見出し画像

Syachiku meets 聖黒

はじめまして、喃々と申します。noteを始めるにあたって何から書こう?と考えた時、それはもう『聖なる黒夜』一連のことしかないよね!と思った。ここ最近密かな愉しみを与え続けてくれているシリーズ。

始まりは先月ふらりと立ち寄った本屋さんの文庫コーナーで『所轄刑事 麻生龍太郎』をたまたま手に取ったこと。もともと推理小説や刑事ものが好きなのでふと表紙に惹かれて、目次を見ると1話完結のようだし下町を舞台にした刑事さんのちょっとほのぼの成長物語?くらいに思って購入。

その予想はのちに大きく裏切られることになるんだけど、「あの時軽い気持ちで買ってくれてありがとう私!!」の一言に尽きる。

所轄刑事を読みながら気づいたらAmazonでシリーズを一気ポチしていたので届いた順に読み漁っていくことになった。所轄刑事麻生龍太郎→リコシリーズ1&2→聖なる黒夜→私立探偵麻生龍太郎→リコ3 という今振り返るとちょっと笑えてくる謎の順番。でも結果的に良い順番だったのかもしれない。
(リコ3が後ろにずれたのは、2の『聖母の深き淵』を読んで麻生と練のことが気になりすぎて居ても立ってもいられなくなったから。これは無理だ、やばい…やばい…と震えながら聖黒を開いた)

それぞれの本について、特に聖なる黒夜については改めてじっくり書きたいんだけどシリーズとの出会いのきっかけになった所轄刑事について少し。
短編を読み進めながら あー麻生さんと及川さんって素敵な関係だな…刑事もので同性カップルをこんなに自然に入れてくるなんてさすが令和だな、良いなぁ…と思い、待てよ?と。なんか時代背景が古いな…え、初版発行2007年?!そもそもこのお話の舞台が80年代なの??!と驚きの連続(予備知識ゼロすぎる)。
その辺りから完全にのめり込んでましたね…

ふたりに関する描写は好きな場面ばかりなのだけど、たとえば『大きい靴』の中で捜査中一緒になった時に三和土に座る麻生を及川が軽く蹴るところでにっこりしちゃったり。それからのふたりの歴史を思うと色んな感情が混じり合って心中ぐちゃぐちゃになるんだけど…

あとこれはこの世界通して言えることだけど、龍と練 / 龍と純 / 韮崎と練 等々どんなに妄想して彼らについてあれこれ考えてもそれら全てが⋘公式⋙だって事実に何度でも新鮮に感動するし感謝してしまいますね。
仕事してても何しててもふと気づけば彼らのことを考えてるし、まさにドボンしたとしか言えない…楽しい……

令和4年は聖黒元年です。