花鳥風月の心咲く金沢へ(加賀友禅染鑑賞・体験)Part1.
1.序文「花に溢れる春の金沢」
城下町の風情残る街並み
四季折々の自然が織りなす風景。
陽光に包まれた兼六園には、
うす紅色の桜が舞い散り、
この街で生まれた伝統工芸品には、
花鳥風月の心にあふれている。
例えば「手描き加賀友禅」
生花のように写実的な自然の文様を描く、
格調高い着物。
省力化、機械化が進む中、
工芸を重んじる独特の文化から、
今もなお、一人の作家が手描きをし、
多くの工程を様々な職人が関わりながら製作。
その技と心に触れ、その魅力や背景を探求す