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『現場で使える Ruby on Rails5 速習実践ガイド』のデザインの話

現場Railsの共著の一人のchobishibaです。本文については他の著者がいろんなところで話したり書いたりしてくださってるので私は別の視点から。

現場Railsは見た目についてもいろいろ言及していただいていて、そのあたりはこの前のRailsdm2019のトークセッションでも聞いてもらったものの詳しく話せなかったので、こちらでデザイン方面の舞台裏を紹介したいと思います。


カバーイラスト

装画は大野デザイン事務所の大野文彰さんに担当いただきました。

表紙は写真かイラストか、ここで大きく方向性が分かれますが、執筆チームで相談したところ満場一致で写真じゃなくてイラストがいい。イラストならフラットデザインのようなイラストがいいね、ページ数がかわいくないことになりそうだから、せめて表紙だけでも親しみやすい雰囲気にしたいね…という話になり、率直な気持ちを担当編集さんに伝えたところ、大野さんを提案していただき、イメージにぴったりな画風の方だったので是非にとお願いしました。

個人的には人だけじゃなく犬猫蝶に魚までいて、色んな人が思い思いに過ごしているところが大好きです。

カバーがあがってきた段階ではまだ本文で書き上がってないところもあって「この本ほんとに出せるのかな…」って思いながら作業してたのですが、表紙見て「本だ!本になるんだ!!本にするぞ!!」とものすごくテンション上がってたことを思い出しました。

ブックデザイン

本を開いた状態で見やすい、図の配置がいいなど褒めてもらうことが多い装丁はHighcolorの三宮暁子さん。

執筆チームで考えた『現場で使える Ruby on Rails5 速習実践ガイド』なんて長いタイトルをメリハリつけたタイトルロゴにしていただいて、ウリのひとつでもある5.2に対応したことも強調していただきました(5が出たから5の本書きませんかというところから始まったのでそのときはまさか5.2になるとは…)。

類書と並べたときにも負けないタイトルロゴは書店で平積みでも、面陳列でも目立つし、背表紙にもイラストが入っていて棚差しでも映えて、裏表紙には各チャプタータイトルが入っていて、開かなくても載ってる内容がわかる素敵装丁。

個人的にカバーはマットPPがいいなと思ってたんですが、原稿がクライマックスすぎて要望伝える暇がなかったので見本誌がマットPPで上がってきたときは内心ガッツポーズきめてました。

本文もめくりやすい紙だねと褒めてもらうことも多いです。黒と赤の2色刷りですが、赤が絶妙な彩度なところもお気に入りです。

DTP

シンクスさん。間違いなく今回の本作りの中で足向けて寝られない方ベスト3に入る会社さん。

現場Railsの担当の方のお名前は存じ上げないのですが、ほんと何回直させるんだってほど組版終わった状態で修正のリクエストをして迷惑かけまくりました。要望に全力で応えてくださって感謝しかないです。

編集

担当編集マイナビ出版の伊佐智子さん。

2年もの間、根気強く付き合ってくださったおかげでこの本を世に送り出せました。出してからも現在進行系でお世話になっています(増刷や特典方面など)。ただただ感謝しかないです。デザイン面でもたくさん助けていただきました。表紙の希望のときに、執筆メンバーから出てきた『いろいろな人(初学者から上級者まで)がいてブロック(に見立てたRailsの機能)があってそれぞれ自分の必要ものを使ってるようなの』といった漠然としたイメージをお伝えしたところ、自らラフ描いてくださって(うまい)こちらの希望を的確にカバーデザインの大野さんに伝えてくださったおかげでとても素敵な表紙になりました。本文文字数が多いから罫線ありのほうがいいかもとアドバイスくださったのも伊佐さんでした。

というわけで現場Railsを見やすいと思ってくださったならこちらに紹介させていただいた方々のお力添えのおかげです!本当にありがとうございました。

そんな現場Railsはお陰様で3刷を迎えることとなりました。読んでくださって、感想をSNSやブログに書いてくださった方々のおかげです。これからもよろしくお願いします!


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