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Maison Chaudun

ブランド名:メゾン・ショーダン
種別:ショコラ専門店
国名:フランス (日本)

今回は高島屋アム一ル・デュ・ショコラで購入した『メゾン・ショーダン』のトリュフとショコラの備忘録です。

ではまずはトリュフから

トリュフ 2粒 702円
左側トリニテ  バニラ味
 右側オキューマール コニャック味

どちらも複雑な味わいで調和のとれたトリュフです。

そしてショコラです。

バタロン 6粒入 2160円

上段左から
①べラグア
下側3/5はプラリネで上側には濃厚キャラメル。それを1mmくらいのビターなチョコレートでコーティングしています。

②ケセットジャンドゥジャ
全部ジャンドゥジャの感じが少しなつかしく感じる。中央にまるっと1個入っているキャラメリゼしたアーモンド?のナッツもいい感じです。

③テクール
ロイヤルミルクティを連想させる紅茶の風味がよいガナッシュを、ハートのホワイトチョコでコーティングしています。

下段左から
④オアサカ
オレンジ?柑橘の皮までも入ってる!でも柑橘自体の主張はあくまでそっと絶妙な調和がとれてます。

⑤バイア
バニラが香るソフトでビターなガナッシュの囗どけはとても優しい。

⑥コリマ
甘酸っぱい木苺の香りが口いっぱいに広がる。いいねやっぱり。

『メゾン・ショーダン』の店名は、創業者のミッシェル・ショーダンが、2016年(当時80歳)にチョコレートの世界から引退した時に店名を『ミッショル・ショーダン』から『メゾン・ショーダン』に変更しています。

今日は少しショーダンについて書きたい気分です。

ミッシェル・ショーダンは『ガストン・ルノートル』での修行時代に、『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』創業者のロべール・ランクス氏と出逢います。

ランクスは1977年に『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』を創業。ショーダンはシェフショコラティエとして長年ランクスと共にたくさんのショコラを作りました。

ランクスとショーダンは、とても厳しい人たちで、その完璧なショコラは多くの人を魅了し、お店は世界でもトップクラスのショコラブランドになります。

ショーダン本人は生粋のショコラ職人で、表にはそんなに出てこない人だったけど、ショーダンに弟子入りした多くのショコラティエは世界を相手に活躍しています。

ピエール・エルメは、ショーダンと共に働きましたし、ショーダンの仕事ぶりに感銘を受けた若かりしアラン・デュカスは、三つ星シェフになった今ショコラトリーを開く夢を現実にしました。パスカル・ル・ガックも『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』時代の弟子だったと思うし、ジャン=シャルル・ロシューもショーダンのもとで10年働きました。

ショーダンが『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』から独立したのは1986年のことで、1991年日本に初めてやってきたフランスのショコラメゾンが、『ミッシェル・ショーダン』だったことはあまり語られていません。

日本で販売する『ミッシェル・ショーダン』のショコラは、フランスから空輸するのではなく、ショーダンの弟子が日本でショーダンのショコラをつくり販売していました。作っていたのは泉屋本店に勤めていたまだ若き日のテオブロマの土屋シェフです。

現在でもミッシェル・ショーダン・ジャポンが販売するショコラは、泉屋本店が製造していて、今回購入したショコラもそれです。

このトリュフを食べていたら、涙がポロポロ出てきました。

えっ!なんで?

昨年だったか、バレンタイン前にメゾン・ショーダンが閉店して、もう二度と食べられないと思っていたから?

高島屋で思わず出会えてうれしかったのかな?

ちょっとよくわからない。

2016年にショーダンがサロショの会場で引退発表したときの、土屋シェフのブログをひっぱり出して再読してしまったのも泣いたー因ではある。

↓こちらがぐぐっときた 土屋シェフのブログ カカオのつぶやき

ショーダンのショコラは時代遅れなんでしょうか?

その辺、私にもよくわからない。

でもね、昨年サロショで買った、空輸で届いたばかりの弟子のトリュフは全然師匠に追いつけてないじゃんて思ったりして。

本人が作っていないショコラなのに、しっかりショーダンの世界観を見せつけちゃうあたりやっぱり神様だわ。



少しずつ消えていってしまう

彼が作ったショコラの面影を

まだ少し、もう少し追って

感じていたいと思う

ショコラたちでした。

いつも読んでくださり
ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

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