マガジンのカバー画像

『まるまるサファリの本』*編集の裏ばなし

11
ケニアに行ってきます!と言うと「いいなぁ~」って言われるのですが、いやいや遊びばかりじゃないし、色々あるんですよ ε-(‐ω‐;) 『まるまるサファリの本』の編集裏ばなしです。
運営しているクリエイター

#キャプション

写真のキャプションってすごく大事4

サバンナの脇役に目を向けるとサファリが楽しくなってくる 前回のブログでライオン写真のキャプションの話をしましたが、もう一枚、チーターのお話です。 マサイマラでチーターのハンティングに遭遇!何度見ても興奮しますね~♪ 「俊足を誇るチーターの狩りは僅か20秒で片が付く。獲物はまだ生後数週間のガゼルの赤ちゃんだ。サバンナでは日々、生と死の営みが繰り広げられている」 ↑うーーん、こんなキャプションはありがちで、ありきたり。そもそも、 なぜ私はこの瞬間にシャッターを押したのか。

写真のキャプションってすごく大事2

その瞬間にシャッターを押した深い訳 本作りでキャプションがとっても大事という話を前回しましたが、 例えばこの写真↓ セレンゲティNPの早朝サファリで撮った写真です。キャプションは、えーと……、 ↑なんていうキャプションはありがちですよね……。 私は原稿を書いたあと何日か眠らせ、時間を置いて改めて読み返すようにしています。すると、 「あー、ダメだ、こんなの!」と書き直しになる。 それとかこの写真のキャプションは、 あー、ダメダメダメ。こんなキャプション最悪!……と書き

写真のキャプションってすごく大事1

短文だから書けるだろうと軽く考えていると大失敗。キャプションの良し悪しで本の売り上げが変わる⁉ 編集の仕事を始めてつくづく実感したことは、「長い文章より短い文章のほうが何倍も難しい」ということ。駆け出しの頃はとにかくデスクに文章を「削れ、削れ」と指導されました。 短い文章の代表といえば写真のキャプション。 キャプションって思っている以上に大事なんです。特に私のガイドブックのようにビジュアル重視の本では。写真集を作る予定だったり、出版社に持ち込みを考えている方は、キャプション