あの女とか言ってるし。
恐怖とか言い始めたからてっきりゲマトリアと組んでると思ったらこれは𝘛𝘦𝘳𝘳𝘰𝘳じゃなくて普通に恐怖統制の方でした。
カルバノグ編更新されてからますますカヤの事好きになってます。今までどの問題を起こしてきた生徒よりも小物で、利己的で…子供。


場面は変わってシャーレ。カヤの当てつけで弁当の支給を絶たれた先生にユキノを除くFOX小隊がいなりを届けてくれたんだけど、ここ「ドアを開ける」「ドアを開けない」でちゃんと分岐しました。開けないを選ぶとなんか普通にドア爆破されました。なんで??いなりを食べたかったから注文したの!

ニコが渡してくれたいなりをなんの躊躇も無く食べて驚かれるんだけど、どうやら敵対関係にある生徒を簡単に信用していいのか、という話。
もうここまで読んだプレイヤーは「信じること」については散々エデン条約編で聞いてるからすぐに先生の真意に気付くはず。
「先生が生徒を信じないと、何も始まらない」
分かりやすく今回はいなりを食べた、という表面上の事実だけだけど、先生は例え「貴方のような大人が大嫌いです」なんて言われても生徒を信じるのをやめない。

というか、そもそも先生は生徒の敵では無い、という話もエデン条約編1章のミカと会うシーンで出てきましたね。一貫性があっていいと思います。

含みのある終わり方で良いですね。文学的。
このままユキノに従ってて良いんだろうか、と。少なくとも先生は生徒を心配してくれてるだけだ、という事実が分かったので、拠点の場所をこっそり教えてくれるニコ、好きです。


またミヤコが皆に気遣ってます。
でも、小隊を解散し、支隊として傘下に下って、充分な暮らしが出来るようになったけど、本当にこれで良いのか?という疑問は、ミヤコだけでなく皆が抱いてた。

ちゃんとサキはミヤコの様子に気付いてた。
皆のため、皆のため、と自分の信念に蓋をして、SRT復活という大義のため、ずっと憧れのはずだった"SRTの変わらない正義"に見て見ぬふりをしていた。
それに何も言い返せないミヤコ……本心は違うのは自分が1番分かってる筈なのに…。

あと真面目な雰囲気のところ申し訳ないんだけどミヤコのシャワーシーンのスチルどこ行ったの??
4.5thPVにあったのに使わなかったスチル何枚かありますよね?デカルト逮捕シーンとか。なんで?


くさそう。

ここのオチ完璧すぎて思わずスクショしちゃった。
To Be Continued…じゃねえよ。

と言うのは置いておいて、ニコから教えてもらった場所に来て、いよいよミヤコに会いに来た先生です。

ここ最高です。先生の、この直接的に「本当はFOX小隊の先輩に従いたくないんじゃないの?」って聞かないところが良い。
でも、ミヤコの本心に問いかけ、寄り添おうとしてるのは変わらない。大人ですね。

あと関係ないんですけど1つのセリフを分割して選択肢にして表示するのやめて欲しいです。ログ表示にした時訳分からなくなるので。


今回の1番好きなシーン。もの凄いドキッとした。
1章のミヤコにも、FOXにも変な大人と言われ、ここでも自称するんですが、ここのミヤコの「変な大人」は破壊力が高すぎます!しっとりしててめちゃくちゃ好きです。

高校生ってまだ子供なんだけど、もう自分の判断で行動することが出来るようになってくる年齢じゃないですか。子供と大人の過渡期の終わり頃って感じで。でもまだ大人じゃないから、そういう部分は先生が助けてくれる。泣けます。私はもう21になるってのにまだ小中学生の気分なので。苦しいよ〜

2ndアニバのイラストでもまだ1章しか公開されてない時点のミヤコはチョロインみたいな扱いでずっとメインヒロイン(笑)とか言われ続けてましたが、今回はヒロイン力高すぎて流石に転げ回りました。

右からロイヤルブラッド、名も無き神々の王女、キヴォトス最高の神秘
…ぴょんこ



責任は俺が取る!(凱聖バルスキー)


先生のこのセリフ、1章の時のそれで泣いちゃった。しかも1章16話、2章16話と意図的なのか揃えてきてます。
余談ですが4thPVで毎回先生の言葉が世界線を変えてる描写が映るサビの部分毎回泣いちゃうんですよね。もうRe Aoharu聞く時「責任を負う者について、話したことがありましたね」が無いと満足出来ない体になった。

あと今更なんだけどここまでのミヤコ達、何気にRABBIT小隊の所属がちゃんと無くなってるの芸コマです。
対策委員会編もですがUIを使ったルビ描写面白いのでまたやって欲しいです。

さっきのは1番好きなシーンなんですが、ここは1番カッコよかったし見たかったシーンです。
そんな事をしてまで復活させたSRTはSRTじゃない。名ばかりSRTなんて要らない。"SRTの正義"のために戦う。と…
前編で1番楽しみにしてたミヤコの中にある"SRTの正義"をここまでカタルシスある形で言葉にしてくれてめちゃくちゃ気持ちよかったですね。


あとこの理論も堪らないですね。かつて自分に見せてくれた眩いばかりの理想の正義の道を経たれてしまった今、今度は自分たちが、先輩が帰って来れるようにその正義の本質を守らねばなるまい、というもの。
FOX小隊よ安心してくれ、後続はちゃんと育っているぞ…。


ミヤコの作戦にはデカルトも参加してくれますがやはり劣勢に。そこに来てくれるのが生活安全局という…

カルバノグ2章とにかくずっとカンナがかっこいいですね。無料100連で引いておいて良かった…
今は公安局長じゃないから、一般ヴァルキューレ生として生活安全局に加担してくれてるのあまりにもカッコいい…。
責任と決定は自ら下すもの。正義を貫く為ならどうなろうが構わない。いや〜、惚れますね。


(画像ペタペタ貼りすぎなの許して…)

ミヤコの正義、その理想のため、皆を巻き込む訳にはいかない。でも…ミヤコの正義はSRTの正義であり、それは皆の憧れた正義だった…と言う。胸熱すぎる。
これ2章前編でも出てきたやつですよね。思わず声出た。




(BGM:OST 32.GGF)


タイトル回収来ましたね。
殺人ウサギなのでRABBIT小隊が人殺す話とかしたらどうしようとか思ってたけどそんな事は無かったです。普通にクソかっこいい回収の仕方して良かったです。
GGFは例の如く反撃って感じのBGMで相変わらず良いですね。

あとここからの反撃シーンの戦闘描写、めちゃくちゃ没入しちゃってスクショ撮るの忘れました。前編の潜入シーンから反省した戦い方してるな〜って思いながら見てた。


イベント戦力入れすぎじゃない…?何これ…?
パヴァ2章でもムービー挟んだりしたけどこれ最終編と同じくらい凝ってませんか?謎技術すぎ。
(てかFOX小隊が全員ストライカーなのに、ミユが凸砂でポイントマンのサキがスペシャルなの意味わからない)

そう、大人じゃない。
だからそんなに責任を負う事に躍起にならなくていいんだ。まだいくらでもやり直せるから…
ブルアカはこういう生徒の"やり直せる"の部分をちゃんと描写することに定評があるので、FOX小隊についてはこれから3章なりなんなりで罪を償える機会があったら良いんですが。
正直今のままだとまだキャラクターを掴みきれてないし。特にユキノ。3章でこの子らが救われないと割と今回のシナリオ許せないかも。(いや、絶対やるだろうけど…)



ここ即落ち二コマすぎてゲラゲラ笑ってた。
あんだけ有能ムーブ見せといてこれなのはちょっとガッカリしたけど…カイザーってこんなやつしか居ないの?もしかしてこの人もアロハシャツとか来て再登場するんですか?嫌だなあ〜


🤖❗

ん?今なんでも

こいつあまりにも小物すぎて大好きです。
なんなんでしょうね。不出来な生徒ほど愛らしいみたいなのに近いのかな。あと単純にこういう小物系悪役が好きなのもある。

誰に謝りましょうか…?

これ本当に自分がなんで怒られてるか分かって無さすぎで好きすぎなんだよな。
連行中も「超人が〜」とか言ってて最後までブレない。

FOX小隊についてはちゃんと今後罪を清算しそうですがカヤについてはどうなんでしょうね。何もビジョン見えないです。
今の所カヤが何したかったのかとかそういう経緯が一切なかったですからね。ここが引っかかった点でしょうか。

やっぱり生徒へのヘイトの向き終わりがリオに続いて上手くいってない気がしました。しかも今回はギャグ落ちで無理やり締めましたからね。
一生徒と向き合うのこんなに雑で良いのか?と。ここら辺のケアはして然るべきでは。
(正直ハイネは騙されてたにしろ、カヤの陰口録音再生はどうかと思いました)
まあ今はムショにぶち込んで頭冷やしとけって感じなんでしょうかね。

私は勧善懲悪が好きなんですけどブルアカの場合先生のスタンス的にそういう訳には行かないので何らかの形でカヤやFOXに無いとこれじゃあんまりです。


最後にオチについて。
ミヤコからいなりと手紙を差し入れて貰ったニコ達のセリフですが。
"「明日」からのプレゼント"。いい表現ですね。
で、これ↓

あえて上で貼らなかったんですが、「次があると思ってるんですか?」の前のシーンです。
"次"とは"明日"のこと。やり直せることの隠喩なんですね。
罪を清算して、また外の世界に出るその日まで。その日の後輩達に胸を張って会えるように。
そういう希望を込めて"明日"なんですね〜。ブルアカらしくて良いですね。

サブタイトルの「We Were RABBITs!」もRABBIT小隊のような理想の正義を追った過去のFOX小隊の事を指してるんですかね。だとしたら"明日"にはSRTの未来を担うミヤコ達の意味も含まれるので意味も通りやすくなりますね。

カルバノグ1章の頃からは考えられないほど面白くなったし、好きになりましたね。2章。1章はあんまり印象に残らなかったので。
ただ、FOX小隊の掘り下げが薄かったのでカタルシスが弱い等、手放しに褒められるエピソードでは無かったのは事実ですね。

FOXもカヤも行動に今の所裏付けがないのでカヤがアホな悪役として描写される度にFOXまでそのレベルまで落ちてしまうのが良くなかった。
オチや思想はかなり好きな分もうちょっと尺取れたらもっと面白くなったと思うので、ちょっとそこが残念でした。
テンポ良いのは好材料ですが描写の信頼性に欠ける感じです。今後に期待かな。


以上です。おわり。

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