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【ブルアカ】 エデン条約編 第3章「私たちの物語」が面白すぎるという話 【ブルーアーカイブ感想】


連日エデン条約編を読み返しているので初投稿です。

いくら頑張ってもペロジ実質3凸が限界でした。神秘以外のそうりきは今年のシーズン47・市街地ヒエロ以降は全部チナトロなので圧倒的な成長を実感します。
せっかくなので最後の凸をセミナーで〆て見ました。なかなかいいメンツじゃないですか?

黒髪ロングで赤目巨乳…リオだな!


山海経のイベストすら読めてない(もちろんチャレンジも放置)してるので本当はエデン読み返してる暇はないです。

イベストと言えばパヴァーヌ2章のシナリオライター、ピカおじじゃないらしいですね。ソースはグロ版ハニバの生放送。
パヴァーヌ2章のシナリオがどうしても受け入れられなくて、本当にこれピカおじが書いたのか…?と不安になってたんですけど、プロットだけ渡してイベストのシナリオライターに全投げしたっぽいです。うーん…
ピカおじが書いてないとなると安心はするんですけどね。だからと言って純粋に喜べないのが…。

実際最終編で尻拭いに必死になってめちゃくちゃアリスとリオに尺割いてたのはやっぱり気になりましたし。4章前半とか何見せられてんのって感じだったので…


パヴァーヌの愚痴始めてると止まらなくなるのでこの辺で止めます。あと例のごとく3章以降の内容にも触れます。キャラ単位で縦に見たいので。今回も刺さったシーンをピックアップして行きます。よろしくお願いします。

以下、ネタバレ注意




空崎ヒナ……。
圧倒的に武力で劣る先生を物理的に守りつつ、その力では劣る先生だけが唯一の心の拠り所のヒナの関係が大好きな訳でさぁ……。

ここの先生の退路を拓くヒナ達、ゲヘナだとかトリニティだとか、そういうの一切無いの良い。ただただ先生を守り抜き、状況を打破することに一丸になってる。
あと手負いの状態で普通にヒヨリ部隊壊滅させてから来てるの強すぎ。

最終編辺りでしっかりと明かされたけど、ここスーパーアロナちゃんのバリアが無いから(古聖堂爆発を守って力尽きる)マジで先生殺されそうになってる。
必死に守り抜こうとするんだけど、アリウススクワッドについに追いつかれて。

一度は事切れるも、死に体になった躰に鞭を打ち、絶体絶命の先生を庇い立ち上がるヒナ……;;


結局先生に銃弾は当たっちゃって、生死を彷徨わせてしまった事に負い目感じて、ずっと1人で頑張ってきたヒナもついに限界に。

4thPVでも引用されたこのセリフ。
無法地帯のゲヘナで治安維持をほぼワンマンでこなすの、本当に辛そう…

しかも、作中でも最強格の強さを誇るキャラクター、その名を聞けば不良は震え上がり、「ヒナの居ない風紀委員会なら勝てる」と言われる始末…。

でも、そんな彼女も17歳の女の子。いくら頑丈で、政治的に強い立場に居ても、年相応の姿だってあるし、限界もある。誰にも見せなかっただけで。そう、先生以外には…。

先生だけに弱み見せるの大好きだって言ってるじゃん!!
ついに本音を漏らすヒナ………はぁ〜…。

日頃から色々思う節はあった。でも言えない。風紀委員長だから。この地獄を正すのは自分しかいないから。
エデン条約に誰よりも希望を抱き、締結のために獅子奮迅していた彼女が、ようやく漏らした本音、見せた弱み…

「ヒナのことも信じてるよ」

締結前。そっと抱きしめてあげたい…守りたい(無力)
なんでこの子ゲヘナなんかに居るんでしょうか、ほんと…

で、何気にユメ先輩が死んでいるのも、その死体を見つけたのがホシノだ、という事実もここで発覚。

ホシノとヒナのこの関係、何気のブルアカでトップクラスに好きなんですよね。
ヒナはホシノがなんで折れても立ち上がれるんだ、と驚愕してるけど、実際はホシノはユメ先輩エミュしてるだけで全く傷は癒えてない。

(時々見せる、過去おじというか元の性格が出て口調が強まるホシノ、めちゃくちゃ好きです…。
ヒナが知る昔のホシノはどんな生徒だったんだろう…もう待ちきれないよ、早く出してくれ!)

あとガチャタイトルが対比になってるのです。
「積み重ねる誓いの翼」、「積み上げる尽力の翼」…
どっちも2人にピッタリで最高。

因みに一番好きなガチャタイトルは「たそがれからみなもへと」です。水着ホシノです。ホシノ好きです。はい…
このガチャタイトル、「黄昏から水面へと」「誰そ彼から皆もへと」と二通りで読めるようになってるのめちゃくちゃ秀逸だし、対策委員会編を経て先生と信頼関係を深めたホシノにあまりにピッタリすぎるガチャタイだと思いませんか?天才です。

対策委員会編で最後まで先生を信用しなかったのがホシノの好きなところ。

1.5thで始めたので感慨深い

話はヒナに戻ります。

ここ、あまりにもいい女すぎる…。
先生も「お礼を言いに来た」とは言うものの、ヒナの力は必要なわけで。そこを察して立ち直ってこの台詞言えるヒナ、かっこよすぎるでしょ。

風紀委員長完全復活。
19話で挟まれた回想シーンを経て1人遅れて登場したヒナ。
対策委員会と肩を並べて軽口を叩き合う姿に懐かしさを覚えますね…(泣)

ヒナは曇らせとか安易なことさせちゃダメですよ。マジで。二次創作ね。




本題。エデン条約編第3章の肝。
白洲アズサについては2章の方でも触れましたが、ここが真髄です。

生死のラインが曖昧な、頑丈なキヴォトス人が織り成すこの話では、銃撃戦も喧嘩程度で済ませられる世界観でした、が…
エデン条約編で明かされた、正確な、この世界における「人を殺す手段」。それを当たり前のように教えられ、育ったアズサ。
サオリを殺す覚悟。人殺しになる覚悟。それを持ったらもう、日向の道は歩けない。明確な"ボーダー"。

そこをヒフミにまで背負わせる訳にはいかない。
だから拒絶するしかない。トリニティでの暮らしを、学びを、青春を全てかなぐり捨てて…ヒフミ達には青空の下で生きていて欲しいから。

当時ウィッシュリスト見てなかったので存在しない記憶のシーンがあったのはここだけの話


先に言っておきますが、アズサはブルーアーカイブで1番かっこいいです。
だけど、ここで終わらないのがアズサの覚悟の凄い所であり、この第3章で最も悲しいこのシーン。

初見だと絵面だけはシュールなこの光景に一瞬脳がバグり散らかしますが、その後のアズサの反応ですぐ目を覚まします。その凄まじい覚悟と、二度と後戻り出来ない悲しさによって…

(BGM:OST 37.Morose Dreamer)

エデン条約編第1章で、初めて見るかわいいぬいぐるみ達に心をときめかせ、合格点を取ればそれをひとつ貰えると言うのだから落第なぞそっちのけで勉強を頑張り、無事ヒフミと交わした目標に達したアズサ。

そして、友情の証として「ペロロ博士」のぬいぐるみを受け取り、これをヒフミだと思って大切にする!と目を輝かせ…

そのペロロ人形を罠に使うという、友情の証に泥を塗る最低な行為ヒフミとの関係を断つ覚悟
アリウス時代の任務時に渡された、ヘイローを破壊する爆弾を詰め、サオリの殺害を図る……。

あまりにも、あまりにも辛い……けど、死ぬほどかっこいいです…。ここ…。あとBGMが合いすぎてる。この曲でこのシーン連想するくらいには。

しかも余計に辛いのが、エデン条約編第4章で、アズサの口から明かされた事実。

「でも……私の家族でもあったんだ……。」

これヤバいです。自分を庇ってくれたサオリや、アリウススクワッドの皆と最後まで馴染まなかったアズサが、こんな事を思ってたなんて…。うう…。
これつまり、もうヒフミ達の居場所には戻れない、という覚悟の現れに加えて、家族を殺すという覚悟も持ってたってこと。白洲アズサ……。


…………。

……。


アズサ……君はまだ戦うつもりかい?
全てが虚しいと知っていて、それでも君は……
全てを失って、どうしてそんなに……

エデン条約編 第3章16話「いくつかの欠片たち」より



アズサは、折れていなかった。


みんなを、みんなの居場所を守るために、再び立ち上がる。
そのためにはいくら血塗られた道を進む事になろうと、かつての仲間であり、師匠であり、姉のような存在であるサオリを倒さねば。
こんな場所で絶望していられない。手を、足を動かせ。方法を模索しろ。まだだ。まだ…。

白洲アズサ、私の理想のヒーロー像と合致しすぎてるんですよね。
アリウスのような学校を生み出さない為に、エデン条約を締結させる為に自らの意思で二重スパイになりナギサを守ったり、自分の好きな人と場所を守るために全てを捨てて戦う覚悟を見せたり…。


Vanitas vanitatum…全ては虚無であると学校で教えられたのに。教えの通り全てを失ったのに。
「それでも」と彼女の心に根ざすのは、かつて見たあの花と同じ。

コンクリートに芽吹く花。
銃弾でボロボロになった柱や床はアリウス自地区。こんな過酷な環境下ではすぐに枯れてしまうかも知れない。
「それでも」コンクリートを破り、花を咲かせる……。

虚しさを受け入れて「それでも」で生きる美しさ、足掻く強さ…
これらが私のアズサが好きな理由です。

アズサの「それでも」はこの花から始まったんですかね?
アズサの格好が花で飾られてるのがこれルーツだとしたらそれもまた好きなんだよな…
アリスク加入前時点でも、1人で大人に歯向かったところをサオリに庇われてるので、結局時系列は分かりませんが…。

3章エピローグに飛びますが、アリウスの中でもアツコはこの時点でアズサの思想に理解があるのが良い。習った憎しみから、アリウスから逃げようと提案したのも彼女ですし。
アツコの発言が気になるので是非過去のアリウスのシーンをですね…
この花とアズサに纏わる話、第4章エピローグでも地味に触れられててめちゃくちゃ泣いた。ズルすぎ。



そして…阿慈谷ヒフミ。

ずっとずっと補習授業部の部長として皆を引っ張ってきたヒフミ。特にアズサとはモモフレンズ仲間という最大の共通要素が生まれ、みるみる仲良くなっていったのに。
修羅の道を歩む覚悟をしたアズサに拒絶され、もうどうしたらいいか分からなくなってしまう…

でもそんな時に支えてくれるのが部活の皆と、先生。

あのコハルが自らの立場を踏まえて、アズサにこのような経験をさせまいと意気込むのマジ泣き。う〜。
アズサの本心は全部は分からないけれど、自分がそうだったように、きっと寂しいから。
それはたどたどしくとも、心からのコハルのことば…。

キャンキャン吠えてた1章の頃と比べると、こんなにも他人を気遣えるようになって…本当に成長したんだな…(ノスタルジック)

部長として責任を追うだけでなく、皆を気遣い、深夜まで努力を惜しまなかったヒフミ。
その優しさが皆に伝わっていたし、皆が感謝してる。だからこんな時は話し合って、助け合う。もちろんこの場に居ないアズサも同じで…

決意。
補習授業部、あまりにも良すぎる…。
数々の苦楽を共にし、こんなにも強固な絆が形成されてたんですね…(泣)
たとえどれだけ突き放されようと、助けに行くという覚悟…。


いよいよ19話「私たちの物語」です。

再びアリウススクワッドと対面するアズサ。
もう二度とあの世界に戻れずとも、刺し違えてでも倒すと。圧倒的な実量差を前に…
「それでも」、足掻くのを辞めるべきではない。(ここ、後の4章のサオリにも影響与えてて最高)
しかしその抵抗虚しく、サオリの銃弾に倒れる…はずだった!(同人拓也)

そこに駆けつけたのはヒフミら補習部。
それに、正実、風紀、etc…アリウスに決着をつけるため各学園のいがみ合いなど関係なしに再び手を取り合う…!
そして……

ここ本当に大好きなシーン。
お前が人殺しならこっちは銀行強盗だぞ、というあまりにもブルーアーカイブしている理論。
ヒフミに応えてはるばる参戦しに来る対策委員会も小粋で、ギャグみたいな覆面水着団にこんなに泣かされると思わなかったです。(覆面と言えば最終編4章のあれでも泣かされたのでムカつきます)

ヒフミの強さは「優しさ」
アズサが何度拒絶しようと、何度でも追いついて隣に並び立つ。もうお前は1人じゃないんだと…
平凡だからこそ誰よりも努力するし、自分にも他人にも尽くす。
自分の気持ちもアズサちゃんも諦めたくない、という世界一純真な…エゴ

そんな生徒の純粋な願いを叶えてくれるのが先生。悪しき大人の意思には大人のやり方で仕返しを。曲解には曲解を。
ブルアカ宣言からのエデン条約再締結…!

(BGM:OST 87.Constant Moderato Piano Arrange)

(BGM:OST 1.Constant Moderato)

アツすぎるタイトル回収。ここ泣かないやつ居るの?おりゃんよな?
初見時はフルボイスとBGMとタイトル回収で前見えなくなるくらい泣いた。嗚咽してた。
こんなセリフ言って許されるのヒフミだけですよ、マジで…


セイアのストーリーテラーの役割もいい味出してる。説明ありがたい。
でもこいつネタバレ視聴するくせに最後の結末見ないでエアプ語りするのでダメ。ティーパーティーはまとめて別記事にします。

ここの概念バトルみたいな感じ好きです。割とブルーアーカイブ、こういう理論武装使いますよね。
対策委員会編の退部届けにハンコ押してないからまだ所属してますみたいなやつ大好きなんでこことかほんと感心してた。

あと純粋に先生がかっこいいです。
生徒を信じ、寄り添い、支え、導く。
間違いなく先生の存在は大きい。けど、キャラクターの群像劇の中で決して目立つような存在でもない。主人公ではあるのに。
この絶妙な立ち位置、バランス感。だからメインストーリーの先生が好きなんですよね。

ある種先生はウルトラマン的な立ち位置であると考えると分かりやすいでしょうか。怪獣や科特隊のメンバーが生徒的な立ち位置です。

人を愛し、助けてくれるぼくらのヒーロー。でも頑張ってないのにウルトラマンに頼っちゃダメだ。

先生からはそんな雰囲気を感じます。

ブルーアーカイブのガチで良いところは、明らかにモチーフが神様なのに、それの擬人化コンテンツとして出さなかったところ。
生徒が生徒であるために、それだけ。先生のスタンスとゲームのスタンスが合致してるので、説得力を生んでる。
そして、ただそれを信じたい、というのが永遠に私を悶えさせる要素のひとつです。

ゲームのメタ描写はそこまで私は重要視してないんですが、固定編成ではなく、自由編成=ゲームとしてのブルーアーカイブで獲得したプレイヤーの力で戦うという演出には痺れた。
私は当時40レベルそこらだったので苦戦したのもいい思い出です。

こういう反則技出された時にも先生が命削って助けてくれるのも好きなので大人のカードについてはもっと深堀りが欲しいですね。プレ先…

3章辺りから明らかにゲーム体験としてのブルーアーカイブの面白さが強まってるんですよね。
対策委員会編の時は水増しみたいな雑な戦闘しか無かったのに、イベント戦がどれも面白い。
アズサとサオリのタイマンとかスペシャルの支援ガンガン飛んでくるし、コスト回復爆速だし気持ちいい。
4章もミカとバルバラとか。ついでに知育は無くしてくれると嬉しいんですが…
特に最終編の脱出シークエンスはゲームでなきゃ出来ない体験だと思う。



だいぶ長くなったのでここら辺で終わります。

4章も近いうちに出せれば。
ここまで補習部中心だったので次の内容はアリスクとティーパーティーになる予定です。

この顔かわいい


おやすみ。以上。

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