見出し画像

私を構成する5つのBLマンガ

 はじめまして、ちょこまるといいます。Twitterのアカウントは @choco_o_choco です。よろしくお願いします。

 noteに登録したのはいいものの、何を書いたらいいのか悩んでしまったので、応募締め切りは過ぎているようですが今回は #私を構成する5つのマンガ について書こうと思います。

はじめに

 だいたい6年くらい前、『進撃の巨人』にハマったところから、私のオタクとしての人生は始まりました。その前も『FAIRY TAIL』や『となりのオバケさん』などの少女漫画を買ってはいましたが、インターネットの先に無数のファンの存在を感じ、まあ有り体に言ってPixivや二次創作というものを知ったのはこのときでした。それから数年の間はアニメを中心に楽しみ、分類としては「アニオタ」だったと思います。漫画が原作のものだと、『文豪ストレイドッグス』や『終わりのセラフ』、『暗殺教室』、『東京喰種』などですね。最近はすっかりアプリゲームがメインなので何オタ? かわかりませんが、私の人生の根本には漫画があります。

 そんなわけで #私を構成する5つのマンガ の話なのですが、どうしても5冊に選ぶことができませんでした。今ハマっている漫画(『ハイキュー!!』)を入れるか、更新が楽しみな漫画(『異世界美少女受肉おじさんと』)を入れるか、もっと多くの人に読んでほしい漫画(『グリモワールの庭』)を入れるか、コミカライズ(『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 亜種特異点II 伝承地底世界アガルタ アガルタの女』や『Angel Beats! -The Last Operation-』)を含めるべきか……と考えてしまい、Twitterでも結局ツイートできませんでした。
 ですが、私は気づきました。5つ選ぶためにはまずジャンルを絞ればいいんだ! なるほど、限定しやすいジャンル……と本棚を見てみると、スポーツ、ファンタジー、恋愛ものなど、割と様々な上、これはどこに含まれるの? という漫画(『ib -インスタントバレット-』や『俺たちマジ校デストロイ』など)もあります。もっとわかりやすいジャンル……と引き出しの底をひっくり返していたら出てきました。BL、ボーイズラブ漫画です。導入が長い。

私を構成する5つのBLマンガ

画像1

 画像貼っちゃいましょう。

 まず1つめに紹介するのは、『リンクス』です。

作者はキヅナツキさん。私が初めて買ったBL漫画です。買ったきっかけは……確かBLのレビューサイト(おそらく「ちるちる」)でおすすめされていたことだと思います。いつ買ったかは覚えていませんが、奥付には2015年発行と書いてありました。えっ1年で第9刷ってけっこうヤバい気がする。
 内容は、4組のカップルが繋がり合い支え合いながら幸せになっていくオムニバスもの。カップリングは、「ラジオパーソナリティ(26)×カフェ店長(31)」「若頭の秘書(23)×カフェオーナー(32)」「会社員(26)×彫金師(25)」「養子のヤクザ(29)×実子のヤクザ(29)」です。あとは絶対に消えない過去の男など。人間関係がけっこう入り組んでいますが、そのおかげでそれぞれがリンクして結ばれていくので何度読んでも面白いです。昔からオムニバスが好きだったみたいですね。絵も綺麗なのでとてもおすすめです。
 よければ例の「ちるちる」で感想を読んでみてくださいね。

 2つめに紹介するのは『同級生』

超有名どころですね。作者は中村明日美子さん。劇場アニメ化もされた人気作品です。私も映画から知りました。BL作品のアニメ化ってとても難しいと思います。少女漫画系の作品もなのですが、漫画の絵の、きらきらしたトーンやカケアミはアニメ絵のぱっきりした塗りにうまく合いませんし、細い線で描かれたサラサラの髪の毛は作画の負担が大きいので簡略化されることも多いように感じます。それを、妥協せず漫画の線と色に1番近づけたのが映画『同級生』だと思っています。私は2年前にレンタルショップで借りてきて、1週間で3回くらい見て毎回泣きました。時間も短いので何回でも見られますしね。
 内容としては、男子校に通う高校生同士のまじめな恋の話。カップリングは「ちょっとチャラめの男子高校生×優等生な眼鏡の男子高校生」です。キャッチコピーは「まじめに、ゆっくり、恋をしよう。」、最高ですね。台詞の多い雑然としたシーンから、たった一言のシーンへの切り替わりの緩急が綺麗で好きです。言葉が一言ひとこと印象的で、そこから場面を思い出すことも多いです。私が特に好きなのは「模試だしょ?」のところと「俺に 会いたいでしょ」のところ。
 映画の方の予告とオフィシャルサイトへのリンクを貼っておきます。アニメ化すると空気の色まで見えるようでいいですよね。……動画の埋め込みができない。と思ったらできました!


 3つめに紹介するのは『あかりと彼はなやましい』

作者は鶴亀まよさんです。この作品はPixivコミックで連載されているため、購入前にだいたいの流れを知ることができます。BL漫画は他のジャンルに比べて、好みではない設定や展開の作品を買ってしまったときの後悔がヤバいので(語彙力)、先に内容を知れるWeb連載作品はとてもありがたいです。試し読みの1話ではわからなかったりするんですよね。たまに切り貼りがうまくて惹かれる試し読み冊子もあるのですが。

 内容は、ゲイの男子高校生がノンケのサラリーマンに拾われて少しずつ惹かれ合う話です。ちょっと字面がアレですけど……。カップリングは「スマートなサラリーマン(26)×達観気味の男子高校生(16)」。前作『三上と里はまだやましくない』の続きで、主人公の友達として前作の主人公2人も出てきますがこの本だけ読んでも大丈夫です。不器用な受けが攻めとの毎日で少しずつ柔らかく素直になっていくのがとても好きです。この本の続きがPixivコミックで連載されているのですが、単行本未収録の「友人と恋人」というエピソードが大好きで……。矢印が小さそうに見える方(今回だと攻め)が相手を見たとき、すごく綺麗でかわいく見えた、っていうシチュエーションが大好きなんですよね……。恋じゃん! って思って……。
 Pixivコミックの連載ページのリンクを貼っておきますので、よければ少しだけでも読んでみてくださいね。


 4つめに紹介するのは『エスケープジャーニー』です。

作者はおげれつたなかさん。さきほど、「切り貼りがうまくて惹かれる試し読み冊子」と言いましたが、この本はまさにそれがきっかけで購入しました。ふらりと立ち寄った書店で、店員さんがBLコーナーで熱心に区分けについて話していたのを聞いて、この書店のおすすめの本は信頼できそうだなあと思い試し読み冊子を手に取りました。結果、大正解でした。さすがです。ところでなんで2巻の表紙なんでしょう……?

 内容は、高校の頃少しだけ付き合っていた2人が大学で再会し、一緒に生きていく話。カップリングは「コミュニケーションが苦手でクールな男子大学生×チャラいけど女の子にモテない眼鏡男子大学生」です。女の子が強くてかわいくて素敵なのも特徴です。男同士での恋愛とか家族とか、いくつもあるボーイズラブの中でもリアルで、この2人実際にいそう……と思える作品だと思います。あと絵の密度がすごいです。背景の書き込みがすごいからリアルなのかもしれない。
 試し読み冊子のリンクはないのでレーベルの公式サイトを貼っておきます。帯のキャッチコピーも好きなので、ぜひ書店で見て買ってほしいところです。


 5つめ! 『ギヴン』です。

作者は1つめに挙げた『リンクス』と同じくキヅナツキさん。読んだきっかけは『リンクス』がとても良かったから。作者買いというやつですね。
 結論から言いますと、私は『ギヴン』がこの世のBLの中で1番好きです。4巻か5巻あたりで追いついて、今は単行本派として生きていますが、この世で1番好きです。特に5巻。何回読んでも泣きます。もう開くだけで泣くし思い出すだけで泣きます。中山春樹………………(発作)!!

 内容は、バンドでの活動を通して恋や音楽や生き方を知る話。なんかもう好きすぎて客観的なあらすじが書けないので公式サイトから引用します。

好きだったはずのギターも、
おもしろかったはずのバスケも、
くすんで見え始めたある日。
上ノ山は、壊れたギターを抱えた真冬と出会う。
ギターを修理してやったら、途端に懐かれるが、
偶然聴いた真冬の歌が、上ノ山に刺さって――。
キヅナツキが描く、裸のオルタナティヴ・ラブ!

 わからない……。アニメの方ならどうでしょうか……? なんと『ギヴン』はノイタミナでアニメ化しました! 映画も公開されます。私は見る前から泣いています。こちらも公式サイトから。

好きだったはずのギターも、
おもしろかったはずのバスケも、
くすんで見え始めたある日、
上ノ山立夏は佐藤真冬と偶然出会う。
日々の生活の中で音楽への情熱を
失いかけていた立夏だったが、
偶然聴いた真冬の歌が刺さり、
2人の距離は変わり始める。

 そんな感じみたいです。カップリングは「俺様系高校生ギター×不思議系(ちょっと毒舌)高校生ボーカル」……えっとどこまで言っていいんですかね!? 自分がまともじゃなくなってる自覚はあります。大丈夫。他には、同じバンドのドラムに叶わない恋をしている大学院生ベースと、天才肌の同居人と暮らす少々クズ気味の大学生ドラムス、天才バイオリニストや、絶対に消えない過去の男が出てきます。ちょっとモノローグが詩的なのが特徴です。使われる言葉がどれも綺麗で大好き。特に好きなのは3巻の

その時初めて 正面からまっすぐ男の顔を見た
光があたった瞳の色が明るくて
縁が僅かに緑がかっているのだと知った

ここ〜〜!!! 絵も綺麗だし文も綺麗だしなんならフォントも綺麗なんですよ〜〜〜!! 最高! ほんとにね……(何が)
 あとは5巻の、

お前に任せると いっつも同じ味付けになるんだもんなぁ

ここも大好きです。これはアレです。『あかりと彼はなやましい』のところで言った「恋じゃん!」です。
 ともあれ、漫画もありますしアニメもあります。ドラマCDもあります。好きなところから知って、楽しんでほしいなと思います。映画の予告動画を貼るのでぜひ見てください。近日公開です(2020.6.7 現在の情報)。

まとめ

私を構成する5つのBLマンガは、
・リンクス (キヅナツキ)
・同級生 (中村明日美子)
・あかりと彼はなやましい (鶴亀まよ)
・エスケープジャーニー (おげれつたなか)
・ギヴン (キヅナツキ)
でした!

おわりに

 まとめ要るか? 目次をつけてみたが必要なのか? 見出しはこの位置でいいのか……?
 今回初めてnoteを使ったので機能の面で不慣れなところもあったけれど、とても楽しく書くことができました(動画埋め込めました! 嬉しい)。できれば私と同じハマり方をしてほしいなあと思って、同じルートを辿れるようにリンクなんかを貼ったけれど、うまくいっていなかったらごめんなさい。
 これからもきっといろんな漫画を読んで、いろんな漫画で私は構成されていくのだろうけれど、今日の時点での私のことをこうやって記録できたのはよかったです。今後もnoteを書き続けていこうと思います。長文を書くのは楽しいし、人の長文を読むのも楽しいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?