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高齢母との二人暮らし⑯

 母の頑張りが奇蹟的

いつもお立ち寄りいただきまして、ありがとうございます。

入院中の母は、余命3,4日と言われてからも、輸液とお水だけで、3週間過ぎた現在も頑張っています。
「貧血が酷く今日明日で意識が低下してしまうと思いますので、お話があれば今のうちにして下さい。」
と宣告されてからも1週間、しっかり会話も出来ますし、ベッドから起き上がりもします。

どれだけエコな体質なのかと驚きです✨


食べる事が大好きで、食べる事だけが趣味の母です。
「食べられなくなったら、私は死にたい。」と宣言していましたから、
食べられなくなってからも意識がしっかりしたまま死期が近づいてくるのを日々感じているのは、とても可哀想に思います。
また食べられるようになる… かもしれないという強い気持ちがそうさせているのだと思います。

夢で食べ物を食べ損なったり、
せん妄が出たのか、帰り際に
「今度マグロ食べようね〜!」などと声掛けしてきたりします。
本当に、もう一度好きな物を食べたい母です。

お医者様の
「連れて帰りますか?」の質問に
「はい。」… とは言えずにいます。

自宅に連れ帰れば、輸液が受けられずに2、3日で亡くなることになるそうです。
本人も「帰りたい…」とは言いません。

「食べられるようになったら帰れるからね。」と言う最初の言葉をしっかり覚えていて、時々小粥を口にしているそうです。
でも、結局戻してしまう…

不謹慎ですが、痛みや辛さが体や心を蝕む前に…
「お父さん!早く迎えに来てよ!」
とお願いせずにはいられません。

姉は、
「仲が悪かったからお父さんは迎えに来ないよ。」
といいます。

また食べられるようにならないなら、
誰でも良いからお迎えに来て欲しい、と思っています。

本当に不謹慎ですけどね…













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