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桃李成蹊

言葉について、皆さんはどう思うでしょう。言葉といってもいろいろあります。船や机などの一般名詞。走るとか、飛ぶなどの動詞。人は言葉なしにはコミュニケーションを取れないうえ、言葉の使い方で人間関係がうまくいくかどうかが決まると思います。人は言葉でできている、とはよく言ったもので、言葉を一つ知っているだけで人生が変わります。しかも、自分の人生だけてなく、周りの人の人生にもプラスに働く可能性があるのです。これって、とてもすごいことだと私は思うのです。

そこで、今日は私の好きな言葉を紹介しようと思います。好きな言葉はたくさんあるので、今回はそのうちの一つということで。

その言葉とは、タイトルにもあるように、桃李成蹊という言葉です。高潔な人物は、何もしなくてもそこにいるだけで周りに人が集まってくるという意味です。桃李というのは文字通り、桃とスモモのことです。成蹊というのは道ができるという意味です。桃やスモモは美味しいですよね。だから桃やスモモのなる木には人が集まります。まとめると、おいしい桃やスモモの木には何もしなくても人が集まるための道ができているという意味なんです。

私はこの言葉を、とある科学の超電磁砲というアニメで知りました。私の大好きなアニメです。このアニメの登場人物の婚后光子というキャラクターが言っていました。婚后さんはもともと、自分を大きく見せようとしすぎて友達ができませんでした。ですが、主人公の御坂美琴の人柄に触れることで変わることができた。そして、桃李成蹊という言葉の意味を少し理解できた。婚后さんが言っていたように、高潔さや徳の高さというものは自分から見せつけるものではありません。周りが評価することです。自分からアピールするのは、むしろ徳の低さを強調してしまう気がします。

私は、人生において一番幸せなことは人に恵まれることだと思っています。いつもどこでも会う人に恵まれ、笑顔を作ることができたらとても良いことだと思いませんか。だから、そのためには、まず自分が周りのためになることを進んでやらないといけません。私は自分が周りにしてあげた分だけ、恩恵を受けることができると思っています。それも、計算高くてはいけないのですが。そこら辺もろもろの意味を、桃李成蹊という言葉は含んでいるので、私はこの言葉が大好きなのです。自分から多くのことを与えられる人間になりたいですね。

それでは

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