【2019年版】図解で簡単。シンガポールのマーライオンツアー!
2019年2月の記事を転載した過去記事です。
こんにちは、密かに改名したチョビッターです。
海外旅行好きなら誰もが知っているマーライオン。
そう、シンガポールの観光名所といえばマーライオン公園にあるマーライオンが思い浮かぶと思います。
すいません、ドアップ過ぎました…
こちらです!
実はこのマーライオンですが、皆さんが知っている定番マーライオンの他にも、シンガポール政府観光局が公認した正式なマーライオンがいくつか存在するって知ってますか?
他の有名なマーライオンとしては、セントーサ島内に巨大マーライオン(マーライオンタワー)がありますが、こちらもシンガポール政府観光局が認定している正式なマーライオンなのです。
その上さらに、シンガポール政府観光局に公認されたマーライオンがシンガポールにいくつか存在するなんて驚きを隠せません。
マーライオンで検索してみると、「政府公認〇体のマーライオン」とか「非公認のマーライオン〇体」など、非常に探求心をくすぐられる記事がヒットするのですが、公認で5~8体と様々な情報が乱立しています。
「いったい何体が正解なの?」的な疑問を感じたので、その疑問を解消すべくマーライオンを探しにシンガポールへ行ってきました。
マーライオンとは
マーライオンの由来
シンガポールは約700年前、マレー語で「港町」を意味する「テマセク」という名前でした。
インドネシアにあるスマトラ島の町「パレンバン」の王子サンニラ・ウタマがこの島を訪れた際、ライオンと思われる獣を発見し、この地をサンスクリット語で「ライオンの町」という意味の「シンガプーラ」と名付けました。現在のシンガポールという国名はシンガプーラから来ています。
["MEMO"]セントーサ島のマーライオンタワーの内部でシンガポールとマーライオンの歴史をアニメで楽しく観れます。日本語の字幕付きで子供でも楽しめるよう制作されています。
マーライオンを英語表記すると「Merlion」で、最初の「mer」はフランス語で海を意味します。マーメイドのマーと一緒です。なぜインドネシア語ではなくフランス語なのかはわかりませんが笑
頭はライオンで胴体は魚の「マーライオン」は、海を表す「マー」と「ライオンの町(シンガプーラ)」であるシンガポールの国の歴史に由来しています。しかし、当時のシンガポールにはライオンは生息していなかったともいわれ、サンニラ・ウタマ王子が見たのは、虎であっただろうとのことです…ここは気づかないふりしてサラッと流しておきましょう。
マーライオンの年齢
シンガポール観光振興局のシンボルとして誕生したのは1964年ですが、実際に建設されたのが1972年なので2019年現在47歳ということになります。高さは8.6メートル、重さは70トン、製作費7,500万シンガポールドル(日本円で約60億円)。
実はウィキペディアによると、マーライオン公園のマーライオンは「お母さん」でセントーサ島のマーライオンタワーが「お父さん」にあたるとあります。
ちなみに、マーライオンタワーは1995年に建設されていますので24歳です。ということは、25歳という歳の差婚。お母さんマーライオンは今でも世界中の人々に愛される素敵な女性。そんな素敵な女性を射止め独占してしまったお父さんマーライオンに、拍手を送るべきでしょう。
「世界三大がっかり」の観光地として…
世界三大がっかりの観光地として以下の3ヶ所があります。
マーライオン公園のマーライオン(シンガポール)
ブリュッセルの小便小僧(ベルギー)
コペンハーゲンの人魚姫(デンマーク)
ご覧のように、不名誉な称号を与えられたマーライオン…
1972年建設当初は今いる位置より西にありましたが、2002年に諸事情から今の位置に移動しています。以前のマーライオンの位置「☆」
移動に関しては「風水的によくない」からという最もらしい話ですが…
1972年当時は海に向かっていたため、現在のような前から観賞できる桟橋もなく、観光客は背中しか見れませんでした。そして間もなく近くにエスプラネード橋が建設され、より一層景観が悪くなりました。さらに水を吐き出す装置が故障し。そのまま放置していた為、世界三大がっかりの称号を賜りました。
このような不名誉な称号を確固たるものとしてしまったこともあり、2002年に思い切って今の位置に移動したのです。
今回実際に訪れて観賞しましたが、1%もがっかりなんて思いませんでした。夜もライトアップされてすごく綺麗です。
すでに汚名返上は果たしていると思いますので、近いうちに世界三大がっかりから外されることでしょう。
マーライオンツアー:シンガポール観光庁公認の8体
2019年現在、シンガポール観光局公認のマーライオンはシンガポールに7体と我が日本に1体の計8体あります。公認数が乱立しているのは、日本の1体を除いたり、年と共に公認が追加されていったからで、これからも増えていく可能性があります。
ただ2019年現在は8体で間違いありませんので、まずはこの8体をご紹介していきたいと思います。
➀マーライオン公園 定番のマーライオン
シンガポールといえば、マーライオン公園にあるマーライオン。1972年設置で高さ8.6m、重さ70tあります。
観光にきたら必ず訪れる定番中の定番。1日中観光客で大混雑しています。とにかく観光客だらけなので、お決まりポーズでの写真撮影は朝がおすすめ。
夜はプロジェクトマッピングでライトアップされて一見の価値有ります。
"このポーズを試してみよう"
口の中に注ぎ混む(定番)
髪を洗う
ペットボトルに水を入れる
傘をさす
肩こりをほぐす
"注意"23時を過ぎると噴水が止まりますので、写真撮影はそれまでに行いましょう。
"マーライオン公園(Marlion Park)"
【住所】One Fullerton, Fullerton Rd.
【アクセス】MRT(地下鉄):EW14 or NS26 Raffles Place (ラッフルズ プレイス)駅 H出口より徒歩10分
【営業時間】24時間。※噴水は23:00で終了
②マーライオン公園 ミニマーライオン
実はマーライオン公園にはもう1体あります。位置的には定番マーライオンのすぐ背後に設置されています。高さは2.0m、重さ3t。
がっかり時代、本家のマーライオンが正面から撮影出来ないということで作られたミニマーライオン。今はその役目を終え背後でひっそりとたたずんでいて、一応水も細々と出ています。
本家マーライオンが「お母さん」の設定なので、こちらは「子供」の設定といったところでしょうか。
"マーライオン公園(Marlion Park)"
【住所】One Fullerton, Fullerton Rd.
【アクセス】MRT(地下鉄):EW14 or NS26 Raffles Place (ラッフルズ プレイス)駅 H出口より徒歩10分
【営業時間】24時間。※噴水終了時間は未確認。
③セントーサ島内 マーライオンタワー
※非常に残念ですが2019年10月に撤去されることが決定しました。
こちらはセントーサ島のシンボル的存在で、唯一中に入れるマーライオンです。それもそのはず、この巨大なマーライオンは全高37mもあるんです。さらに口と頭上に展望台があり、頭上は360°見渡せます。有料ですが入らないと後悔しますよ!
口の展望台では押し寄せる観光客をスムーズにさばく為スタッフが常駐しています。スタッフが有料の写真をまず写した後、個人のカメラを使って記念撮影してくれます。ポージングやカメラの設定をよく考えて行かないと、流れ作業の渦に巻き込まれますのでご注意ください。
"マーライオンタワー(Sentosa Marlion)"
【住所】Merlion Park Sentosa Island, Singapore
【アクセス】セントーサ・エキスプレス:Imbiah(インビア) 駅下車 徒歩2分
【営業時間】10:00~20:00(最終入場19:30)
【入場料金】大人:12S$ 子供(3~12歳):9S$ シニア:9S$
④マウントフェーバーのマーライオン
ここからは、マーライオン愛好家でないと訪れないであろう地域に入っていきます。
マウントフェーバーはセントーサ島の北側に位置するシンガポールで2番目に高い山です。
こちらのマーライオンは1998年に設置。高さは3.0m程。
現在マーライオンに触られないように柵がしてありますので、人が映り込まない写真が撮りやすくなっています。周りを見渡すと、セントーサ島のマーライオンタワーが観えますよ。
マウントファーバーへのアクセスは以下の通りです。
ハーバーフロント駅よりゴンドラを利用する
トレイルコースを利用し徒歩で登る
タクシーを利用する
Hop On Hop Of BUSを利用する
頂上付近まで車で乗り入れられますので、タクシーやHop On Hop Of BUSだと疲れることなく訪れられます。ただHop On Hop Of BUSは本数が少なすぎて利用するか悩みどころです。ハーバーフロント駅よりゴンドラで来ることも出来ますで、記念にゴンドラに乗るのもいいでしょう。
実は海外のツアーでマウントフェーバーの見学が入っているので、午前10時には観光バスが次々と到着して団体客がたくさん訪れました。なのでゆっくり観光したい方は午前中がお勧めです。
"マウントフェーバーパーク(Mount Faber Park)"
【住所】Telok Blangah Rd, Singapore 099448
【アクセス】MRT:CC29 or NE1 Harbour Front (ハーバーフロント) 下車後ゴンドラ(マウントフェーバー行き)利用ならB出口へ。徒歩ならD出口へ(30分程度)
【営業時間】24時間営業
【入場料金】無料 ゴンドラ利用は別途料金
⑤シンガポール政府観光局のマーライオン
シンガポール政府観光局の敷地内にある、1995年に設置されたまだ若いマーライオンです。高さは3.0m。
オーチャード駅から徒歩で行くと約15分歩きますので、MRT駅からはタクシーかバスの利用がおすすめです。私は楽しみにしていた2階建てバスで向かいました。
バスを利用する時は、Google検索が簡単でおすすめです。目的地に「Grange Residences」のバス停を設定するとあらゆる場所から簡単に行先番号・乗り換え・所要時間が表示されます。バス停では時刻表を確認しなくていいので、ネイティブのようにバスを使いこなせます。バスは小回りが効くので、暑いシンガポールでは利用価値大です。
乗車中は次のバス停の表示はありますが音声案内・接近案内はありませんので、Google Map で現在地を確認しながら乗車しましょう。
"シンガポール政府観光局(Singapore Tourism Board)"
【住所】Tourism Court, 1 Orchard Spring Lane, Singapore 247729
【アクセス】MRT:NS22 Orchard (オーチャード)下車後徒歩15分
【営業時間】月曜日〜金曜日 午前9時〜午後6時(祝祭日を除く)
【入場料金】無料
最寄りのバス停からの行き方
「Grange Residences」でバスを下車し、近くの歩道橋を渡ります。シンガポール観光局の入口は大通り沿いではなく裏側にありますので、図のように進んでいきます。建物の中に入らなくてもマーライオンは見れますので、入口を通りこして裏側にまわります。写真撮影が終わったら中の見学もぜひしてみてください。
⑥・⑦アンモキオのマーライオン2体
設置は1998年。HDB(公団住宅)の駐車場入口の門番として目を光らせています。こちらは観光地ではありませんので観光客はいません。そして、緑豊かな地域なこともあり熱帯地域特有の鳥の鳴き声が聞こえてきます。
"アンモキオ(Ang Mo Kio)"
【住所】Ang Mo Kio Ave 1, シンガポール
【アクセス】MRT:NS16 アンモキオ (Ang Mo Kio) 徒歩約20分
【営業時間】24時間
【入場料金】無料
歩くとかなり遠く感じ暑さと湿気で体力を奪われますので、バスでの移動がお勧めです。
往路 バス停「Opp Ang Mo Kio Stn」から74番もしくは88番で2駅乗車し「Aft Blk304」で下車。その後徒歩3分程。赤丸の位置に「Ang Mo Kio」のモニュメントがあるので記念撮影をどうぞ。
復路 バス停「Blk220」から262番で7駅乗車し「BLK442」で下車。こちらは目の前に停車するのであまり歩かなくていいルートです。
⑧日本の函館にあるマーライオン
出典:livedoor.blogimg.jp
最後は日本の北の大地、北海道の函館にあります。シンガポール国外で唯一公認をもらっているのが七重浜のマーライオンで、マーライオン公園の定番マーライオンと同じサイズです。
函館市及び函館市民の熱意で、シンガポール政府観光局の協力のもと、1989年北海道の函館スパビーチに設置。海の守り神となっているマーライオンのお陰で、海の事故がなくなったと言われています。
昔は口から水が噴出していたのですが、現在は水は出ていなく放置状態とのこと…
こういった国同士の交流目的で設置された建造物は税金を使ってきちんと維持してもらいたいものです。このままだといずれ公認をはずされるかもしれませんね。
2021年11月 無事に函館マーライオンを訪問することが出来ました。
"函館 マーライオン"
【住所】〒049-0111 北海道北斗市七重浜8丁目4
【アクセス】道南いさびり鉄道 七重浜駅もしくは東久根別駅
【営業時間】24時間
【入場料金】無料
いつか公認になるかも?非公認マーライオンをご紹介
公認マーライオンの以外にもあちこちにマーライオンはあります。この中から見事公認を勝ち取るマーライオンが現れるかもしれませんね。
➀シンガポール観光局の建物内
外の公認マーライオンを見た後は、建物内のこのマーライオンもみておきましょう。以外にしっかりと作られています。
見切れてますが、2枚目の写真の左下に「Where's the Merlion?」の題のもと、シンガポール国内の公認マーライオンの位置が記してありますので確認するのもいいでしょう。
所在地は公認マーライオン「⑤シンガポール観光局のマーライオン」を参照してください。
② セントーサ島 広場
セントーサ・エキスプレスのWaterfront Station(ウォーターフロント)を降りてユニバーサルスタジオに向かう途中の広場に設置してあるのですぐ分かるでしょう。横から見ると超薄いです笑
"カラフルマーライオン"
【住所】 Sentosa Island, Singapore
【アクセス】セントーサ・エキスプレス: Waterfront Station駅下車 徒歩1分
【営業時間】24時間
【入場料金】無料
③モール「Vivo City」トイザらス内のLEGOマーライオン
こちらのマーライオンはなんとLEGOで出来ているんです。台座から顔までしっかりと作られていて一見の価値有だと思うのですが、人だかりは全くありません…
店内に入って右手の方をみればすぐ見えてくると思います。
セントーサ島で遊んだ帰りにVivo City に寄って見学してみてはいかがでしょうか。
"注意"実はVivo CityにはLEGOのお店もあります。設置場所はそこではなく、トイザらス内のLEGOコーナーです。
④マーライオンアイス
こちらはマーライオン公園内のお店で売られているアイスです。
非常によく出来ていたので載せてみました。
色んな味があるのですが、白色に近い色は残念なことにドリアン味しかありません。他の味は安いのですが、ドリアン味だけ約14S$と少しお高いです…
もし購入したのであれば、アイスと一緒にマーライオン像の写真を撮るのも面白いと思います。
⑤ザ ショップス アット マリーナベイサンズ内 エルメス
The Shoppes at Marina Bay Sands
こちらは「ザ ショップス アット マリーナベイサンズ」という地下に広がる巨大ショッピングモールの中のエルメス店です。そのショーウィンドウにお高そうな…いや気品あふれるマーライオンが飾ってありました。
意外な場所でマーライオンに出会えて少し感動を覚えました。
"The Shoppes at Marina Bay Sands エルメス"
【住所】 10 Bayfront Ave, Singapore 018956
【アクセス】MRT: CE1/DT16 Bayfront 駅
【営業時間】日~木 10:30~23:00 金~土 10:30~23:30
【入場料金】無料
⑥チャンギ国際空港第1ターミナル
たまに検索に出るのがチャンギ国際空港第1ターミナル内にあるマーライオンです。
空港内だから帰りにでも見ようと思っていたのですが…
見当たらない…
それもそのはず、どうやら出国後の制限エリア内にあるようなのです。
今回はターミナル2からの出入国だったので、見ることが出来ませんでした。
そして、ターミナル3にもマーライオン像の写真が載っていたので、もしかたら、各ターミナルにいるのかも?
もしご存知の方いらっしゃいましたら、ご一報お願いします!
まとめ
その他にもマーライオンに関する物がたくさんあるとは思いますが、もしまた見つけたら更新していきたいと思います。
今回マーライオンツアーをやってみて、かなりマーライオンに愛着がわきました。
あなたはどのマーライオンが好きですか?
ちょっとでも気になった方は、マーライオンツアーおすすめします!
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