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今更ながらシビュラシステムってなんで裁けるんだろ、、、

外出制限で暇すぎて、、、、ネタバレ含みます。

昔からアニメはちょくちょく観てましたが最近やっとサイコパスを観終えました。

一期ははるか昔に一応観てたのですが二期以降を観るにあたってもう一度最初から観直しました。シーズン4まで。

やっぱりこういう近未来系のアニメは見ててわくわくしますね。男心に刺さりまくります。あと思考が深くてしっかりと思想のある敵も大好物です。

ただこの作品一番面白いのが必要悪として描かれるシビュラシステム。
最初はすげーって思ってたけどだんだん不信感が募ってきて蓋を開けてみれば悪人の脳みその集合体。かなり衝撃的でした。

衝撃の後ふと思ったのが
「なんで悪人の脳みそで善悪がわかるの?」
悪人は善なんでわからないのじゃないの???そいつが測る善なんて信用できるの?っていう疑問でした。

わからん、、一期を観た当時もさっきまでもしっくりきてなかったんですがさっき量子力学の問題を解いてるときにふと思いました。

「シビュラシステムの悪人の脳それぞれが基底なんじゃないのか?、、、」

シビュラシステムもシーズン4の最後に
「一般倫理にとらわれない特徴的な視野を持つもののみ」
といっておられました

この世界がx,y,zの三次元の座標で物体の位置関係が描かれるように善悪の表現が悪人の脳を軸として表現できるのではないかと、、、、

一般倫理はすでに構成されている悪人の脳の指標で表現できる空間でその空間で表現できない人が免罪体質となり迎えるべき存在なのではないかと、、

簡単な例で言いますと、、、、
殺人犯と下着泥棒の思考が全然違うとします(僕はどちらでもないので本当のことは知りませんが、、、)
これは殺人犯の基底と下着泥棒のベクトルがそれぞれが互いに直交している基底であるといえます。主成分分析の各成分とも考えれるかもしれません。

シビュラシステムが殺人犯だけで構成されてるとしましょう。
下着泥棒は血や死体には興味があまりないでしょうから(知りませんが、、、)殺人犯パラメータはそれほど高くないはずなのでおそらくクリアな色相になるはずです。

逆もまた然りでシビュラシステムが下着泥棒だけだとします(かなりキモイシステムになってしまいました)
そうなると殺人犯は下着なんかに興味はないでしょうから(知りませんが、、、)下着泥棒パラメータは低く、色相はクリアです。

こうなってしまうと悪人を全然裁けません。公安局が毎回ドミネーターを使えず格闘しなくてはいけません。ガタイの良い人しか刑事課になれませんね。アニメにはかわいい女の子がいてなんぼです。

こうならないためにはシビュラシステムがあらゆる種類の悪人を取り込み基底を増やす必要があるのです。評価する成分がたくさん必要なのです。こうすることであらゆるタイプの悪人の評価を行うことができるようになることでしょう。

とすると免罪体質はこれまでのシビュラシステムにはなかった新しい基底、成分なのでしょう。これまでの空間では評価できなかったということです。槙島聖護はこれまでのどの悪人の思考にも似ていない悪人だったのでしょう。だからシビュラシステムは迎え入れたかったのでしょうね。今後槙島聖護と同じ種類の人間が現れても裁くことができるようになるので、、

ただなんかシーズン3以降この色相のありがたみというか重みが減ってるような気がします、、
セラピーしたら色相よくなるとか
宗教に入ってたら色相クリアになっていくとか
梓澤廣一も最後シビュラシステムに敵意を示して濁りましたけど
それまで自分が手を下してなくてゲーム感覚でやってるから濁らないってのはどうなのかなあとも思ったりしてます。だいたいの悪の組織はそうでしょ。

そんな梓澤廣一も最後かなり盛大にフられてました。基底にはなりえなかったのでしょう。新しい視野を提供できるわけでもなくただ独善的だったと評価されていました。最後はもうシビュラシステム内定済みの慎導灼の意思が反映されて殺害は免れましたが、、、

というかシビュラシステムって結構感情的というか波が激しいですね。
ちゃんと基底はとってるけど正規化はされてないんでしょうか笑。
二期とかでも対象者のお母さんが出てきたりと個人の事情入り込みすぎでしょ笑。

まあ慎導灼の意思の影響が大きく出ちゃったのはまだちゃんとシステムに組み込まれてないから調整ができてなかったんだよね、、、、って言い訳はできるかな?

サイコパスってこれ続きはあるんでかね?ありそうでしたね。常守茜出てきてましたもんね。たのしみです!!!

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