いろんな子育て論があるけれど

お久しぶりです。

前回張り切ってワクチンについて書いてみたけれど、専門家じゃない私は過不足のない情報を盛り込んで記事を書くには力不足だとわかったので、今度は子育てしながら思ったことを書いてみようと思う。

私は子供を産むことになってから何冊か子育て本を読んだ。近くに相談できる人がいないし、野生を失いまくった自分が本能で子育てできるとはとても思えなかったし、本が好きだったから。

どうやら、多くの本に共通する大事な考えは「子供が伸びようとするのを邪魔しないように」ということみたい。ちなみにモンテッソーリとアドラー心理学が今のはやりっぽい。

子供はみな伸びようとする性質を持っている。常に探索し成長している。だから興味を持ったことを邪魔せず、環境を整えてやれば自分で伸びる。こちらが無理やり何かを押し付けるよりずっと。
そのためには子供を観察しないといけない。いま何に興味を示しているのか気づかないといけない。何もないサークルに入れてこちらに都合のいい物だけ与えればいいってわけじゃないから、危険もある。危険に突っ込んで行こうとしているときは止めないといけないし、安全な方法でそれを経験できるか考えないといけない。けっこう大変。

我が家はそれをそこそこ実践しようとしている。日中は仕事のため預けているから朝晩と休日だけだけど。それをやれている要因は、時間的な余裕を持つことと、「子供は思い通りにはならない」、「完璧は無理」という前提を持っていることだと思う。あと「子供の目線を一緒に楽しむ」かな。子供の相手をしている時間は家事はできないものと半ば諦めている。お花を見せたいのに他の物に興味を示しちゃったときは「お花モードじゃなかったねえ」と思って一緒に他の物を楽しむ。子供の気持ち(と思われるもの)を言語化して「穴があるねえ!」「お花かわいいねえ」「動いたね」などと言いながら一緒に観察する。やって欲しいことは早めに声をかけて(まあだいだい聞いてない)、やるモードになるまでなるべく待つ。触られたくない物は初めから目に触れないようにしておく。うちのティッシュは子供の手が届かないところにあるし、引き出しを開けられるようになってから引き出しに入っていた刃物はもっと高い場所に移した。今は私の蔵書をどこへ避難させようか思案中。
そして何かに興味を示したら、ちょっと面倒なことでも(砂まみれになったり服が汚れたり)自分が許容できる範囲で好きにやらせてみる。
そうやっていろいろ探索する我が子を見ていると、自分がかつて何かを教わり習得した時を思い出して懐かしい。瓶の蓋を閉めるやり方、本をケースに戻すコツ、チョロQは手前に引くと勝手に進むこと(いずれも我が子はまだできない)。

この方法の目指すところは「幸せに生きられる」「自分で人生を切り拓ける」「自律できる」というあたりなのかな。詰め込み教育の時代をへて、景気の低迷もあってか高い学歴はあるんだけどうまく人生渡れない、みたいな人が大勢いることがわかって、環境に関わらず「幸せ」に暮らすことがもてはやされている気がする。まあこう育って幸せになれるかはわからないけど。

この方法がいい子育てなのかはわからない。少なくとも今の流行りだけど、それは今の時代の空気に合っているというだけで戦時中ならこんな自由に育った子は生きづらかったかもしれないし、究極その子が人生を終えるときまでわからないんじゃないかと思う。でも私はどんな風に子供を育てるか考えないといけないし、いいと思うやり方を選んで実行しないといけない。

きっとずっと考え続けると思う。もし第2子ができたらまた悩むと思う。第3子でも悩むと思う。今のところ子育てめちゃくちゃ面白いので、引き続き悩んで楽しんで喜んでやっていけたらいいな。

というわけで今後しばらくは子育てブログみたいな感じで書いてみようかと思います。三日坊主の筆不精なのでどうなるかはわかりませんが・・・



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