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京都で最も古い神社『上賀茂神社』

正式名称は、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)
京都で最も古い神社であり、古代氏族である賀茂氏の氏神を祀る神社として、賀茂御祖神社(下鴨神社)とともに賀茂神社(賀茂社)と総称されます。

山城国一の宮で、境内全域が世界遺産「古都京都の文化財」の1つに登録されています。境内には60を超える社殿が並び、三間社流造の本殿と権殿は国宝に指定されています。

御祭神は
賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)
別雷神とは「雷を別けるほどに強い力を持つ神」という意であり、雷(いかづち)の御神威により、厄を祓いあらゆる災難を除くといわれています。

今から2600年以上前、ご祭神である「賀茂別雷大神」が、本殿から北北西の方角2キロほどのところにある神山(こうやま)に降臨されたことを起源としています。678年に、現在のような社殿が整えられました。

■楼門
本殿・拝殿前に建つ朱塗りの門です。

■細殿(ほそどの)
天皇や斎王が参拝の際に装束などを整える場。

■立砂(たてずな)
円錐状に盛られた砂が2つ並んでいます。古代祭祀のなごりで、神様が降り立つための憑代(よりしろ)です。てっぺんに、目印の松の葉が立てられています。

■本殿・権殿
朱塗りの楼門をくぐると、「直会(なおらい)殿」があります。この奥に、ご祭神を祀る「本殿」と常設された仮殿である「権殿」があります。

直会殿

■新宮神社(しんぐうじんじゃ)
高龗神(たかおかみのかみ)を祀ります。

■片山御子神社(通称・片岡社)
賀茂別雷大神の母である玉依比売命(たまよりひめのみこと)を祀っています。縁結び・子授け・安産にご利益があり、紫式部もこの社に通い続けたそうです。

■須波(すわ)神社
心を鎮める“癒し”のご利益があります。

賀茂別雷神社(上賀茂神社)
京都市北区上賀茂本山339
アクセス:市バス・京都バス「上賀茂神社前」下車すぐ

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