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子供のころ、食べたことないぞ

畑で育てている菜花が、
収穫できるようになった。

定番からし和え

硬くないか、苦過ぎないか、
虫はついてないか、
セルフ検品を通過したものを調理する。

菜花とベーコンのパスタ

さっと茹でただけで、美味しいと確信。

気が早く咲いてしまった菜花は、
他の花とともに花瓶直行。

絶品だったオイル蒸し


一番厳しい寒さの今でも、
確実に春は来るんだと感じさせてくれる。

子供のころ、
実家で菜花が食卓に上がった記憶がない。

「食べさせてもらう側」
「食べさせる側」

両方ともを経て思うのは、
子供のころに食べたことないものは、
手を出すのに、結構勇気がいる。

これは、実感している。

親が子供に食べさせるものって、
もちろん子供の血となり肉となるのだけど、

その子が将来家庭を持った時や、
外食する機会に、
子供のころ食べていたものが多いほど、
間違いなく食べる候補も多くなるのかな、

と思っている。

でも、今は本当にいい時代だよ。
食べたことないものでも、
調べて、自分に出来そうなものを
簡単に選べるのだから。

母の料理はみんなの健康を守るため、
栄養や彩りにも気を配り、
完璧だと思っていた子供時代。

でも大人になって、
母が使わなかった食材、
食べたことない食材や調理法が
あまりに多い事に気がついた。

時代も違うから、単純に今とはだいぶ
流通するものも違うとは思うけど。

母を否定する訳ではない。


菜花を調理して口にする度に、
母を追い越せたような
ちょっと誇らしい気持ちになる。

これって、
母としては、喜ぶべきこと、
なのではないかと、
勝手に思っている。


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