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【日記】なんらかのオモシロのダシ_220617

急に暑くなったからか体調があまり良くない。
仕事の方は来月から部署が変わるので手持ちの仕事をじっくり片付けていくフェイズ。作業量からすると月末までやや余裕があるのだが、この締切ばかりは間違っても伸びないので慎重な振る舞いが求められる。今日はひとまずひかえめ作業(婉曲表現)となった。

昼はラーメン花月嵐へ。最近はどこかとのコラボで煮干しラーメンを出しているのだが、これが妙に美味い。柔らかめの太麺がざらつくほど濃い煮干しスープをよく持ち上げるし、さらにチャーシューは2種類乗っている。chocoxinaはもともとラーメン花月嵐のことが割りと好きだったとはいえ、あくまでも「店のあり方」が好きなだけで味を評価していたわけではなかったのだが、今回のコラボは明確に好みだ。
ひょっとすると煮干しラーメンはほかの味と比べて、セントラルキッチン方式で起こる保存や温度変化などに強い、みたいな特性があるのかもしれない。bizinesuの匂いがする。

仕事中に荷物が届いた。先日誕生日を迎えた自分にプレゼントということで、高校来の友人がモルック(の道具一式)を送ってくれたのだ。

その友人というのがお笑い好きなので、モルックについては「さらば青春の光 森田」経由で知り、これはいかにもchocoxina好み(ボードゲームなりディスクゴルフなりを趣味にしているため)だということで次の誕生日はコレだと決めてくれていたようだ。さらにそこいらで売っているものよりも一段値の張るモデル(バッグが付いているなどの差がある)を選んでくれたようでありたいへんありがたいことである。
さっそく本人に礼をするのと同時にtwitterで自慢したところ、普段まったく交流のない「モルック界隈」からのインプレッションがかなりの数になった。少なくともtwitterにおいては、自分がよく見ている「ディスクゴルフ界隈」よりも活動が盛んなようだ。

さて、そのモルック一式にはプレイに必要な道具がほとんど全て揃っているのだが、唯一「的から足場までの距離を測るためのもの」が付属していない。その距離と同じ長さのパラコードをカバンに入れておくのがいいだろうということで、仕事終わりにはアウトドアショップを見るべく神保町方面へ。
しかしぼんやりしていたら出発が遅れてしまった上、着いてからも口半開きで「豚大学」などを食べていたら、それらしい店はどこも閉店してしまった。とはいえここまでは想定内なので、そのまま秋葉原まで歩いてヨドバシへ。目当てのものはすぐ見つかった。

帰りは岩本町駅へ向かうべく地下鉄方面の出入り口から店を出ると、足元から「ちょっとお兄さん、いいですか」という声が聞こえる。振り返ると金髪の男が床に座りこんでおり、隣にはその友人らしい男が立っている。
なにか困りごとだろうか、と思いながら話を聞くと、曰く「『なっちゃんりんご』買ってくれませんか」とのこと。
手元のスマホには、なっちゃんりんごの画像がばっちり映し出されており、明らかに、誰かにこれを頼むために事前に準備をしていた様子だ。
どういった目的かはわからないが、少なくともこいつらが自分を「なんらかのオモシロのダシ」にしようとしていることはわかる。さしずめ、人の善意を試すような人間性ドッキリのたぐいか、あるいは「○○してもらうまで帰れません」みたいな企画の最中だろう。もう少し話を聞いたところ、なっちゃんりんごが10m先の自販機に売っていることまで調べがついているようだった。

申し訳ないが、自分は許可も取ってこない相手にオモシロのダシにされる趣味はない。表面上「買ってくるので待っててくださいね」というジェスチャーをして指示された方へ向かい、「買ってくれるって! よっしゃー!」という声を背中越しに聞きながら、自販機を通り過ぎてそのまま歩き去った。もっと反射神経がよければ、もっと手の込んだ嫌がらせを考えたかったところだ。

帰宅後は電話などしながらゆったりビールを飲みつつ、パラコードを切ったり結んだりした。とはいえこんな時間まで起きている理由はなかったはずだ。

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