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シーグラスを使った夏の工作。

先日久しぶりの来客があったことを書きました。

実はこのお客様は、80歳のおばあさま。趣味を通じて10数年前に知り合い、個人的にうちに来られるようになったのはここ3-4年、おばあさまが入院してしまった時期を除き、ほぼ毎月1回くらいのペースで一緒にモノづくりをしてきました。

2月以降、たまのLINEだけで寂しかったのですが、おばあさまの作業工程が非常に中途半端な状態で終わってしまっていたことが、お互いに気になっていたので「ちゃんと対策をして、久しぶりにやってみましょうか」となりました。実はおばあさま、3月末まで週一で看護師のお仕事を続けられていた方なので、大丈夫かなとも思って…。

↑私たちがやっているのは立体造形です。硬い粘土で原型を作り、石膏を流すところから始まります。これは私の過去の作業風景。散らかります。

お世話になっていた師匠は、彫刻家かつ有名な脚本家の舞台美術も手がけているようなお忙しい方ということもあり、教室の開催は月一回ペースでした。石膏型は素人がやるにはなかなかハードルの高い作業にも関わらず、この工程自体が、全体のほんの一部。他にもいろんな工程を経て、作品が出来上がります。そんな面倒な工程踏まないといけない割に、教室開催の頻度も少ないのでなかなか上達しませんでしたが(笑)、それでも何とか作ってきました。今回おばあさまは、とうとう去年の秋に着手した原型の石膏を完成させられました。すごい!この先の工程がまた楽しみです。

一方の私は、今年に入ってから原型作りがなかなか思い通りにいっていません。。どうしてもしっくりこなくて、粘土を途中で崩してはまた作り…が続いたので、思い切ってしばらく離れてみることに。

↑そこで!(前置きがやたら長くなりましたが…。)2019年の3月に伊豆旅行で拾ってきたシーグラスを使った工作をしました。

また脱線してしまいますが、この旅行、昔の会社の同期とそのお子さん2人(ご主人は海外単身赴任中。)と私の4人で、伊豆に引っ越した同じ会社だったお姉様を訪ねる1泊2日の旅でした。

浜辺で子供たちがシーグラスを見つけて大喜び!「じゃあみんなでもっと探そう!」ってなって、結構な時間をかけて集めました。その後「そろそろ引き上げようか」ってなった瞬間、大人も子どもも一斉に「チョコチップちゃんなら何か作ってくれそう〜!はい、どうぞ〜〜〜!」って!強引に押し付けられてしまったのでしたT_T...

小学女子ってこういうの持って帰りたいものなんじゃないの?!って思ったんですが、圧倒されて何も言えず。。なんだかいろんな意味でショックでしたが…笑

持ち帰って悩んだ挙句、「そうだ、これを加工してみんなに突き返そう!」と思い立ち、早速ハンズで材料を買ったのでした。マグネットにシーグラスを貼るだけ。冷蔵庫にくっつけて使ってくれるかな?と思いました。

そして1年半弱の時を経て、ようやく着手しました。もうみんなシーグラスのことなんか忘れてそう…。

↑金属につけられるエポキシパテを使いました。説明通りに、2色のパテを均一に捏ねると10分で硬化します。本当にカチッと固まってしまうので、必要な分だけちぎって残りはちゃんと容器にしまって蓋をしておきます。

練り始めると金属系の独特な匂いがしてきます。窓を開けて作業するといいと思います。マスクもしています。ゴム手袋も忘れずに。私は家にある青いのを使いましたが、付属でビニール手袋も付いています。

マグネットに捏ねたパテを一気に貼り、シーグラスをギュッと押し付けます。ひとまず押し付けたら、一呼吸。

さらにちょっとだけ出したパテを捏ねて、細かいところを埋めていきます。スパチュラがあると便利ですが、割り箸の先を軽く削って整えたものでもできると思います。こういう作業が楽しくて好きです。

TOP画像の写真が出来上がりの状態です。3つのうち、一番下のは紙やすりで少し整えてみました。よく見ないと分からないくらいの仕上がりの差なので、無理して時間かけなくてもいいと思います。

ですが、ヤスリかける工程って無心になれるし、仕上がった時の達成感もいいから、瞑想するつもりで取り組んでもいいのかも。といいつつ、1つで十分飽きてしまったので、残りの2つはヤスリがけしないかもしれませんが…。

楽しい夏の工作タイムでしたが、まだ残ってるシーグラスをどうしようと悩み中です。

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