【モダン】ハンマータイムとともに

●はじめに

こんにちは。"ちょこづけ。"と申します。初めての投稿です。
MTGは20年以上続けており、今は主に晴れる屋大宮店でMTGしています。
2年ほど前に横浜から埼玉へ移り、それからSEがある少し大きな大会にも積極的に参加するようになりました。

先日晴れる屋が開催する「第22期モダン神挑戦者決定戦」に参加してTOP16と入賞を果たすことができ、嬉しくなっちゃったのでハンマータイムについて色々と思ったことを書いていこうと思います。

●デッキ選択

はじめてのハンマータイム

使用デッキはタイトルにもあるように今のモダン環境で最速で相手を殴り倒す"ハンマータイム"。リストはよくあるリストと大差ありません。

どんな生物もムキムキに

MH2発売以降環境に居続けるこのデッキですが、初めて大会で回したのは2022年7月。同年8月21日に開催されたBMOチームモダンで使用するためでした。キーカードは何一つ持っておらずチームメイトに借りて回していました。


その時の感想は・・・線細くない???


それもそのはず、それまでは通称"マネーパイル"、《空を放浪するもの、ヨーリオン》を相棒とした4cコントロールを回していて、「レン6!テフェリー!オムナス!うぉぉおおお!!」と言った具合にモダンをしており、またハンマータイムは比較的戦いやすい相手だったこともあり、自分が使用するデッキの選択肢には挙がっていませんでした。

返して…返して…

そうしてチームモダンを終えた数か月後、ヨーリオンの禁止を受けて困りました。「私はいったい何を使えば・・・。」


現モダン環境

モダンメタゲーム(2023年1月現在)※合ってるかは不明
Tier1 URラガバン系、独創力、ハンマータイム、ティムールライノ
Tier2 赤黒想起、4cライノ、マーフォーク、バーン、版図zoo
Tier3 アミュタイ、エレメンタル、リビングエンド、ヨーグモス、多色コン

ヨーリオン禁止後、モダン環境は《不屈の独創力》を使用したデッキを中心にメタゲームとカードの選択が行われていました。そんな中"レンアンドオムナス"の弱体化により《孤独》や《忍耐》が減少し、安定した成績を残し続ける《敏捷なこそ泥、ラガバン》を使用したURデッキ。

《力線の束縛》登場後、《濁浪の執政》というフィニッシャーに信頼がおけなくはなったものの、《死の国からの脱出》をアドバンテージ兼フィニッシャーに据えたデッキタイプも台頭してきました。

モダンの顔。みんなは好き?嫌い?

ヨーリオンという相棒を失い、路頭に迷った私は環境のいろいろなデッキを日替わりで使っていました。しかしこれといった新たな相棒を見つけることができず年末を迎えます。
そこでチームメイトからチームモダンの誘いがあります。


「ちょこづけ。はハンマーで」


うす、リーダー。頑張ります。
年末のお祭りのような気持ちで参加したチームモダン。デッキは借りた。
なんとチーム5-0、個人5-0という華やかな結果で終わりました。(大会後のうなぎ美味しかったね。)
そしてその調子で年始にもチームモダンに参加。そこでもチーム4-1、個人4-1と安定して勝つことが出来ました。このデッキ…つよい……っ!!

「ちょこづけ。に合ってるよ。」

チームメイトのそんな言葉に、ちょろい私はデッキを組むことにしたのです。

環境における立ち位置

前述した通り、ラガバンとレン6ひしめく現在のモダン環境。どのデッキも理想的な動き、いわゆるブン回りをすると3~4ターン目で勝負が決まってしまうことも少なくありません

そんな中ハンマータイムは最速2ターンキルをすることができ、先に自分の動きを押し付けることができます。相手に常に対処をせまり、後手後手にすることで優位を築いていけるデッキです。
また《ウルザの物語》のおかげで、速さだけでなく中長期戦も戦うことができ、特に環境上位のラガバンを使用するUR系のデッキに強く出ることができます。全然細いデッキじゃなかったです。ごめんね。

1枚で勝てるカード、すごいんだ

一方で、相手に軽い動き、またはマナを使わないアクションを取られるとその優位はひっくり返ってしまいます。ピッチスペルが多いデッキには盤面を返されやすく、また赤の除去には体制があるものの、確定除去も苦手です。

昔は友達だったのにね

その他《虹色の終焉》《力線の束縛》《致命的な一押し》など。

デッキに妨害札が少ないため一枚のスペルで一気に勝負が決してしまうような相手も苦手としています。
具体的には続唱デッキ(ライノ、リビングエンド)、エレメンタル、アミュレットタイタンなど。

またサイドボーディング後はアーティファクトを破壊するカードやウルザの物語を対処するカードが増え如何に妨害を掻い潜るかが勝負になります。

ピッチかつ複数枚破壊の天敵


モダン神挑戦者決定戦は200人前後が集める大会というのもあり、使い慣れている(とはいってもチームモダンで回しただけ)かつ、環境上位のUR系デッキに戦えるデッキということでハンマータイムを使用しました。

●スイスラウンド戦績

1回戦 リビングエンド ××
G1 3ターン目に死せる生でたくさん戻ってきて負け。
G2 ラヴィニアを神秘の論争され、3ターン目に以下略。

2回戦 ライブラリーアウト ○○
G1 お相手カニなしスタート、見えてるカードからデッキの残り総マナ数確認…23。ターシャズは通して返しに除去をはじいて勝ち。
G2 カニを流刑して、展開した後《滅び》されるも残しておいた聖騎士で墨蛾ハンマーで勝ち。

3回戦 赤黒想起 ×〇〇
G1 お相手悲嘆フェインデスからスタート、サーガで粘るもブロッカー除去されて負け。
G2 2ターン目に11/11のルーンの与えて作って寄り切り。
G3 与え手やテフェに手札使わせて、ヴェクの聖別者にハンマーつけて勝ち。

4回戦 ジェスカイブリーチ 〇×〇
G1 2枚のウルザの物語。サーガトークン連打。影槍ついて勝ち。
G2  相手の飛行クロックの方がはやく、負け。
G3 相手がマナスク気味のところにサーガトークンで攻めて勝ち。

5回戦 親和 〇×〇
G1 相手に13/13のサーガトークンできるもこっちはハンマー+カルドラ+影槍じゃい!
G2 まさかのスネアに石鍛冶をはじかれ、装備品が見つからず負け。
G3 先手2ターン目に歩哨が11/11になって青爆弾はじいて終わり。

6回戦 ボロスバーン 〇×〇
G1 3ターン目の攻防。石鍛冶にハンマー付けたい、稲妻!上からハンマー付けたい、稲妻!さらに上から鍛冶屋の技!!21/22でワンパン。
G2 お相手ガイドガイドスタート。2ターン目に聖別者出すも、顔に火力叩き込まれ負け。
G3 シガルダ、聖別者、影槍が初手にあり3ターン目からゲインしていき、相手がフルタップになったところでハンマーつけて勝ち。

7回戦 赤黒想起 〇×〇
G1 お相手のクロックがダウシィーのみ。サーガからハンマーつけて勝ち。
G2 お決まりの悲嘆フェインデススタート。止められず負け。
G3 1ターン目バネ葉、2ターン目石鍛冶、鍛冶屋の技で守ってカルドラ完走。

8回戦 白黒ハンマー ××
G1 ダブマリ相手にハンデス2回はやめてください。負け。
G2 またもやダブマリ。サーガとテフェリーでアドバンテージは取り返し、ワンチャンス作るも山札1枚先に…。万力鎖できっちり蓋されて負け。

6-2。最後の最後で運が尽きました。予想していたURラガバン系のデッキにあまり当たりませんでしたが、それぞれのデッキに対してきちんとプレイできたかなとは思います。あと初めてライブラリーアウトと当たりましたが、《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》本当に恐ろしいカードですね。

デッキの総マナ数40くらいしかないのに

反省点

今回は他のデッキタイプにばかり焦点をあててしまい、同系への対策を怠ってしまいました。正直経験の浅さから「同系は引き次第でしょ。」と思っていたところがあります。
同大会のTop8には"ハンマータイム"使用者が2名進出しており、どちらも《機能不全ダニ》や《万力鎖》といった同系に対して強いカードがきちんと採用されていました。Tier1デッキを使うなら考えなければならない点でした。

●最後に

まだまだ練習中ではありますが、デッキの基本的な動きや、環境デッキとの戦い方をまとめられたらと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?