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東北旅1 まず青森市。気温9月半ばで30度の暑い1日

今回の旅は棟方志功の展示、棟方志功記念館、そして五能線に乗ることに絞った。イタコとか下北半島とか十和田湖は今じゃない。というか1回の旅行で全部行くとか無理なんだけどついつい詰め込んで周遊旅をしたがる性分。

九月半ば、しかし気温は30度。東京と変わらぬ暑さで東北に来た感じは全くしない。でも温泉はありがたい。
青森はあちこちに温泉があるらしいが、青森駅近くにある温泉が「まちなか温泉」。銭湯価格での温泉で、スーパー銭湯のような作りだが湯を侮ってはならん。ちょっとぬめりのあるお湯はあっという間に体が温まる。なんと、風呂にヒバの丸太が一本浮かんでいたのでぶら下がってぷかぷか、楽しい。いいお湯。温泉の看板表記はPOP体フォントだが、まあ許容するわ(笑。
上はホテルにもなってるらしい。また来たい。

許し難きポップ体…でもお湯に満足…

風呂前に散歩ついでに見つけていたのが、「お茶漬け 酒どころ」とあった年季が入った木造2階建のお店。

まさか大混雑とは思わず。


温泉上がりには店が開いており、入っていいですかーと言ってカウンターに座ったら、カウンター向こうの厨房でおばあちゃん3人が黙々と働いており、コース料理を出してくれる店だった。注文多くて相当忙しそうだった。とりあえずビールを頼んで待つ。
店は奥や2階があるがほぼ埋まっているらしく、ひっきりなしに酒の追加が入っておばちゃんたちは忙しそうだった。(後から仕切る若い人がやってきた)
カウンターでビールを飲みながら厨房で働くおばあちゃんたちを観察していると、よくこのコロナ禍を超えて店を続けておられたなと思った。

みず、はフキのようなアクはゼロ
お茶漬を看板に書くお店も減った今。


ごぼうのきんぴらと、「みず」と言う青森でよく見る野菜のおひたしが美味しかった。蕗のようだが癖はなくみずみずしい。日本酒を頼んでヒラメの刺身、焼いたホタテ、〆の粕汁食べた後で、追加でお茶漬け(鮭)食べておしまいにした。

そしてビジホでシャワー浴びたが、ついつい日常習慣でタオルでカランなどを拭き上げてしまいまして、日常と切り離すには何が必要?なんて思いながら寝ました。


青森のAですかね。

翌朝は早朝から周辺を歩き回った。青森のAを形取ったんだろうね、あのビル。神社では秋祭りが終わったのでお神輿を片付けていた。狙っていた喫茶店は臨時休みだった。


スナック街の名残りか。


八甲田丸。記念館になっている。


八甲田丸という船で「青函連絡船には列車が乗って北海道に渡った」その意味がやっとわかったり(船の中に線路が引かれてるのね!あと毛布を白鳥ぽくするとか、船の中の時計がうちのと同じとかいろいろ)。フォントがね、たまらんですよね。


船内、下の方に行くと車両やボイラー室も見られます。

この線路が船内に続いている
駅から繋がっていたのだろう。



隣にあるのがねぶた展示館「ワラッセ」、ねぶたの本物展示は思っていた3倍は大あって大迫力。ねぶたには絵師がいて(ねぶた師という)弟子がいるなかなか厳しそうな世界であること、これどうやってどこで作るの?ここにどうやって運び込んでん?分解?など全然わかってない素人の疑問を説明員の人に聞いたりして(わかりました)、これは実際に見たいと思った。他国もだけど、行ってみないと分からないこと、実感が湧かないことは多数ある。

高さがあんまないので大人は座るぐらいでしょうか。


上下で切られたりんごのオブジェあったけど、サザエごっこをするにはちょっと高さ不足で、俺が入ってみたが無理だったので諦めた。タイミング悪く周りに誰もいなかった。。。

駅近くにあった八百屋では自分の好物であるネクタリン(剥かずに食べられる桃)と、唐辛子繋いだものを買った。唐辛子繋いだものはおばあちゃんが雑談している八百屋で値段を聞いたら「200円ね〜」って言われた。え。。。1000円ぐらいで観光地で売っててもいいのに。。。

唐辛子の赤が眩しい

のっけ丼が名物らしい市場に行った。食券を買って刺身を乗せていく。私の場合は赤身魚にあまり興味がないので、「ヒラメたいクロソイまぐろカンパチアジうに」、ご飯とカニ味噌汁で10枚で自分にはちょうどよかった。ヒラメとカンパチとアジ美味し。あと、別で食べたホタテがやたら肉厚でうまい。知らなかったホタテって美味いんだな。

のっけ丼楽しいです。

駅前のロータリーでバスを眺めて「青森市バス、マークもかわいー」などと思いつつ、コインロッカーのICカード式に戸惑うご年配をヘルプして、大急ぎで弘前に移動。JR東日本なので発車ベルがいつもと同じで旅情減るが仕方ない。JR東日本は広い。

2023年9月

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