予防接種について考える

子どもに予防接種を受けさせない人たちがいる。
受けさせる人も、受けさせない人も、子供を大切に思っているのは同じだし、害なすものから子供を守りたいと考えていると思う。
行政からは予防接種のお知らせが届くし、大多数の親が予防接種を受けさせている。何も考えていなければお知らせの通りに受けさせるだろうから、受けさせない人たちこそ真剣に予防接種のことを考えたんじゃないかと思う。受けさせない人はどうしてそうすることにしたんだろう。

①予防接種が必要なものだと思えない
②予防接種で打つワクチンが子どもに害を及ぼすと思う
③得体の知れない薬を打たれるのが不安
④うっかりしていた

こんなところかな、他にもあれば教えてほしい。
④についてはまあ仕方がない、というか0歳児対象の予防接種って特に沢山あって資料を見るだけで頭が痛くなるよね。これについては便利な予防接種スケジューラーアプリやサイトがあるので検索してみてください。推奨期間を外れてしまっても、子供の未来を一緒に考えてくれる医師なら慌てて病院に来た保護者を責めたりはしない。きっとスケジュールの相談に乗ってくれるはずだ。

①や②のような、意志を持って予防接種を受けさせない人たちは、どうしてそうすることにしたのか。予防接種を受けさせているけれど、③のように何となく不安を感じている人もいるのでは。
私はまだそういう人と直接予防接種の話をしたことがないけれど、そういう人のSNSへの投稿や伝え聞いた話からは、かつて医療に不信感を抱く出来事を経験した方が多いように思う。辛い時に真剣に取り合ってもらえなかった、担当医に頼れないと感じた、アレルギーで辛い思いをした、など。
その時は本当に辛かったと思う。医療者の対応にまずいところがあったかもしれない。現代の医療の限界があったかもしれない。
でも医療の全てに絶望しないでほしい。
予防接種は確かに必要で、効果がある、200年にわたる医療者の努力の形なのだ。

予防接種を推奨する意見と、否定する意見、ぜひ両方に耳を傾けてみてほしい。否定する意見の裏にはきっと不安があって、様々な研究結果がそれを払拭してくれると思う。かといって100%安心と言い切れるものでもない。医療者としては、打たせる不安と打たせない不安、打たせる安心と打たせない安心を正しく天秤にかけられるようなサポートができればいいなと思う。

このnoteは私の覚書のようなもの。
私は免疫や小児の専門家ではないけれど、自分が自信を持って子供に予防接種を受けさせるために、不安に思っている人に偏りのない情報をお伝えできるように、調べたことを残しておく。
記事の誤りに気づいたらぜひ教えてほしい。私や読んでくれる方の知識向上のため、できれば情報源も添えていただけるとありがたい。

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