文化がおいしい
最近、テレビドラマが面白い。
作品そのもののクオリティがよくて、記憶に残りやすいこともあるのだろうと思いつつ、自分のなかで解像度が上がったというか、作品に引っかかるフックのようなものが増えてきた影響があったのだろうと思う。
あるいは自分のなかに余裕が出てきたのかもしれない。映画「花束みたいな恋をした」で、仕事に入れ込みすぎてしまった菅田将暉が小説を読めなくなって、映画を見るのもやめて、「もうパズドラぐらいしかできない」と言っていたのを思い出す。ある程度の余裕がないと、文化的なものは楽しめないんだろうなと思っている。自分も一時期、GTAみたいなゲームで警察の手配バッジを集めることだけを真顔で続けていたことがあるから分かる。警察の銃撃で車両を爆発させることで、警察に何人の犠牲者を出すかを真面目に追求していた。他に何もできなかった。
そんなこんなで最近、文化がおいしいのだ。
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