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上からアドバイスするやつは滅びよ


アドバイスは基本マウント

アドバイスする人間というのは、相手の為を思って言っていると自己認識しているが、実際ただ上からものを言いたいだけである。

アドバイスする側というのは、その時だけは圧倒的に上の立場に立てる。

例え相手が求めていなくても、相手を不快にさせても、怒らせたとしても、「あなたのためを思って言ってるんだから」
と相手の反論を封じる必殺技が出せる。

これを言われてもなおアドバイスに反発する人間のことは、「忠告をしてくれている相手を拒絶する器の狭い/頭の悪い人間である」として名誉を貶めることができるのだ。

そんなこと知ってるんだよ

私は最近引っ越しのために部屋探しをしている。
そしてこれまで実家をでたことがない人間であるために、母と姉から偉そうなアドバイスをされて大変腹を立てている。

「あんたはわかってないだろうけど、実際部屋ってずっと狭いから。荷物とかちょっとしか入らないから」
「あんたの荷物はあんたが思ってるより多いから実家でたことないからわからないでしょ」
と言って、母は私の見通しの甘さを注意してくるし、

一方姉は
「家出たら全部自分でお金払わなきゃいけないんだよ、趣味の本を家のお金で買ってるような今みたいな生活とかできないよ」
などと言ってくる。

しかし私からすればそんなことは知っているし、そもそもお前にだけは言われたくない話なのだ。

母は片付けができなくて家に物を溢れさせている。服は山積みになっていて仕舞う場所もないし、オタクグッズはリビングにゴミ山のように置かれている。

そして邪魔だから片付けるように言うと、「まだ使う」だの「せっかく買ったのに」だのと言って全く捨てない。

そんな自分と同じだと思って、荷物の入らなさをアドバイスしているのか、それとも片付けるように言われている事を不満に思っているのか知らないが、とにかくアドバイスしてくる。

しかし私は、服は買った分と同じだけ捨てるし、収納が小さいならそれに見合うまで荷物を捨てるだけなので、全く問題ない。

入らないなら収納を増やそうなどと馬鹿なことも考えない。
貴様と一緒にするな。

そして姉も姉だ。
社会人になっても親に家賃を払ってもらっている身で、経済的自立の何たるかを説いてくるな。

私が趣味の本を家のカードで払っていることは確かにそうだが、流石に社会人になってまでそれを続けようとは思っていない。

今のうちに使える分だけ使ってやれと思っているだけだ。
がめついのは認める。

あと、実家暮らしの大学生に比べて、新卒の賃貸住みの社会人の方が自由に使えるお金が少ないことなど、すでに調べて知っている。

人の反論くらい聞け

こうした「どの口が」案件のアドバイスに腹を立てた私は、
「そんなことは言われなくてもわかっている」
と反論をする。

すると今度は、
「実際に経験したことがないから本当にはわかっていないから教えてあげてるんだ」
と返してくる。

「本当にはわかってない」とは一体何なんだ。
哲学か?
実際に経験しないかぎり「それを知っている」と言ってはいけないのか?
そんなわけ無いだろ。
何のためにこの世に本やサイトがあると思ってるんだ。
知識を体験せずして得られるからだろ。

知ってると言っても止まらないのだから、相手のためを思ったアドバイスなどではない。

相手が参ったとばかりにアドバイスを受け入れるまでは止まらないのだ。

「お前はわかってないから教えている」という圧倒的な上から目線で物を言えるのはさぞかし楽しいだろう。
私だってそっちだったら楽しく偉そうにアドバイスしているだろうが。

腹立つから滅びろ。



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