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【スタンダード】新デッキ「毒殺ヒロイック」の構想

こんにちは。ちょぼ裂きです。今回は「ファイレクシア完全なる統一」の新カード「敬慕される腐敗僧」が肝となる、最速3ターンキルが出来たり、毒に頼らない別の勝ち方が出来る新たなヒロイックデッキを考えてみたので、それを共有したいと思いこの記事を書きました。

主なギミック

「敬慕される腐敗僧」の効果を多発させることと、二段攻撃持ちのクリーチャーの毒性の付与によって毒カウンターを溜めまくり、毒殺を狙うデッキです。

ヤバイと噂のアイツ

とはいえ、そう言われてもピンとこないと思うので、とりあえずデッキリストを。


このデッキでの超理想的な先行ブン回りのシミュレーションを見せたいと思います。
1ターン目→土地置き、敬慕される腐敗僧をキャスト 残り手札5枚
2ターン目→土地を置き「顎骨の決闘者」をキャスト。腐敗僧がアタックして相手に毒カウンター1つを与える。残り手札4枚

毒殺へのキーカード

3ターン目→土地を置き、「有貌体の向上」を含めた1マナパンプ呪文を決闘者を対象として3回唱える。この時、腐敗僧が3回誘発し毒カウンターが相手に3つ与える。有貌体の向上を一回唱えれば毒性1×2、二段攻撃なので4個の毒カウンターを与え腐敗僧のアタックが通れば相手が持つ毒カウンターは9個。残り毒カウンター1個を与えれば毒カウンターによる敗北になる為、殆ど次のターンには毒殺出来る。
有貌体の向上を2回唱えれば毒性1×3となり毒カウンターを6個与え、毒殺確定。

これを見た時はテンション爆上がりした。ただ一応毒性が重複した時についてのルールが発表されていなかったので少し不安だった。

なお、初手でこれらを満たす確率をざっくり計算すると、有貌体の向上が一枚なら14%、2枚なら0.5%程度。また、この動きができた時3ターン目にもしも相手が除去を撃ってきた場合、防御呪文を持っていれば追加で毒カウンターが増える為、腐敗僧のアタックが通ればその時点で相手の敗北です。

このデッキの強み

何となく流れが分かったところで、このデッキについての強みを紹介します。

1・ブン回った時のスピードがえげつない。

先行で先程の様なブン回りをすれば殆ど空きのない動きで勝利出来ます。

2・防御手段も豊富で、状況によっては相手の除去で勝てる。

「敬慕される腐敗僧」と言うカードは自分のクリーチャーが対象に取られる度、対戦相手に毒カウンターを与えると言う効果なので、自分の呪文はもちろん、相手の呪文でも誘発します。先程の例の様に相手の除去によってむしろこちらが勝つと言う意味不明な事にもなります。

3様々な勝ち方があり、戦術や構築の幅が広い。

このデッキはざっくり言ってしまうと「自分のクリーチャーが10回対象に取られれば勝てる」ので、先程の様に最速キルを目指しても良いですが、逆にのらりくらりと相手の除去や攻撃をかわし、地道に自分のクリーチャーを対象にとって殴りきったり、毒殺しても良いのです。また元がヒロイックデッキなので相手によってはむしろ毒に頼らずに普通のヒロイックデッキとして殴りきることも出来ます。

各カード役割紹介

クリーチャー

今回の主役

このデッキのキーカードです。その効果はプレビューでも注目され、特にモダン界隈で色々言われましたが、私はヒロイックデッキで活躍させようと思いこのデッキを考えました。
勝利へまっしぐらに突き進めるブン回りから、少しずつ毒を与えて確実な勝利を狙うなど、見た目以上に器用です。1マナと軽いのも魅力で、これを展開してからパンプ呪文を唱えやすく、かなり柔軟。ただし、対戦相手が除去が豊富なデッキだった場合、少し荷物になると思いこのデッキではサイドアウトするプランもあります。ただ毒殺が予想以上に簡単だったりしたらそのプランは無くなるかも。

影の主人公

毒性1と二段攻撃の両方を持つ2マナクリーチャー。
その二つを持つことにより、毒性を更に付与して毒カウンターを与えてもよし、攻撃力を上げて殴ってもよしとこのデッキを成り立たせてくれた影の立役者です。

パイオニアでも活躍中。コイツをプレビューで見た時はまだはじめたてで「ふーん」としか思っていなかった。

ヒロイックデッキ最強火力を誇り、序でに何故か手札も入れ替えられると言う結構頭おかしいクリーチャーです。毒性は流石に持っていませんが火力と手札入れ替えがとても強いので採用しました。

50円のカスレア

「敬慕される腐敗僧」とこれは巷でも話題になっていたコンビです。本体も飛行2/1と結構良いスタッツでありながら誘発を倍にしてくれます。更に対戦相手のパンプも奪ったり、これ以外に除去を撃った時には除去呪文と防御呪文をそれぞれコピーして合計4回も誘発するなど、中々侮れないので採用しました。
ただ他のクリーチャーがいないと対して効果的でない、2マナと少しこのデッキにとっては少し重く、守り辛いなど弱い場面も多く想定されるので、伝説なこともあり2枚程度の採用です。

その他の呪文

フラッシュバックてやっぱり強いなと思わせる一枚

フラッシュバックが1マナと軽く、恒久的にサイズアップしてくれる一枚。警戒もこのデッキのクリーチャーは二段攻撃持ちが多い為、相手の戦闘を躊躇わせることが出来たり放浪皇のケアになったりと意外と強力です。謀議で捨てても良く、一枚が二枚になるのは、手札消費が激しいこのデッキにとってかなりありがたいです。腐る場面がないので4枚採用。

ティボルトの「テ」すら出てこない

防御とパンプが両方出来る画期的な一枚です。特にゲームが少し長引いた時に余ったマナをここに注ぎ込めばゲームを一気に終わらせることが出来ます。しかも1マナの防御カードとしても使える為非常に便利で痒いところに手が届きます。

ストーリー的にはこの後ロランさんは酷いことに巻き込まれるのにやけに勇ましいフレーバーテキストだと言われてた。

純粋な防御カードです。1マナの防御カードでこれを選んだ理由として占術で少しでもドローの質を高めたいからです。もう少し攻めたい時にはパンプとアンタップをしてくれる「下支え」がいいと思います。

スタンダードに帰ってきた執着的探訪

一マナでドローが出来るオーラは素晴らしいの一言に尽きます。特に二段攻撃持ちの多いこのデッキでは毎ターン2マナドローも狙え、また伝説の時のボーナスも「陽気な呪文盗みアイヴィー」の時に発動してくれてありがたいですね。4枚採用ですが、戦闘には殆ど影響しないので3枚でも充分かも知れません。

伝説的なゲームのPortalみたいなことやってる。と言うかそれは警備というより物理的な抜け道では?

条件こそあれどアンブロッカブルという非常に強力な能力をつけてくれる上に、手札入れ替えとパンプの両方をしてくれる神様のような一枚です
このデッキは一体のクリーチャーを育てる事が大切なのでアンブロッカブルの条件もあまり気にならないですし、最後の一押しを助けてくれる為4枚採用です。

正にこのデッキの為にある一枚

パンプと毒性を付与する上に、回避能力を持たせてくれるカードが1マナです。青は肉体を重視しない色なのではと疑問を抱く程クリーチャーを強化してくれて、このデッキが早期に毒殺を実現するためのキーカードです。4枚採用していますが、サイド後に毒殺を狙わないなら2枚程サイドアウトしても良いと思います。

サイドボード

お前誰?と思うクリーチャー。なんかキモいし。

「ルーンの母」の再来です。0マナで大体プロテクションを付与出来るのが優秀で、特に1ターン目に置ければマナを使い切って空きを見せてしまう2ターン目で強気にクリーチャーを展開出来る他、ブロックされない効果も最後の一押しに良く、攻めにも守りにも使えるカードです。正直、メインから入れたいですが後から引いた時にとても困る上、1マナは「敬慕される腐敗僧」と被るのでサイドに入れて、腐敗僧と入れ替えると言うことにしました。ただ、使い勝手によってはメインに入れたり、重ね引きはしたくないため枚数が減るかも知れません。

まるでジェイスがお漏らししてる様に見えると言われた時は本当に笑った

相手がアグロなどのかなり前のめりなデッキで序盤の除去が少なそうだった場合にサイドインするカードです。全然ヒロイックデッキにはそぐわないカードではありますが、このデッキはキルターンの早いクロックパーミッションの様に振る舞えるのではと思い少し試したいです。このカードや防御カードを搭載することでゲームプランを少し遅くして、その間には謀議やドロー、そして毒カウンターの蓄積をコツコツ進めて着実な勝利を狙う為に入れられるかなぁと。

フレーバーと効果の噛み合いが完璧な一枚

防御しながらパンプも出来たりするカードです。いざと言う時には相手のクリーチャーを1ターンの間だけ無視してアタックを通したりと中々器用な一枚。

マジック誕生からも定番カード

こちらは素早く倒したい時に使います。特に序盤の動きは弱いものの、それ以降では手に負えない動きに出るリアニメイトデッキなどへの回答ですが、正直雑に決めたのでもっと良いカードがあるかもしれません。

検討中

意外とやれるカード

このデッキは謀議や農家の勇気などによりカウンターが乗ることが多い為、飛行はもちろん絆魂によってこちらがリーサルをとられるまでのターンをかなり稼ぐことが出来ます。

なんか使われてない様で使われてる様でちょっと使われてない

一枚で複数クリーチャーを守れたり相手のクリーチャーを無視出来るのはいいですがちょっと重いかなと考えています。

最後に

このデッキは勝手に自作発言をしなければ大会、カジュアルマッチ含めて自由に使っても良いです。また私はまだ一度も回していない為まだまだ改良の余地のあるデッキだと思いますので、もしよろしければ使ってみた感想や意見、結果などをここの記事のコメントに書き込んでくれると私は非常に嬉しく思います。
日本時間の8日にはアリーナで使えるはずなので、その頃にはこのデッキに対して改良案や使用感を書けると思います。それでは!

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