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 『タコピーの原罪』毎週面白いですよね。

以上です………………。

 じゃなくて、もう感想を面白おかしく表現するのやめたいって話です。何が地獄だ、何が鬱漫画だ、何がファム・ファタールだ。今すぐ「お口がぽかん!」の画像を引用するのをやめろ。

 でもまあ、漫画としてのディテール(伏線とか)が細かいのもわかるし、絵としての描写もものすごいし、深読みすればするほど楽しいのもわかります。ただ、私はこの漫画については「え!? これからどうなっちゃうの〜!? 来週も楽しみです♪」という感想しか持ちたくないし、誰の意見も聞きたくないと思っていますという表明です。


 以前Togetterで、ある方のタコピーの感想のまとめを読みました。その方は外からだとだいぶ狂ってきてしまっているように見える、かなり追い詰められた読者でした。まとめ内には他人(たち)に対して言った、何もわかってないとか読解力がないみたいなツイートもありました。ただ、この方は気に入らない人はどんどんブロックしていたらしく、自分と同じ楽しみ方をしている人だけのコミュニティができているようでした。
 そんなちょっと怖いくらいの熱量のまとめに、その人のことを心配するコメントとバカにするコメントがついていました。ネタにするな、もっと真剣に読んでくれ、と言っている方に、やっぱタコピーつえ〜w などと送るのはあまりにも下品すぎると私は思いました。例えば、公式戦で一勝もしたことがない弱小野球部の部員の一人が甲子園に行きたい! と言って猛練習をしていたとして、ゆるく部活をやって適当に流したいだけの他の部員がその練習の邪魔をするためにバットを折ったりするのは、あまり上品だとは言えないんじゃないでしょうか。

 そんなことがあってから、私はもう金曜日の0時から朝まではTwitterのトレンドは見ないことにしているし、自分でもできる限り「〇〇、××なんだよな……」みたいな過剰なツイートはしないように……しているつもりなんですが、興奮すると頭が回らなくなって割としちゃってるかも……。


 小学生の頃の夏休みの宿題で読書感想文を書くとなったとき、好きだった小説とかのフィクション作品よりも全く読んでいなかったノンフィクション作品の方が書きやすいらしいとか、ただ「面白かった!」というだけの読後感じゃダメで何が自分の役に立って何が変わったというのを絞り出さないといけない、みたいなのと似てて、それって全然純粋な感想じゃなくない? と思うんです。まあここで言ってる「純粋な感想」って小学生が書く「おもしろかったです。」みたいなものなので、だいぶ幼稚なものではあるんですが……。


 そんな訳で私は『タコピーの原罪』について、「最初はここからどうやってハッピーになるのかドラえもんのひみつ道具の最強コンボを考えてるみたいにドキドキワクワクして読んでいたけど、第4話からは追われる身になってドキドキヒヤヒヤする感じになってきて毎週とっても楽しみです♪」と思っています。よろしくお願いします。

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