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逆転裁判を数年ぶりにプレイ【備忘録】

1〜6/レイ逆/検事2(DS版)を大昔にプレイ済オタク、ふと思い立って1〜3/大逆Switch版を購入しました。
蘇るまでの感想まとめです。読み返すと回を追うごとに文量増えてってるのが面白い。

1-1 はじめての逆転


原点。
新米弁護士、成歩堂龍一。被告、矢張。
今やってみると古畑任三郎の考える人の回を思い出します(これは撲殺ですが)皆のキャラが掴めてきて、チュートリアルとしては良い長さ。矢張のキャラはほんっと良いバランスですね。
多分初回プレイなら「なんで成歩堂はこんなヤツを信じるんだ?」と思うんでしょうね……。そして後で明かされる事実…いいな…。
この時点で千尋さんに全信頼を寄せる事になる。
手軽に摂取できる逆転。
判決後の会話が好きです。

1-2 逆転姉妹


千尋さん!?DL6号って!?御剣って!?
この回は被害者、犯人共に濃く記憶に残っています。ボーイさんが1番覚えてた。
開幕千尋さんが亡くなります。その事実をプレイヤーは分かっている中、成歩堂君は日常を過ごし、そこから落とされる瞬間が辛いです。
いやぁ、ダンロンの舞園さん然り、メインヒロインだと思ってたキャラが死ぬ流れは最高ですね。逆転裁判の世界観には霊媒があるので、時々会えるもののやはり綾里千尋は死人であり、この事務所は「成歩堂法律事務所」になるわけですから。
(ゲームなのでずっと悲しまれても困るのですが、成歩堂君と真宵ちゃんのメンタル強いな)
小中に辿り着いた時、追い詰めた時の爽快さで名作としてあげる人が多い印象。

主要キャラ、DL6号事件が登場し、置いてきぼり感はあるもののワクワクします。そしてまだ御剣検事がクールに描かれています。ステキよ。
1番好きな回か、と言われると違うのですが事件の衝撃性は凄いですし、テンポ良くサラサラ進むのは楽しいです。2周目プレイだと違った感情が出てくる話。

1-3 逆転のトノサマン


トノサマン!濃いキャラ達!逆転裁判!
真宵ちゃんがハマりにハマっている特撮ヒーロー、トノサマンが悪役を本当にやっつけちゃった!という話。
ここから逆転裁判本格始動、の感じがします。
真宵ちゃん、御剣検事など各人の良いキャラが出てきて話も(一見)コメディチックです。
当時はトノサマンやべぇ!イトノコ!御剣良い奴!千尋さんきてくれた!!くらいしか考えてませんでしたが(アホすぎる)、御剣の変化、被害者と姫神の関係、ヒーローが犯人という事などなど……単なるコメディ回ではないなぁ…。
長すぎず短すぎず、難しすぎずで個人的に好きな回。「トノサマンは勝っていなかった」という選択肢にはゾクッとします。

御剣怜侍は光の男、とTwitterでちょくちょく見るのですが、ここらへんから顕著に現れます。成歩堂君が逃したところを御剣が拾い「まるで、弁護人ではないですか!」と言われるシーン、今思うと「弁護人…かぁ…」となりますね。エモい。

御剣から見ると、あの頃目指していた場所には旧友(元芸術学部)が立っている。成歩堂から見ると目指した彼は逆の立場になっていると思っていたら、今度はこちら側に手を伸ばしている!うっわぁ……………(語彙力)
逆転裁判は全編通して「信頼」の圧が凄いな、と思いました。

「私たちは、こうしてふたたび出会ってしまった」
↑偶然みたいな言い方してるけど、成歩堂くんの目論見通りやで

1-4 逆転、そしてサヨナラ


みんな大好き御剣検事。
OPの最後のカットの衝撃たるや!!
(この回、探偵パートでもつきつけるを使用しないと進まない所が多々あって、ちょくちょく止まってた思い出があります)

御剣検事が被告人ですが多くを語らず、最初は弁護拒否をされます。今まで素直な被告人相手だったので「もっと情報くれよ!!」と内心思いました。

何やかんやで進めていくと、探偵パートで糸鋸刑事と御剣検事でも「信頼関係」が出てきました。
そんな中、度々成歩堂君はドライだなぁ、と思うのですが…真宵ちゃんが「最近霊力が弱まってきてる…」と落ち込む中、大して慰めない所にそれを感じました。まだ真宵ちゃんと信頼関係が出来上がってない、とも取れますし、単純にそういうタイプなのもありそうです。
真宵ちゃん良い子、ミサイル可愛い、サユリさん怖い、矢張良い奴。

また、最終日探偵パートにて明かされる3人の関係性、及び成歩堂→御剣の激重感情。成歩堂君以外は覚えてすらいないのが、より良い味を出しますね。
「まさか、御剣検事に会うために…!?」という真宵ちゃんの勘の良さ、見習いたい。まだ一般企業だとか家を突き止めるとかなら分かる(?)のですが「よし!あいつ検事やし俺は弁護士なるわ!!」は分からん。検事や刑事、裁判官という道を選ばないのも、孤独な人の味方に……という理由もあるのでしょうか、御剣が憧れていた存在になろうとしてそうで怖いです。

御剣は無実だと根拠もなく、ただただ信じる成歩堂君。その成歩堂君の為に狩魔検事に飛びかかる(!)真宵ちゃん。逆転裁判のテーマは信頼関係、と言ってもいいんじゃない?と思う程、1-4は信頼の山積みです。

…と思ったのですが、今回の事件に対して無罪判決が出た後、御剣は自ら異議を唱えます。「自分はDL6号事件において有罪である」と主張する中、成歩堂君は「お前の悪夢はただの悪夢だ」「お前は無罪だ」と言い張ります。結果、成歩堂君が正しい訳なんですが…それは信頼と言えるのでしょうか…。
どうも成歩堂君は現在の御剣ではなく自分を助けてくれた正義の御剣を信じているようです。
(しんどい)

2、3をプレイしないとうろ覚えなのですが、成歩堂と御剣検事って段々良い関係になってましたよね?
それって、御剣が「正義」に戻ったから、ってだけでは…?と恐ろしい考えに当たりました。そうじゃないよね?

あと、御剣信が果たせなかった「狩魔検事に勝つ事」を成歩堂君がやってしまっているのもしんどい。語彙力がなくてしんどい。

全編通して「逆転裁判」は名作ですが、特に1-4は紛うことなき名作でした。
ただ個人的に1-4はもう別次元と言うか…何回もやりたい!楽しい!だけで言うとトノサマンが1番好きです。

2周目プレイしてみて、大人になるって楽し〜!!と久しぶりに思えました。
ありがとう、逆転裁判。

これから蘇る逆転をプレイします(正直あんまり記憶ないです)

(9/22追記)1-5 蘇る逆転

長い!楽しい!

真宵ちゃんが去った後、しばらく依頼を受ける気にならないまま過ごす成歩堂君。(家賃とか大事なのか?)そんな中、サクサクサク……とある少女が姉の弁護以来で訪れます。サクサクサク……その姿に綾里姉妹を重ねて依頼を受ける事に決め、話は動き出します。
なんとその姉、被告人は検事であり捜査官殺害の容疑者である。しかも罪を認めており…。

探偵パートはもう糸鋸刑事で頭がいっぱいです。糸鋸刑事、嫌いな奴いる????
お弁当のお姉さんも巡査も好きなキャラですし、なにより御剣検事の出番!御剣検事の部屋!にいけます!普通に成歩堂君と話してる事に驚きつつ…1-3トノサマン要素が散りばめられていてニヤニヤしながら進めました。

法廷1日目・後編にてご乱心のミッチャン……そして、例のガント局長。「待て」が怖い。こういう「ミス」人生あるあるすぎて、心苦しかったです。勝手にダメージを受けてました。

「いつもの事だろう、ぶちまけてみるものだな」←      友        情

なんか知らんけど、いつの間にか同一の被害者が同時刻に違う場所で殺害されている事件になりました。訳が分からん。という流れで2日目、探偵パートへ。

ボーイさんっっっ!!!!!ボーイさん!!!!再登場!!!
度々1-4要素が出てきます。3の後にしようかな、と思っていたのですがこれは1-4から続けてやった方が絶対良いです。というか1〜6までやりたい。DSでやりますけども、どうかカプコン様、4〜6もSwitch移植して下さい。
指紋採取楽し〜〜〜〜い!!!!

そして原灰、めちゃくちゃ面白い。好きです。彼に会う為に何回でもやりたいレベルで好きです。こういうタイプの無能、好きだ。
「指示待ち世代でありますからしてッ!」
証拠で推しが、ヌルヌル動いている…すご…。

最終日辺りからはずっと原灰と糸鋸刑事の好感度爆上がりでした。最後ののたたみかけが爽快です。段々真相に近づいてく感覚!2つ、3つと事件が繋がっていく流れ…。そして犯人…。

話と難易度的にはトノサマンが好きなんですが、逆転姉妹はボーイ出るし、サヨナラはこんなん名作以外の何物でもないし、蘇るは原灰出て御剣検事も友好的(?)だし「逆転裁判久しぶりに1話だけやろうかな」となったら最後、全部クリアすると思います。

未来の自分へ、まずは1-2か3の方が優しいと思います。


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